
龍鍋(ロンクオ)の餃子は
そうしたフル・コースの ・・・ 最後を飾ります
瀋陽でも
西安でも
・・・ そうでしたね
龍をあしらった鍋がでてきます
燃料に点火すると
鍋全体がつつまれます
薄味のスープがはられ
マメつぶほどの真珠餃子が踊っています
小さな碗(わん)に
服務員(ウェートレス)が
それを入れるとき
その口上がふるっています
餃子の数が
二つであれば
目出たいことが重なります ・・・
四つであれば
四方八方がうまくいきます ・・・
零であれば
良くないこと丸でなし ・・・
要するに
餃子の数が いくつであっても
すべて ・・・ 「 吉祥 」なのです
皇帝のシンボルである龍を
鍋にして ・・・
庶民の味である餃子を
面白おかしく ・・・ 賞味する
これぞまさしく
中華の食文化の極致ではないでしょうか