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最近、米国のカリフォルニア州ロサンゼルスに
日本軍「慰安婦」を象徴する少女の銅像が建立された。
このニュースが伝わると、全世界がそれを至極当然なことと見なしている。
ところが唯一、日本だけは悲鳴を上げて大騒ぎしている。
ロサンゼルス駐在日本総領事館が声明を発表して「遺憾」を表明し、
日本の内閣官房長官が記者会見を開いて日本軍性奴隷犯罪を
政治的・外交的問題にさせてはならない、受け入れられないと述べた。
一方、日本外務省報道官は「不快感」を表し、
これまで自分らが「女性のためのアジア平和基金」を通じて
「慰安婦」問題の解決のために努力してきたので非難を受ける理由がないと発言した。
日本の反動層が
国際的にさらに世論化している性奴隷犯罪の問題に関して
政治的・外交的問題にしてはならないだの、
非難を受ける理由がないだの何のと言うのは
彼らの破廉恥さを示すだけである。
もし、日本が今後も性奴隷犯罪に対して責任を感じられず、
今のように引き続き卑劣に振る舞うなら、さらなる国際的非難と
糾弾を免れないであろう。
日本は現実を直視して過去の犯罪を誠実に認め、その清算に臨まなければならない。
http://chosonsinbo.com/jp/2013/08/0820mh-01/
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上の論調、労働新聞のものです。
安倍や橋下はじめ日本の誇り高き志士のお言葉と比べると
北朝鮮の公式見解の何とまともなことか。
アメリカの慰安婦像建立は数年前から始まりましたけれど、
特に去年のニュージャージー州パリセイズパーク市立図書館に
建てられた慰安婦像に対する日本の姑息な工作は目を疑うものでした。
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ニューヨーク・タイムズ紙18日付によると、
広木重之ニューヨーク総領事が同市のロトゥンド市長を訪問したのは5月1日。
ここで、「慰安婦」問題での軍関与の事実を認めて
「おわびと反省」を表明した93年の河野洋平官房長官(当時)の談話と、
生存している「慰安婦」に宛てた2001年の小泉純一郎首相(当時)
の手紙を読み上げて、日本側の対応への理解を求めました。
そのうえで、碑の撤去を要請しました。
広木総領事はその際、桜の木の植樹と
公立図書館への本の寄贈の用意があることを市長側に伝えました。
この申し出に対し、同席していたキム副市長は
「わが耳を疑った」「怒りがこみあげて来た」と同紙に語っています。
6日には自民党の国会議員4人が同市を訪問。
慰安婦は強制的に徴集されたのではないなどと表明しつつ、
碑の撤去を求めました。
改憲団体「日本会議」では、
メンバーである古屋圭司、竹本直一両衆議院議員、塚田一郎、
山谷えり子両参議院議員の4人がパリセイズパーク市の行動に
参加したことをホームページ上で明らかにしています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-05-25/2012052506_01_1.html
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桜や本の寄贈で上手くはぐらかせると本気で思っているあたり、
やっぱり総領事や国会議員になってしまうと感覚がマヒするんだなと
思います。
上の労働新聞でもふれていますが、金やモノで万事解決できるという
相手に対する物凄い蔑視に基づいて慰安婦問題が扱われているんですよね。
で、こういう連中が日本の安全を守るために戦争ができる国にしようと
言われたら、こいつらの目論見が平和なんかじゃないってことなんか
すぐにわかると思うんですが、なんで気付かないんだろうか。
私は今の日本が実に民主的に破滅に向かって全速力で突っ込んでいく
ように見えて、すごく怖いんですが、そういう気持ちって共有されないのか?
されないんだろうなぁ・・・・・