アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

座る暇もなかった

2016-10-28 02:09:00 | 介護
10月27日木曜日

朝9時にガスコンロの修理にガス屋さんが来た。
5年前に買った数万円のビルトインコンロだけど、
中は錆びだらけだ。

私は三食、目一杯お料理をするので、人の何倍もコンロが消耗するんだな。

今日は直らず、電力自由化を東京ガスに申し込んだ。

一年で12000円くらい安くなりそうだ。


9時半に母がデイに行き、チョコパンがご出勤し、ガス屋が帰ってしまい
急に時間ができた。

天気もいいし、
急に思い立って、八王子の父 アルツジェンギンスの墓参りに行った。



北野駅のショッピングセンターで、花を買って、お弁当も買って父のところへ急いだ。

お寺の門をくぐると静寂の孤独で別世界だ。
好きだなこの空気。

花を取り替えて石を磨いて、掃き掃除と拭き掃除。
お線香にボーボー火をつけて、
ヘルシンキのチョコとマレーシアのチョコを備えた。

椎名林檎の音楽かけてわたしは鳥の声を聞きながら
弁当を食べた。

そして、帰りに
お父さんが苦労を重ねて築き上げた家を
悪徳不動産屋にとられてしまわないよう約束して墓を後にした。

帰り道、野原に咲いてる花や実やススキを摘んで、
家に持ち帰り花器にさした。

優雅な時間もそこまでで、
母がデイから帰宅する準備やら、
夕飯の支度やら、お仕事の前準備やら、
電話やメールが殺到し必死だった。

お仕事も色々あって木曜は大変な日で
やっと七時半に終わってすぐ夕飯の支度。

忙しいくせに手のかかるメンチカツを作ったり
春巻き作ったりしてしまった。

そんなこんなで、先月から始めた三味線のお稽古に行けなかった。

母は、先週の頻尿20時間のせいで
足が痛くてうまく歩けなくなってしまった。

しかし、10000回通ったトイレ頻尿については何の記憶もないんだ。
通ってる時から、記憶はなくて、
3分前にトイレに行ったばかりだよ!と言ったって
そんな訳はない! と言い張った。

有難いことに、
母は、私に命令する。

口は災いの元でしかない。





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母はド頻尿!

2016-10-24 22:37:00 | 介護

老衰にもめげず危なげに生きている母は、ド頻尿の一日でした。

木曜日にデイから帰ってきて、いつも食べるお菓子やみかんに見向きもせず
ベッドでねていました。

私の気が付く限り、金曜日の朝から深夜20時間の間、
15分~5分おきにトイレに通いっぱなしのド頻尿です。

食欲もなくなり、イス座る元気もなく、ベッドで寝ていました。
おなか痛いか? 残尿感があるのか? おしっこは出ているのか?
我慢できないのか? とたくさん声をかけましたが

「なんでもない。どこも痛くない。痔が悪い。」と自分の頻尿に気が付いているんだか
いないんだか。

明らかに、異常事態の頻尿。




トイレへ向かい



帰ってきて



トイレへ向かい



帰ってきて

ウォシュレットで洗えば痔もよくなるから洗ってよ!!
って何回声をかけたって、返事をするくせに洗ってこない。


これは20時間、午前3時すぎまでは続いていた。
わたしは午前3時で寝たのでそこでお別れした。
私が寝てからも、階下では戸を開けたり閉めたりする音がずっと聞こえていた。

昼間に、これは膀胱炎だろうと判断し、
いつも行く薬局に行ったら、
病院へ行けというので、金曜日は薬も飲まずド頻尿で過ごしたのだ。

土曜の午前に姉が8月に入院していた近所の救急病院へ連れて行ってくれた。

8月に担当医で失敗したので、院長先生をご指名して診察してもらった。

家から持って行った尿検査では、菌もでているそうで、膀胱炎だろうということで薬が出た。

【 レボフロキサンシン500ミリグラム 】

薬局に行ったら、病院へ行ってよかったと言われた。この薬は病院でしか処方してもらえないので、この薬が出てよかったと言っていた。

でも、土曜日は 母のド頻尿は治まっていた。

でもとりあえず、1週間飲ませようと思う。
しばらくたったら、また尿をもって検査に行く予定だ。
インフルエンザもしてもらおう。

本日10月24日月曜は、食欲もでて、ミカンをあきれるほど食べているし、椅子にも座っている。  

なんだったのだろう。


認知症の頻尿じゃなくて、あきらかに、へんな頻尿だった。


とりあえず、また、立ち直ったわ。


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嫌なことばかり

2016-10-20 00:01:00 | 介護
母が瀕死だったときは、私も一生懸命で、忙しいだの嫌だの言ってる暇もなかった。
母の病状も安定すると、いつものように忙しい。
たくさんの付き合いを断っているのに、外出の用事もたくさんだ。

すごく嫌なのは、
私の財産を狙って、多くの人が訪問してくることだ。

先日は、証券会社の支店長がわざわざ突然きて
現在預けてあるものは、情勢が悪いので他のものに乗り換えた方がいいと言ってきたのだ。

チョーチョー! 腹が立った。
すごく、すごく呆れた顔を私はしたはずだ。

私は、過去に手数料を数十万払ったわけで、そのことで営業の上司とやりあったことがある。
今度、そんなことで私を騙したら、即刻全て解約だ!といってやったのに。、またきた訳だ。

