一週間前、大相撲の世界で親方が黒い方に本来は売買できない維持員席と呼ばれる、土俵下の溜席の券を融通させたと大きなニュースになりました。それを弊ブログでも書いたところ、多数の検索からのアクセスを頂いております。⇒記事こちら
その記事でも書いた通り、この一件で初めて「維持員席」なるものがある事を知った次第。また多くの方もこれで初めて維持員席というものの存在を知ったのではないかな。数多い検索からのアクセスでも、キーワードに「維持員席とは」など「とは」検索が多くありました。
その後報道は続いておりますが、あのK親方への処分は厳しかったですね。弟子の一門預かりという決定は額面通り受け取っておりましたが、それは実はK部屋の閉鎖という事で、二階級降格より厳しいものと思います。
もうこれ書いていいよね。かつて九州場所ではテレビに映る向正面席、しかもそこ目の前が土俵という一等地にほぼ毎日座られる方がいまして、それが九電記念体育館の頃からもう四半世紀以上も続いている方がいました。しかも複数。お一人は暫く前から、もう一人は一昨年あたりからお見受けされませんので、高齢で来られないのか、それとも・・・なのか思いましたけど、そもそも四半世紀以上も毎年毎年同じ席に座られるのは、余程の「タニマチ」なのでしょう。部屋の関係筋なのかどうなのか、どういう切符の手配なのか販売方法なのか、探偵!ナイトスクープに調査依頼したい内容でありました。それが今回の一件で解決したわけです。あの方も維持員なのでしょう。多分。
維持員席に座る維持員券(入場整理券)は、伝えられているように、
- 維持員証の本人のみ
- 売買できず
- 他人への譲渡禁止
ということですね。土俵際の溜席はテレビによく映り、だからこそ黒い方が希望されたわけですが、九州場所の方ほどではなくとも同じような顔が続く事があります。でも大抵は顔ぶれは違う様に思うんです。「あの席は昨日は女性だった」とか「今日は和服の方いてるな」とか顔ぶれは違っているようです。いや別にチェックした事ないですが、そもそも維持員でも15日間皆勤(観戦)出来る方はそう多くないでしょうね、おそらくですけど。
だとすると規則を規則通りに運用すれば、維持員席は空席が目立つ様になって仕舞います(おそらく)。そこで「見たい」という知人に「行ってこい!」と券を貸すことは有り得ると思いますし、それで毎日顔ぶれの違う方が溜席にいるのでしょうね。その拡大解釈で相撲茶屋扱いがあるのでは?と想像してます。でも報道では今後の対策として本人しか使えないように、維持員券(維持員の入場整理券)に維持員本人の名前を記す「記名式」も考えたら、と伝えていました。
日本相撲協会で本当に記名式を取り入れるかどうかは分りませんが、あの維持員が座る席は次回名古屋場所からは座り難いでぇ。テレビ桟敷で「あ、アレが維持員席か・・・」なんて興味本位でジロジロ見たりして。もう次回の名古屋場所では間に合いませんが、秋場所は微妙かな、この維持員席を含め溜席の扱いについて何らかの対策がなされると思います。でなければ、不透明感を常に抱く大相撲の席の販売、私のようなヘソ曲がりは「やっぱり止めとこ」と思ってしまいますで。
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