mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

震災前の光景・youtubeの前面動画から

2009年02月24日 | インポート

 鉄道線路の配線や運転扱いで実情がわかる列車前面からの動画があります。そんな中からyoutubeで、アーバンエリアの京都→姫路間をノーカットの新快速動画がありました。

 この動画、撮影が1992年で、京都駅や大阪駅では配線変更前の様子がわかります。しかしそれ以上に心を打たれたのが、震災前の線路沿線の光景が映っていることです。摂津本山駅の手前にあった二階建て木造長屋、崩壊前の六甲道高架橋、そして芦屋~鷹取間の各駅では、ホーム上設備などが壊れ、運転再開にあたって更新されています。

 開始後39分で武庫川を渡ります。ここから地震動が強かったエリアで、43分の芦屋駅は木造のホーム上屋が崩壊しています。45分43秒で左に見える二階建ての木造長屋は、よくこの時代に残っていたなと思わせるほど重厚な年代ものの長屋。夏は暑そう。摂津本山駅到着前に見えたこの建物はちょっと印象深い建物でしたが、震災で取り壊されました。パレットブルーさんへ私信ですが、この木造アパートの向こうに見える三階建ての建物が、例の建物です。

 47分10秒で六甲道高架橋、これが崩壊したんですね。51分で三ノ宮到着。西口の階段の両側がホームになっており、震災復旧の際に東へ延ばし、この部分はホームではなくなっています。左側に交通センタービルが見えます。

 56分20秒に兵庫を通過してからは、大きな火災となったエリア。光景はすっかり変わってしまった地区で、見ていて心が締め付けられます。