Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

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輪旅 駿河国・焼津あたりを走る!! 

2010-11-17 11:53:03 | 自転車旅
《輪旅 駿河国・焼津あたりを走る!! 》

 岐阜の山が紅葉から白くなる頃となりました。
これからの時期は南東方向へ・・・伊豆、静岡、伊勢、志摩などがいいようです。

 今回のプラン・・・ズバリ、焼津でマグロを楽しむ!でした。
焼津駅前をスタートし、焼津港で昼食・・・それから大崩海岸を通って静岡市へ・・・シラスを干している風景、ワサビのお店をひやかす。その後は東海道の鞠子宿へ。ここはとろろ汁の丁子屋で有名ですが、もっと凄いのが日本最初の紅茶・・・その味は格別でした。東海道の宇津ノ谷峠を越えて岡部宿へ・・・ここの宿「柏屋」さんは当時のまま。歴史を感じる旅でもありました。

 午前10時、焼津の駅前に集合・・・名古屋駅よりご一緒いただいた鈴鹿のbinさんとの会話が弾み、乗り越すところであった。すでに駅前には旧知の方々が自慢の自転車を携え、ミーティングの最中であった。先ずは焼津港の「与作鮨」で昼食を・・・何と言っても海の幸、握り寿司、海鮮丼・・・とてもお値打ちな値段で頂くことができる。

 腹ごしらえが済めばツーリング・・・国道150号にて大崩海岸を通って静岡市内を目指す。大崩、その名のごとく、崩れやすい崖に沿って道が付けられていた。1971年、崖崩れが発生し、乗用車が埋まるという事故もあったそうだ。今もその車両が土砂の中に!??・・・


(大崩海岸から見た静岡の町)

 用宗、もちむねと読むそうだ。シラスの産地で、広場に干されたシラスが壮観であった・・・が、今の時期のシラスはインドネシアからの輸入品とか・・・ちょっとがっかり。次にワサビのお店へ・・・静岡でワサビといえば伊豆というイメージだが、ここは加工工場のようであった。工場見学へ・・・強烈なワサビの刺激臭を体験できる部屋には驚いた。

 丸子川に沿ったサイクリングロードにて丸子(鞠子)宿へ向かう。ノンビリとした道で心が安らぐ。東海道丸子宿はとろろ汁で有名・・・当時から続く「丁子屋」は今も盛業を続けている。広重の版画のままの店構えも凄い。

 ここのもう一つの名物?・・・それは日本最初の紅茶だとか・・・その製造元へ案内をしていただいた。大雑把に言えば、日本茶と紅茶の違いは製造工程での処理の違いだけとか・・・なぜか紅茶ではなく、美味しいウーロン茶を試飲させていただいた。


(東海道・宇津ノ谷峠への道)

 東海道を忠実に辿って岡部宿を目指す。その途中にあるのが宇津ノ谷峠・・・なかなかの難所で、自転車を押しながら旧の峠を越えてみた。当時の旅人は当たり前にこんなところを歩いて越えたと思うと旅の大変さが身近に感じられた。別の班?の方は「明治のトンネル」を抜けたようだ・・・

 岡部宿では、当時の旅籠がそのまま残っているという「柏屋」へ寄ってみた。昭和の時代、日本の高度成長期には、古い建物はどんどん壊すという風潮があったが、こうして江戸時代の建物がきちんと保存されていることは嬉しい。

 今宵の宿は「鮪の御宿 石上」とても洒落た造りで、自転車仲間とお風呂、料理、お酒・・・と存分に楽しむことができた。その後は、先輩諸氏が行かれた英国ツーリングの動画を拝見・・・それはパターソンのペン画の世界そのまま・・・いまだ中世が生き残っていると感じた。


(牧之原台地の茶畑)

 翌朝は、宿の前で解散・・・それぞれが好きなコースへと散っていった。ベテランサイクリストばかり・・・好みの場所は調査済みのようで、頼もしいばかりであった。私はどこへ行けばよいの!・・・そんな方には、自転車旅は難しいようである。

 今日も鈴鹿のbinさんとご一緒に・・・御前崎、牧之原台地、浜岡、大東、大須賀、浅羽、磐田へと快走?した。途中、横須賀城跡の横を通り、その川原石(丸い石)で造られた石垣に興味を持った。次回は、高天神城跡とともに訪れてみたい。浅羽の辺りでは軽便鉄道の軌道跡も・・・これも興味津々であった。

 また一つ、素敵な自転車旅ができたことに感謝をしたい。幹事のtakashimaさん、ありがとうございました。