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輪旅 信楽から和束、宇治田原へ走る!!

2009-01-07 21:49:42 | Weblog
《輪旅 信楽から和束、宇治田原へ走る!!》

 気になる場所というものがある。暇に任せて地図を見ている時、草津~信楽~和束~宇治田原~石山のコースに目が留まった。どんなところだろうか・・・無性に行きたくなった。

 多分、何もないと思う。何処にでもあるような日本の田舎があるだけだろう。しかし、それがまた、たまらなくいいのであるが・・・

 JR草津駅を降り立つ。早速、自転車を組み上げ、駅前のアーケードを走り貫ける。信号待ちで並んだ電動自転車の主婦、青信号と同時のダッシュには驚いた。行き成り5メートル先を走っていたのには唖然とした。

 天井川のトンネルを潜ったところが追分・・・東海道と中山道の分岐点である。その先には当時のままの本陣が残っていた。

 県道2号に入り、国道1号線を横切る。橋の上より眺める近江冨士の三上山が格好良い。次に県道108号へ入る。

 平野にて県道16号へ左折をする。ようやく近江らしい家並みが現れてほっとする。その重厚な造りは歴史の重みを感じさせ、圧倒するものがある。モノトーンの瓦、真っ白な漆喰、年月を経た板塀・・・まさしくクールジャパンを感じさせる。

 大戸川に沿って遡る道は、風情はあるものの大型車の通行もあり、ちょっと緊張させられる。百メートルもの後方からクラクションを鳴らすダンプには閉口した。

 第二名神の斜張橋を左に見、大鳥居の交差点にて右折をする。田代川に沿った県道12号はとても静かで、ようやく自転車旅の気分が味わえた。路肩の湧き水が凍ってオブジェになっていた。

 神慈秀明教会の前を通り、三筋の滝で休憩を取る。なかなかの名瀑で、見応えがあった。ミホミュージアムは休館のため、次回の楽しみとする。

 畑口で右折し、更に林道越えにて中野を目指す。信楽高原というのか、その枯れた感じの農村風景は味わいがある。中野に出ると、タヌキの置物のオンパレード?となった。タヌキ様・・・愛嬌があって、心が和む。

 杉山口にて県道5号へ入る。木津信楽線といい、今回のコースではベストな風景が展開した。ちょっとした峠を越えれば、京都府相楽郡和束町へ入る。

 余談ではあるが、奈良時代、聖武天皇は都(首都)をころころと変えた。恭仁京、紫香楽宮、難波京、平城京へと・・・ということは、恭仁京から紫香楽宮へ移動の時は、このルートを通ったと思える。

 和束町はお茶の産地であった。小高い山の頂上まで耕作された茶畑は独特の文様を見せ、手入れの行き届いた緑は心を癒してくれる。これぞジャパニーズ・ビューティかも・・・

 町の中心部より、県道62号の宇治木屋線に入り、犬打峠へ向かう。が、しかし、なんと通行止めとのこと。いつもなら、押し担ぎでクリヤしてきたが、今回は、ゲートの前に屈強なガードマンが立ちはだかり、絶対阻止!?の雰囲気であった。彼曰く、木津へ出て山城へ回れば宇治田原へ出られるよと。クルマじゃないんだから、簡単に行けるか!!と言いたかった。

 時間的には余裕があったので、爆走して迂回をする。以前、訪れた恭仁京跡(山城国国分寺跡でもある)の前を過ぎ、上狛にて山背古道に沿った道を北上した。

 城陽市青谷橋にて国道307号へ入る。この道は最悪であった。結構な幹線道路で、交通量も多く、大型トレーラーが自転車の横をすり抜けるように追い越して行った。

 無事に宇治田原町の中心部、郷ノ口へ着く。ここは、神君家康公の伊賀越えの時に通ったというルートに当たる。何か説明版でもと探すが、見つからなかった。次回、ゆっくりと訪れ、裏白峠から多羅尾、御斎峠へと辿ってみたい。

 日本茶の発祥地といわれる郷ノ口は、とても静かでしっとりとした町並みが魅力的である。川沿いの製茶工場?が素敵であった。

 冬場の日帰りランは時間との勝負でもある。県道783号にて石山を目指す。猿丸神社の辺りで峠を越し、滋賀県へ入る。大石、関津峠、南郷、と走って瀬田川の河畔へ出た。

 ラスト、閉門となった石山寺の前で記念?撮影をし、JR石山駅より帰途に着いた。


 京都府といえども広い。北は丹後半島、南は奈良県との境となる木津市辺りである。今回は、宇治茶の本場となる和束町から宇治田原町を訪れることができ、一つの宿題が済んだようで満足であった。

コースマップ
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=e38d945e1b75d43478ba3342a293ac8b

画像
http://album.pentax.jp/166909111/albums/57210/

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