『福運集団の社長奮闘記』

私が感動した事・驚いた事・日々感じた事をたくさん綴っていきます!

小事が大事

2009-03-26 17:53:38 | Weblog
『建設は死闘、破壊は一瞬!』



(隣のお家の黄色い花が、そよ風に揺れて当社の建物を引き立ててくれています。暖かい太陽の光を受けて、春の草木も喜びの歌声を奏でてダンスを踊っているようです。春はあらゆるものを甦らすパワーを持っています。)


 こんにちは、今日は、本当に春うららの暖かくて、なんだか眠くなるような気持のいい日でした。桜の花もあちらこちらで、芽吹いて咲いてきています。本当にこの春のパワーは、素晴らしいものですね。すべてを心の底から躍動させるすごく暖かいホットなエネルギーを皆さんも感じるのではないでしょうか。


 そんな時こそ、そっと身近なものに、小さな物事に目を向けて見るのもいいものです。



(当社の裏庭、栄光の庭の柿の木の新芽も顔を出してきました。新芽には青年の心のように勢いとパワーが感じられます。)



(気持ち良いそよ風が、古民家ときめき再生の旗をなびかせています。まるで自然や環境までが、当社の事業展開を応援してくれているようです。春って不思議にそんな気分にさせてくれます。)



 草や木々、花や空気や温度湿度、天候、空の色、海の色、雲の色、太陽の輝き、鳥のさえずり、川のせせらぎ、物事の音響、音楽、人の声、人の表情、など身の回りの小さな小さな事柄が私たちを取り巻き、毎日のようにそれぞれが少しずつ変化をしています。


(タンポポの花に、かわいい蜜蜂が、暖かな陽気に鼻歌を歌っているようで、せっせと手際よく甘い蜜を分けてもらっていました。なんだかタンポポもうれしそうです。)


 しかし、その少しの変化に気付かずにいると、大きな失敗を犯してしまいがちです。『小事が大事!』なのです。



(この澄み切った青い空を見て下さい。吸い込まれるような青さです。栄光桜のつぼみもピンク色に膨らみ、咲きかけのつぼみが、あちらこちらに見かけられます。何もない枝から、黒い芽が出来、緑がかった色に変わり、芽が赤く色づいてきます。そして、こうした見事な桜の花に変身をして行くのです・・・。よく考えると本当に不思議なことです。 地球が一つの生命体であることがなんとなく解るような気がします。)



 今日本の文化や伝統などいろんなものが、海外の国々から注目をされ出しています。日本野球も世界ナンバー1になりましたが、注目をされるその根本の一つには、小さな事、細やかな事を大事にして極めつくしている事だと思います。「江戸しぐさ」や、サムライ、花道、武士道、茶道など、なすべき事に、物事に深い仏法と云う精神性が込められているのです。



(一年に一度咲き、それもせいぜい2週間の短い花の命です。しかし物言わぬこの桜が、自身の姿を通して、どれだけ多くの人の心を和やかにし、生きている喜びを与えているのでしょうか。本当に素晴らしい花だと思います。だから栄光桜だと名前を付けました。人もこの様な生き方が出来れば、最高に幸せな人生だと、桜の花を見るたびに、私は思い感動しているのです。)


 仏法では「教主釈尊の出世の本懐は、人の振る舞いにて そうらいけるぞ」と教えられています。すなわち、人間が本当の幸せを勝ち取っていくための教え(仏法)の根本は、人としての振舞いなんですよ。他人への細やかな配慮、小さな事にしっかりと目と、心をいきとどけさしていくことですよと教えられているのです。


(現実の社会には、このように自らの危険を顧みず人の命を救っているのです。こうした仕組み作りが理想の平和安心社会に繋がっていくことでしょう。全ての人間が持っている、こうした善性に働きかけ、そうしたつながりの輪を広げていくのです。そうして、誰もが同じように心に持っている人間の魔性と戦っていくのです。)



 そのことを無視してしまうと、大きな失敗に繋がり、人間関係も崩れてしまいます。近年、いろんな業界の偽装問題や政局の汚職疑惑や大手大会社の経営破たんなどは、根本的には小事を無視してきた結果だと思います。 そうです!『破壊は一瞬、建設は死闘!!』なのです。 血のにじむような努力をし小さな1つ1つを大事にして、労苦に労苦を重ねつつやっと物事は成功を納めていく訳ですが、そうした努力も、得た身心共の財産も、ちょっとした油断と小さなミスで、一瞬のうちに崩れ去ってしまうのです。


(破壊は一瞬!すべてを崩壊させてしまいます。こうした大惨事も最初はほんの小さな事から始まります。つまり、コンクリートの中の鉄筋を少なくして利益を上げようとする。そして、行き着くところ慢心と油断からこのような大惨事になってしまったのです。)



 私の煩雑な机の脇には、「小さな親切 大きな成果」の一句がいつも私を見つめているのです。


(古民家再生の大きなキーポイントは、「もったいない」精神です。そしてそこに心をこめていかなくてはなりません。木の心を感じ、匠の技士の心をこめ人の思いをこめて再生工事は進んでいくのです。「小事が大事」、「破壊は一瞬!建設は死闘!!」これらの一言一言に想いを込め、自身に言い聞かせながら・・・・。)
 


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