京都新聞web版11月25日記事からです。「バスの均一運賃拡大で調印式 市交通局と京都バス」の見出しで、京都市でも有数の観光地、嵯峨・嵐山地区では現在、乗る距離に応じた運賃制度から、京都市街地と同220円均一運賃にするとのこと。そのために京都市と民間の京都バス(株)とで11月25日、運賃制度の変更とする合意文書に調印したというニュース。
記事http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20131125000160
交通局公式webhttp://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000159168.html
京都市内の路線バスの運賃制度は、長距離は別として、市中心部は京都市交通局が主導権を握る均一制、左京区の大原方面や北区の山間部は京都バス(株)に主導権の対キロ区間制、市西部の阪急桂の方面は、阪急バスの対キロ区間制と京阪京都交通の特殊区間制と対キロ区間制、R162の周山街道高雄方面は西日本JRバスの対キロ区間制、山科区から伏見区南部は京阪バスの特殊区間制と、複雑に別れていまして、それらの地域と市中心部の交通局均一区間との間は運賃を調整する意味で「調整区間」と呼ばれています。
そして嵯峨嵐山地区は、京都バスが主導権の特殊区間制で、初乗りが190円で、最高270円まで、距離比例ではないですが、乗車区間が長くなるなると運賃が高くなっていく制度。
なので、嵯峨嵐山地区は大変観光客が多いエリアですが、運賃制度の違いから京都市バス均一区間に有効の一日乗車券が使えず、少なからず、トラブルがあると聞きます。観光客に分かりやすく利便性を高めたいとの懸案がやっと実現するわけですね。
今回の調印式のニュースでは、あくまで京都バスと京都市(交通局)の間で、嵯峨嵐山地区も均一運賃にするというだけで、その嵯峨嵐山地区でも何処までなのか、山の中の清滝も含まれるのか、嵯峨嵐山地区の京都バス運賃区間自体が均一区間に編入されるのか、詳細は分かりません。
図を作ってみました。大体右半分の淡い緑色地の部分が京都市交通局の均一区間、元が京都市営バスの路線図なので、京都バスだけが走る、清滝と苔寺は、当方で追加しました。
嵯峨嵐山地区の均一運賃への変更は、来年2014年3月22日からです。またこの日から500円の市営バス均一区間専用一日乗車券が、京都バスでも使えるとのこと。京都バスにも乗れるのは、嵯峨・嵐山への花園線、京都駅線、五条線だけなのか、洛北からの大原線、岩倉線、幡枝線も均一区間で乗れるのか、こtれも詳細はまだ分かっていません。
またチッポケな話ですけど、現在発売している均一区間一日乗車券でも京都バスに乗れるのでしょうかね。一日乗車券は、磁気券で、最初の乗車の際に日付を印字します。今、小生の手持ちで何枚か均一区間一日乗車券があるんです。これで3月22日以降は京都バスに乗れるのかな。
この京都バスの画像、紅葉の時期だけ走る西山線の西山高雄で撮影のものですが、西山高雄線の運賃は山間部の有料道路通行でもあり、別制度なので、均一運賃にはならないと思います。
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