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峠旅 天生峠~牛首峠~二ツ屋峠~楢峠へ!!その2

2007-10-17 22:13:45 | Weblog
《峠旅 天生峠~牛首峠~二ツ屋峠~楢峠へ!!その2》

 牛首峠(1075m)の向こうは富山県旧利賀村(現南砺市)。初めて訪れるエリアでわくわくしてくる。自転車旅の最大の魅力は未知のエリアを自由に訪れることができるところだと私は思っている。

 旧利賀村。1982年から毎年開催されている国際演劇祭の「利賀フェスティバル」は内外の演劇界から注目を浴びるほどのイベントとなっているそうだ。

 峠より利賀川の源流にそって下り始める。道はまったくの未舗装で、道のいたるところに水溜りがあって走りづらい。下り切ったところが利賀川ダム、川底が透き通っているのが驚きである。

 砺波平野の最南部、岐阜との県境となる水無(みずなし)は利賀川ダムが昭和39年より建設され、その時に離村となったようだ。今も当時のまま、民家の石垣が残っていた。

 水無谷に沿って県道34号を東に向かう。道が大きく右に折れ曲がる辺りより峠への上りに入る。路面はダートとなり、やがて路肩の崩落したところへ出た。工事現場の方に許しを得、自転車を担いでやり過ごす。

 道はさらに荒れ始め、心細くなるが、同行のmiya氏は元気そのもので先行して行った。道が大きく左に折れた先で稜線上に出、ようやく二ツ屋峠(1258m)へと辿り着いた。これより先は岐阜県となる。峠の周りはブナ林であった。

 頑丈なゲートの横をすり抜け、累々と続く山並みを眺めながら後続の二人を待つ。陽も西に傾き、気持ちが焦ってくる。この時期の日の入りは18時頃、暗くなる前にはスタート地点に戻りたい。

 峠から少し下ると北東方向に大きな山塊が望まれた。飛越国境に位置する白木ヶ峰(1596m)のようだ。さらに下って国道417号へと出会う。舗装はされているものの、林道と変わりはない。出会いを左折し、大長谷川沿いに下って行けば風の盆で知られる八尾の町へと至る。少しだけ上がったところが楢峠であった。

 楢峠(1226m)から南東方向へは大きな谷が広がっており、飛騨古川や高山の町が遠望できた。その先にどっしりと構えているのは霊峰御嶽のようだ。山間の谷は大昔の断層であり、その割れ目から火山が噴火したとすれば、まさしく目の前に広がる景色はその典型のようであった。その筋の知識に詳しいtaji氏に確認すべきであった。

 最後の記念撮影を済ませ、ダウンヒルに入る。二ツ屋谷に沿った国道は豪快に高度を下げていった。日没との競争・・・宮川と出合ったところで国道360号に入り、右折して朝のスタート地点を目指した。

 飛越国境に位置する牛首峠、二ツ屋峠、楢峠と天生峠の四つを越えるというハードな山岳ツーリングとなったが、長年の夢がかなったことが嬉しかった。同行の三氏に最大の感謝を申し上げたい。

コースマップ
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=7164e6b1ce4296ef1fa347eb9876d297

フォトアルバム(期限限定)
http://album.nikon-image.com/nk/NK_AlbumPage.asp?key=1121213&un=49936&m=2&s=0

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