中国西安で奮闘する大学教師Mの日々

日本人教員として中国の陝西省西安市の大学生・大学院生に対し、「日本文化・社会」や「卒業論文」などを教えています。

中国へ戻りました(これまでの生活、今学期の開始)

2016年02月28日 01時20分59秒 | 中国での外教職に関わること
随分更新まで日にちが空きました、24日に中国北京、翌日に済南へ戻りました。

今回、ANAでの往復は実に快適でした。


北京の胡同の風景。


2月上旬から史料調査に富山県へ出かけ、そこで得た知見を基にして新たな研究計画を立てました。
加えて、他に論文執筆に必要な史資料を国会図書館や東大の各図書館で講読・収集してきました。

お蔭で現在の研究をさらに発展させた、次課題の今後の道筋をつけることが出来ました。
まずは遅れている論文の再修正作業を早めに終えて投稿し、その後は中国で収集可能な資料・文献を集める予定です。
その作業を終え次第、今学期中に、新たな論文を少しづつ書き進めていく予定です。

なお、今までは日中間を軸に、現在の研究課題を進めてきました。
しかし、その過程で朝鮮や台湾、さらには東南アジアへ範囲を広げて議論する必要性を感じるようになりました。
中国生活のお蔭で中国語の読み・書きは随分出来る様になったので、今後は英語の再強化と韓国語の習得を目指す予定です。
そして、研究課題の地域を拡大させ、現在の問題意識を広く追及することが可能となるように持っていくつもりです。
そのため、今学期から語学の学習時間を確保し、語学パートナーの協力を得て、学習を進めることにしました。

全ては自分の研究(楽しみ)のため、ということですね。


それから、私が呼びかけ人の某共同プロジェクトの作業が3月以降も続きますので、そちらにもエネルギーを割くことになります。
プロジェクトは完成を見据えた新たな段階へ入っているので、今後はより一層緊密な連携が必要となると考えています。
少なくとも私が中国にいられる間に本プロジェクトを完成させ、少しでも中国で日本語を学ぶ学習者らに貢献したいと思っています。


さてさて、中国の本業(外国人教員)に関してですが、こちらは今学期は四科目、週90×8コマ(第9週から2コマ減少)です。
ただ、この他に他大でネット授業の仕事が学期を通じて続くので、前学期より少し授業が減った程度の印象です。
他に、希望する学生たち(3年生を想定)に対し、毎週ボランティアでゼミ形式の活動を導入できればと考えています。
1年生は別の日本人教員の担当ですし、2年生は毎週2コマ授業があるので課外活動はなくてもいいかなと思ったり、そう思わなかったり…。
1年、2年とも授業以外で何とか関わってあげたいと思いつつ、他の研究業務などとの両立の在り方に正直悩んでいるところです。
(四年は就活などで基本不在)。

後は、定期的な日本語コーナーで中国の縁故を済南に呼び、色々と学生たちと関わる機会を提供していく予定です。
加えて、小規模ながら実施している済南での日本人学習会には、中国の他の地域の日本人教員をお呼びするつもりでいます。
こちらはもう少しきちんと中身のある活動をやっていかないと、今後活動が先細りになると感じているからです。

こちらは全ては日本語学習者のため、ということですね。


なお、本日(27)の済南日本人学習会後にあった送別会がありました。
今年3月で済南を離任されるY先生(日本人教員)・Kさん(県庁職員)と、他の先生方と9人での宴席でした。
写真も撮りましたが、皆さんの許可をもらってはいないので割愛。

最後、私のアパートにおいている観葉植物。
約一カ月留守にしており、その間全く水をあげていなかったのに生命を保っていました。
その力強さに感動し、つい一枚撮ってしまいました(写真は水をあげた後の様子)。


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