ヴェルソワ便り

スイスはジュネーヴのはずれヴェルソワ発、みんみん一家のつづる手紙。

キンシャサカップ 2007

2007-12-19 07:51:42 | こども達
長男がサッカー大会に出場した、といっても学校対抗の試合だ。
フランス、ベルギー、そしてポルトガルの3つのチームが競い合った。
仏人学校に通う長男はフランスチームからの出場である。



長男のポジションはディフェンス。
どちらかというと献身的なプレースタイルで
スライディング・タックルが意外にうまい。

昼の休憩時間に、午前の試合を見ていて気付いたことを
いくつかアドバイスした。
1.味方がボールをとったら相手プレイヤーから離れて
余裕を持って味方からボールをもらえるようにすること。
2.逆に相手チームがボールを持ったら周りにいる相手プレイヤーを
自由にさせないように近づいてマークすること。
3.そのためにはボールばかり見てないで
時々周りを見て相手がどこにいるかを確認すること。

午後になると、生真面目な長男は
守備の時には後ろを振り向いて相手プレイヤーを確認し
仲間に対しても「あいつをマークしろ」と
声を出して指示するようになったではないか。
“おお、やるじゃないか”と心の中で叫んだ!
それを見ていたコーチが
「おたくの息子はうまくプレーしている」と
写真を撮る私に声をかけてくれた。
結局フランスチームは最下位だったのだけれど・・・。



最後に表彰式があり、優勝カップのほかに
最優秀ゴールキーパー賞、最優秀プレイヤー賞等が授与された。
帰りがけに長男が
「どうして最優秀ゴールキーパー賞があるのに
最優秀ディフェンサー賞がないのかな。」と
不満そうに私に聞いた。
長男自身も今日の内容に手ごたえを感じていたようだ。
「最優秀ディフェンサー賞があったら、きっと○ー君がとったよね。」
何もわかっていなさそうな次男が、けなげに答えた。

終了後参加者全員に配られたスポンサーの帽子やTシャツを
長男はうれしそうに家に持ち帰った。(M)