Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

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輪旅 上石津から五僧峠へ!!

2010-08-25 20:31:08 | 自転車旅
《輪旅 上石津から五僧峠へ!!》

 先ずはコースから・・・
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=816bce944508931afd8bd726e0604e81

 関ヶ原の戦いは1600年・・・形勢不利とみた西軍・島津義弘が敵中突破をはかり、牧田、上石津・時山、五僧峠へと逃げ、薩摩へと戻った話しはあまりにも有名である。今回、このコースをトレースしてみた。

 関ヶ原駅前に集合。大阪、京都、彦根、鈴鹿・・・それぞれがそれぞれの思いと自転車を持って集まった。近ごろの流行なのか、大勢のウオーキング愛好者が駅前広場いっぱいに広がり、準備運動をしていた。


(関ヶ原の醤油醸造所)

 先ずは伊勢街道を南下し、上石津へと向かう。途中より巡見街道へ入る。一之瀬より勝地峠へ向かう。ちょっとした上りで大汗をかかされた。「伊勢街道最大の難所といわれた峠(183m)で、秀吉の軍が北勢攻めで勝利をおさめ、この峠を越える時勝地(かちぢ)と秀吉が名付けたとも伝えられている」・・・とネットの記事にあった。

 下多良へ下り立ち、しばらくは旧道を進むことになる。地球温暖化・・・猛暑・・・アスファルトからの照り返しで体温は上昇し、もうろうとした状態でペダルを漕ぐ。ついつい自販機の冷えたペットボトルに目が行ってしまう。

 時の交差点にある八百屋?スーパー?で最後の仕入れをし、方角を西に変えて先へ進む。道はひたすら真っ直ぐに西へ向かい、牧田川に沿って徐々に高度を上げていった。1600年、薩摩へ敗走する島津義弘の一行もここを通ったという。

 20名近い参加者の列はバラバラとなり、木陰で休むもの、パンクの修理をするものとそれぞれの事情で行動することになる。真っ直ぐに伸びた林道が左に大きく向きを変えた先が五僧峠であった。今も二軒の廃屋が残り、昭和30~40年代ままの風景が峠の侘しさを増していた。


(権現谷林道にて)

 当初の予定コースは、保月、杉へと向かい、杉坂峠を下って多賀大社へというプランであったが、予定時間を超過しているため、権現谷林道を下り、彦根駅へ向かうことになる。

 権現谷は荒れており、細い700Cのタイヤでは心もとない。バーストをしないよう慎重に下っていった。枯れていた沢は、大きな岩の下から地下水が湧き出る辺りより川となっていた。その水をボトルに汲み、一息を入れる。その冷たさは格別!!


(湧水地)

 霊仙からの道と合流し、河内の風穴にて最後の休憩を取る。テレビででも紹介されたのか、凄い人出で、道は大渋滞を起こしていた。汗と埃にまみれたサイクリストには相応しくない雰囲気で、そそくさと芹川に沿って彦根へと向かう。

 日もかげり、わずかに気温が下がった風を頬に感じながら川沿いの道をひたすら走る。やがて彦根駅へ・・・無言で自転車をバラし、それぞれの家のある方向の列車に乗って解散となった。