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輪旅 古都散策ラン その3!

2007-03-02 18:59:06 | Weblog
≪輪旅 古都散策ラン その3!≫

 仁和寺の大きな山門前を過ぎると福王寺の三叉路へ至る。右に取れば周山街道となり、高雄の高山寺から弓削へと行く道である。今回は左に取り、宇田野から広沢池へと向かう。
 嵯峨野は京都市内の北西隅に位置し、まだまだ田舎の風情が残っている。大覚寺から天龍寺と周る。

 大覚寺は嵯峨天皇の離宮を寺とした後、鎌倉時代には亀山天皇や後宇多天皇がここで院政を行い嵯峨御所と呼ばれた。南北朝時代の大覚寺統/南朝として知られる格式高い門跡寺院でもある。隣接する大沢池は平安貴族の舟遊びの場で、月見の場所として有名だそうだ。

 天龍寺。ここは後醍醐天皇の冥福祈願のため、足利尊氏が建立した臨済宗天龍寺派の総本山。尊氏は、この寺の造営資金獲得のために元との貿易を再開し、幕府公認の貿易船「天龍寺船」を運航させたといわれている。

 嵯峨野の名所としても人気のある竹林を抜け、遊歩道の坂を下って行くと渡月橋へと出た。桂川に架かるこの橋はあまりにも有名で、観光客がぞろぞろとうごめいていた。

 橋を渡って更に南下する。次の訪問地は松尾大社、ここは大山咋神と市杵島姫命の二神を祀る。 大宝元年(七〇一)秦忌寸都理が、松尾山大杉谷の磐座の神霊を勧請し、当地に社殿を建立したのが起りと伝え、平安時代には皇城鎮護の神として、また中世以降は醸造の神として人々の信仰を集めているそうだ。

 ちょうどこの日は節分祭で、近所の氏子で賑わっていた。出雲神楽が奉納され、弓矢が射られて祭りは最高潮となった。ここは酒の神様でもあるらしく、多くの酒樽が奉納されているのが壮観であった。

 次に訪れたのは苔寺として有名な西芳寺。ここは暦応2年(1339)、藤原親秀が夢窓疎石を招いて再建した寺。有名な西芳寺庭園は夢窓疎石の作庭による。史跡、特別名勝に指定されていて、池泉回遊式、枯山水の二段構えとなっているという。拝観料は三千円、それも事前予約が必要という「いけず」なお寺さんでもあった。一見さんお断り!??

 時間は夕方の4時、京都をぐるっと一回りのプランもここで打ち止めとする。まあ、焦って走り回るのも風情がないというか大人気がない。また次回に後半を訪れることにして京都駅へと急いだ。

 途中、京都で最も有名?な中華料理店へ入り、餃子とビールで感動の旅に感謝したことは言うまでもない。