『福運集団の社長奮闘記』

私が感動した事・驚いた事・日々感じた事をたくさん綴っていきます!

「土佐匠会」発足に向けて!!

2009-03-09 22:16:07 | Weblog
失われゆく、伝統の技を後世に残そう!!



 こんにちは。先日、福運集団の雑談の中から、話題になったのが、大工さんの仕事の件でした。世界的な不況のあおりを諸に被って、大工さん等,伝統の巧みの技を持つ方々が大変な状況になりつつあるのです。


(お酒を交わしつつの雑談の中から、大変貴重な意見や、問題点が見えてきたりします。大切な事は、お互いに忌憚なく云いたい事が、言い合える関係の仲間を持つ事が大事だと思うのです。こんな中から『土佐匠会』の立ち上げにつながっていったのです。)





 毎日の生活の収入源が断ち切られる事は、匠の技を持つ技術者の死活問題にかかわってきます。生きていくためには、大工、左官、指物師等の匠の技を放棄せざる終えない方々が急増して行っているのです。



(昔の指物大工の匠士達が創った見事なつい立です。1つ1つのパーツに見事なまでの魂がこもっています。まさに日本が誇れる匠の技です。)



(こうした彫り物も、出来る今では貴重な匠の技を持っている方の作品です。こうした伝統ある匠の技によって私たちの自慢できる日本の伝統文化が育んでこられたのです。)



 こうした傾向は単に、大工さんや左官さん等家創りの匠士だけの問題ではなく、日本古来の素晴らしい、伝統文化の損失であり、私共も含め国民の大きな宝物の放棄に繫がりかねないとの結論に達しました。


(現代の名工 田中棟梁の仕事の場面です。匠の技を生かすことが少なくなって出来上がった社会が、今見直されつつあります。)



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(龍の彫り物です。こうして木に命を、魂を吹き込み創りあげていくようです。)




 大工さんがいなくなった!左官さんがいなくなった!こんな世の中を考えて見てください。世の中の素晴らしさが、半減してしまいます。


(林業県の高知県ならではのこうした間伐材の木を使った建物も匠の技術と工夫で、田舎ならではの魅力や力となっていきます。)




 人間が生きていくために最も必要なものそれは、『衣、食、住』です。 その中でも、特にメンタルな面で『住』は、現代のストレス社会には、なくてはならない大事な部分を占めているのです。


(坂本竜馬は、激動の変化の時に、自分たちの藩と云う小さな殻を破って、日本と云う大きな視点に立って、海外の国を手本に学び行動を開始しました。 その竜馬の志と同じく、今こそ日本の伝統技術が、日本のみならず世界が求める時代がきていることを知り、匠士たちが力をつけ成長するときだと思うのです。むしろ、大きなチャンスの時かもしれません!!)



 そこで、8人の発起人の下、『土佐匠会』を発足する事が決まったのです。



 発起人は、田中融建築士事務所  田中 融 ・加藤建築士事務所 加藤 憲一郎   ・山本長水建築設計事務所 山本 長水(香南市移住) ・中脇建築研究所 中脇 修身・(有)邦成電気工事 藤原 悦雄・山中建築 山中 栄・上田建築 上田 典利・(有)岩城建築設計事務所 片岡 正治・以上8名です。
 
私も、この会で、大工の仕口、継手の技術を身につけようと思っています。月一回の勉強会を楽しみにしています。



 『土佐匠会』発足総会の日時は、3月20日(金曜日)18時開会です。場所は、香南市ふれあいセンターです。終了後、懇親会を、19時30分(会費5000円)より、場所をすし正に移して行ないます。




スローガン  『社会に貢献し、世界に通用する伝統大工の会』 を掲げ、木造建築の伝統の技を磨き、現代に蘇らせつつ、後世に伝えていく事を目的に、発足して参ります。



(木造建築の素晴らしさを、もう一度原点から学び直し、それを世界に発信できる力とその精神を身につけて行く会にと思っています。)




 賛同者は、是非ご参加の程をご連絡をお持ちいたしております。会費は、年間3000円を予定しています。(総会で決定)


 月一回の勉強のカリュキュラムや、会員の恩典は、今検討中ですが、決まり次第希望者個々に、直接お知らせいたします。


 お問い合わせは、当社、(有)岩城建築設計事務所が、『土佐匠会』の事務企画室となっていますので、よろしくお願いいたします。



(この太陽のように、いやそれ以上に、心燃やしているのです。そして全てのものを照らしゆくきっかけに、何としてもしなければと、8名の発起人一同、強く強く決意しています。)




 いずれにしても、世界に誇る、日本の伝統の匠の技を、世界に広めていく足がかりに『土佐匠会』がなることが出来ればと、強く思っているし、そうする使命と責任が、建築で育てて頂いた私達には、あると強く思っているのです。



 一人でも多くの皆さんのご理解とご支援を、一層よろしくお願いいたします。
コメント (2)
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