さしたら、次の日営業がお土産持ってお詫びにやってきた。

手数料欲しさに訪問してくるなんて許せない。

それは、前置き。


デイから帰った母を家に上がる前に散歩させる。
そして、バーの椅子で休む。


バーの隣は、ネギ料理の店


注文の靴屋もできた、


朝、デイのお迎えをまっていると、チョコパンがご出勤だった。



木曜から4泊のショートステイ。
寒がりなので、毛布持参です



ショートステイから帰ってお散歩。
バス停の手すりで休む。


Uターンして家に帰り寝たりおきたりの眠り姫となるのだ。
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無事にすごしてる

2016-10-10 21:49:00 | 介護
2016年10月10日 体育の日

今日は珍しく何もない一日だった。
いつまでも寝ていたいのに、不眠症のため眠れない。

先日 薬屋さんが 「快眠サプリ テアニン200ミリグラム」のサンプルをくれたので即その晩のんでみたら、午前4時にすっかり眠れなくなってしまって苦しんだので、2度と飲まないぞ。

毎晩、毎晩眠れなくてくるしい。
毎晩毎晩 くるしい。

左肩の60肩が1年かかってやっと治ったのに、
今度は右肩が痛くなってきた。

だから、寝返りするたびに痛くて起きる。

最悪よ。





デイから帰った母を歩かせ、そして、バーの椅子で休んでからUターンして帰る。


めずらしく、チョコパンが一緒に散歩に歩いてくれた日もある。


老化とはおそろしいものだとつくづく感じる

最近はこの住宅街は歩かない・・・だって近所の人が母を見るんだもん。


4日に原宿に用事があってでかけたら、ニッシーファンが原宿中にいた。
みんな、ニッシーのシャツを着て、バッグをもって、ほっぺにニッシーって書いてあった。


この頃は暗いから、散歩のときは暗いのだ。
暗いから、老衰の母を歩かせるのにはちょうどいい。
だって、人が母を見るんだもん。


10月なのに、団十郎の朝顔が大きくきれいに咲いている。



9日は代々木公園の九州フェアに行ってきた
カニ汁500円。ちゃんぽん麺700円。黄な粉団子300円



ゼブラ  黒いのは濃いチョコレートだ。


公園通りをぶらぶらして、急いで帰宅した。
だって、母の夕飯を準備しないといけないんだ。

母は、キッチンをうろうろして夕飯を探しているんだろうなと思いながら帰宅し、
すぐに昨夜チョコパンが作ってくれた中華丼温めてだした。
お土産の黄な粉団子をおいしそうにぺろりと食べてくれた。

母は、寝たり起きたり寝たり起きたり寝たり起きたりを繰り返して24時間を過ごしているけれど、

私も深夜に寝たり起きたり寝たり起きたりしてるんだ。


そんなこんなで、

なぜ父を施設にいれたかというと、

不眠症のわたしが、眠らない父の介護をして、24時間眠れなくなってしまったので限界がきたのだ。

あれから10年近くたつけれど、
今は、10年前より起きていられるから
父の面倒は見れただろうな。

あのころ
よく言ったけど

施設は姥捨て山よ。

その考えは変わらない。

介護士さんには大変感謝しているけれど
家族は親を捨てたってことだ。


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母回復中

2016-10-01 15:28:00 | 介護
あっという間に月日は流れてもう秋だ。

8月の熱い中、母は20日間も入院し、退院後も痰が復活して危ぶまれたが、大学病院の指示通り抗生物質を続けることになって数日したら、痰は全く無くなった。

痰と咳は治まっても、歳が歳だから足腰は弱く、あちこちの筋肉がよわまり、椅子に座るのもドスン!!と落っこちて自分の体を支えることができないわけだ。

椅子を引くという動作もできないので、食事はええらく遠くからたべるのだ。

さて、 昨日の金曜日は久しぶりにお仕事がお休みでどんなに楽かと思えるのだけれど、多忙だった。

午前中は11月の演奏会のための練習で恵比寿へ。
そのためには、母の朝食、昼食、お茶の用意
チョコパンの朝食の用意とメモを残し、
11時に訪問してくるケアマネに手紙をのこし、
部屋を掃除して家をでる。

午後の練習が終わって、母が入院していた病院へ行ってCT画像を500円で作ってもらい。

夕方のギリギリに大学病院の画像診断へ持参してカルテに入れてもらった。
これで、大学教授が夏の入院の原因を判断してくれるのだ。
今更なんてことか。


帰宅して、母の夕飯をよういし、

1人予約が入ってお仕事だった。

金曜日の夜に習いに行っているサークルへは全然いけないのでもうあきらめた。


少しの散歩の途中で、ガードレールによっかかって休ませるんだ。


母は、毎日みかんみかんみかん・・・を食べ続けています。
焼酎付のうめをたべたがり、トウモロコシもパクパク食べます。

体に悪いものが好きです。食べ過ぎて昔から入院します。



遅咲きの水色の朝顔はまだきれいに咲いています。


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アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

16年間アルツハイマーと戦った父ジェンギンスは2008年2月14日に亡くなりました。壮絶介護→施設入所→胆管癌による死。大切な父の最期の介護記録をここ残しました。 そして、夫を亡くした母は初期認知が進行中です。 年寄りと暮らす苦労を記録中。