mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

立春

2009年02月04日 | 季節・暦

 昨日に引き続き、時節柄のネタ。本日は2月4日、立春です。昨日の節分でも書いた通り、天球上の太陽の位置を示す黄経315度となった瞬間を春分点といい、その日が立春になります。今年はそれが日本時間では本日の午前1時50分です。

 今回もクダらないウンチクを書いてみますが、今朝は早いので資料を掘り出す時間がなく、記憶だけで書きますので、間違ったら指摘の程を。

 お正月の事を「迎春」や「初春」という言い方(書き方)をしますけど、これは中国での古い考えだそうで、立春を一年の始まりとした時代がかつてあった名残りだそうです。尤もその頃の立春の定義は現在とは異なりますので、単純な比較は出来ません。現在の旧暦(太陰太陽暦)でも平均すればこの立春が正月になるわけでして、そういう意味でも一年の節目の日ともいえましょうか。

 前段で「平均すれば」と書きましたけど、厳密には二十四節気の大寒の翌日から雨水の日までが旧暦元日になる可能性のある日でして、どの日が一番確率が高いということはなく、この期間内にほぼ満遍なくやってきます。そして立春より早く旧暦の元日が訪れれば新年立春、立春の日より旧暦の元日が遅ければ年内立春といいい、後者になる年は目出度さも半減するような詩が残るほど特殊な感じを受けますが、実際には新年立春も年内立春も出現率はほぼ半々です。そして立春と旧暦元日が一致すると、何か特別な嬉しさを覚えます。

 いわゆる「えと」と言われる十二支ですが、この立春から新しい干支の当番?が始まります。ですので今年は丑年ですが、丑の当番開始は今日からです。昨日の節分まで(立春点までか?)は子(ねずみ)年だそうですね。

 さて立春まであと一時間と少し。UBCラジオで???さん聴きながら、早よ寝よっと…。