時事解説「ディストピア」

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ネトウヨの特徴を挙げてみる (議論ができない人々)

2015-09-20 00:06:55 | 浅学なる道(コラム)
別に右翼に限らず、左翼にもクレーマー気質の面倒くさい奴がいるので、
あくまで討論という行為ができない連中の特徴だと思って欲しい。

予備知識として、次の文章を引用する。

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首相は、「集団的自衛権は日本人の命を守るためにどうしても必要」として、
日本人母子のイラストまで掲げて「邦人輸送の米艦防護」を繰り返しました。

しかし、最近になって「日本人が乗っていなくても集団的自衛権の発動はありうる」と言い出しました。

首相があれほど繰り返した「ホルムズ海峡の機雷掃海」についても、
イラン政府が「機雷敷設などありえない」と表明するなかで、
最近になって「現実の問題として発生することを具体的に想定しているものではない」と言い出しました。

「日本人の命を守る」としてあれだけ繰り返した二つの事例がどちらも破たんした。
立法事実が示せない。結局、集団的自衛権行使の目的は「日本人の命を守る」ことではなく、
世界のどこであれ米軍とともに戦争をすることにあることが、はっきりしたではありませんか。


http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-19/2015091903_01_1.html
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こういう文章を仮に私が書いたとして、
その場合、ネトウヨが寄せてくるコメントの特徴は大体次のようなものだと思われる。



①自分の主張が正しいことを前提にして話す。


普通の人間は、仮に安保法案に賛成していたとしても、
ホルムズ海峡の機雷敷設は起こりえないと知れば、素直に自分の見解を修正する。


ところが、ネトウヨは自分の主張を訂正することが出来ないため、

②すでに破綻した理論に固執する


例えば、次のようなコメントを送ってくる、

「ホルムズ海峡付近は日本にとって重要な地点ですが、
 仮にここに機雷が敷設されても今の日本では何も出来ません。
 安保法案は通すべきです(ドヤァ)」


これに対して「その機雷敷設が現実的に起こらない、それは首相も認めていると
書いているでしょう、あなたは首相の見解にも反対するのですか」と私がコメントしたとする。

その場合、ネトウヨは

③こちらの反論をウソ、歪曲とレッテルを貼り、無視をする。

「あなたはそのような些細な部分にケチをつけ、事実をねじまげていますね(ドヤァ)
 もう一度説明します。ホルムズ海峡は日本にとって生命線です。
 これは現状の日本では守ることができません。だから必要なのです。

 あなたが何を言おうとこの事実は変わりません(ドヤァ)」


もしくは
④反論に対してコメントせず、別の理由を持ち出す

「ホルムズ海峡がどうだろうと、中国や北朝鮮の脅威に対して
 今の日本は対策を練ることが出来ません。だから安保法案は可決されるべきです(ドヤァ)」


こんな風に、こちらの反論を取るに足らない意見として片付けるか、
あるいは別の理由をいきなり持ち出して自分の結論は正しいのだと言い張る。



ホルムズ海峡に機雷が敷設されているという前提が絶対に正しいと思い込んでいるので、
それが違うと指摘されても「こいつはウソをついている」と解釈する。

あるいは安保法案は可決されるべきだという自分の意見が正しいと思い込んでいるので、
機雷敷設のウソを指摘されても「どうでもいい話を持ち出してケチをつけている」と考える。


ここで
「安保法案の是非を語るさいに、その前提条件が正しいかどうかを検討することは
 とても重要なことだと思いませんか?機雷が敷設される可能性が高いというならば、
 その根拠を示してください」と私が書いたとする。


この場合、

⑤ネットの知識で武装しているので専門的な話をすることができない


ので、

⑥個人攻撃を始める


「何度も説明させないでください」とか
「小学生レベルでも理解できることです」と言ったふうに

⑦反論されるのは向こうの頭が悪いからだと決め付ける


これに比例して

⑧自分は論理的な思考が出来るのだと思い込む

その結果、
⑨自画自賛を始める

「あなたの意見は論理的に破綻しています」とか
「こちらは言い逃れできない証拠を提示しています」と言ったふうに

⑩都合の良い解釈をし始める。「お前が言うな」を言い始める


しかし、上の具体例を見ればわかるように
⑪表現があいまいで具体性がない


仮にこちらが「どのへんが論理的でないのか論じてみろ」と語ってみても、
もう後は罵詈雑言と初めの主張と根拠を狂ったレコードのごとく繰り返すだけだ。


このように、専門的な知識もなくイメージで物事を語るため、
屁理屈でこちらの意見に対応せざるを得なくなるので、自然と
⑫矛盾した発言を平然としてくる。

それを指摘しても自分は正しいと思っているので
⑬反論されてもまったく気にしない


大体、これぐらいの特徴があるように思う。

重要なのは、
①根拠を崩されても結論に固執する
②専門知識がない
③にも関わらず自分が正しいと思うため
④向こうが屁理屈をいっているorウソをついていると考える

点だ。

議論ができないヤツはこの①~④に確実に当てはまると思う。
もちろん、これも印象論&経験論なので、絶対の法則ではないが、
少なくとも、自分が相手をした人間に限っては、大体このパターンだった。



最後に言っておくと、別にこれはネトウヨに限った話ではない。
安倍首相の答弁などは、まさに「反論せずに別の理由を持ち出す」の行為に該当する。
(そもそも、ネトウヨとリアウヨに本質的な違いなどない)


左翼にも「核は絶対に許せないマン」がいて、
こういう人たちに「北朝鮮の非核化にはまず米韓軍事演習の中止が必要だ」と話しても
「あなたは北朝鮮の核は持っても良いんですか!」と返されてしまう。


「いや、なくすための具体的な手段を話していますよね?」と答えても
「北朝鮮の核保有を支持する。それは平和主義に反します!」とまるで話を聞かない。


なんというか
⑭非常に思い込みが激しい
ために、こちらの言うことを全く聞こうとしない。

こういう人たちに限って議論をしたがるのだから本当に困った話である。


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