遠足
世の中には
「 利益信仰 」 にもならないことで
信仰している集団があります。
たとえば 心霊現象を売りものにしている信仰です。
「 霊が見えた 」
「 霊がついた 」 とか
「 キツネがついた 」
「 山神のたたり 」 等の
異常心理に属するたぐいです。
キツネの物まねをしたり
とびはねたりというような現象に異常なまでに関心をもって
心霊的世界にのめりこみ
その神秘性に陶酔してしまうような信仰です。
こうした信仰に夢中になると
異常現象に大変敏感になり
その信仰が原因となり
分裂症のような行動が生まれてきます。
そして 問題にならないようなことに
異常にこだわり
極端に迷信深くなります。
「 墓 」 「 井戸」 「 姓名 」 「 印鑑 」 等々
限りなく自分から不安になり
その不安が迷信に結びつき
生活のいきづまりが起きはじめるのです。
こういう信仰者は 一見 大変信心深く見えますが
その信仰は生活の上で なんの役にも立たないし
かえって 生活に迷いの影を落としているのですが ・・・
一向に 気がつかなくなります。
生活に力を与え 精神的に落ち着きが生まれる信仰でなければ
その信仰は たんなる信仰ノイローゼにすぎません。
ところが 今日
この種の信仰は ますます盛んになるのですから
・・・ おどろくほかはありません。
信仰の指導者自身が
むしろ この種の信仰を神秘的に助長するのですから
一体 宗教や信仰について
何を考えているのか ・・・ 疑いたくなります。
恐らく 宗教については
無知であり 全くの素人 ・・・ なのだと思います。
* ちなみに 道路向かいの食堂のオバさんが その世界にドップリの模様
・・・ 身近かにあるものです。( 避難前 )