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「ヤミ券売り場」急襲によせて。

2010-11-21 | ニュース 社会

競輪のヤミ券売り場、生活保護食い物に 山口組系が経営(朝日新聞) - goo ニュース

300人体制でこの「ヤミ券売り場のドアを爆破して急襲した」という記事が新聞に載ったときには正直驚いた。今日の記事はそれを暴力団の「貧困ビジネス」と位置づけているのだが、それだけで解決できる問題なのだろうか。私はこの地区には写真を撮るために時々出入りするが、この地区では暴力団はヤミ券を40~50年も前から売っていると聞いている。

●大阪市西成区にあった競輪や競艇のヤミ券売り場が10月、大阪府警に摘発された。捜査関係者によると、食事や酒が無料で振る舞われ、客の中には生活保護受給者も多く含まれていた。1口100円の賭け金で保護費が吸い上げられていく。府警や大阪市は、山口組系暴力団の一種の「貧困ビジネス」とみている。摘発から3週間後の10月27日。府警は東に約300メートル離れた別のヤミ券売り場、通称「デンスケ」を摘発した。市などの調査では、やはり逮捕者の中に保護受給者が含まれていた。府警は山口組の別の直系組織が運営しているとみている。

朝日新聞の記事より引用した。何日か前の記事で年金で暮らす高齢者がパチンコにはまってしまい、借金までつくる人も出てきているというのがあったが、一人暮らしの仕事もしない生活保護受給者が無料の食物や飲物がある「ヤミ券売り場」で時間を費やすのは、なんとなく解るような気もする。もちろんパチンコは合法でヤミ券は違法だが。人間が自分の人生をどのように、一日をどのように過ごすかは個人の自由で行政が介入することではないが、先にも書いたように40~50年も「ヤミ券売買行為」を野放しにしておいて、簡易宿泊所などで暮らす生活保護者が「貧困ビジネス」の犠牲者だというのはちょっと安直過ぎる考えではないだろうか。その地域をどのようにし、仕事も出来ないような生活保護者にどのような夢を提示するのかがお役所の仕事ではないだろうか。

今日の一枚も、「山の辺の道」です。

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