アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

かなり重症

2005-08-31 01:48:40 | 介護





デイサービスにスーザンとバスで行く。
歩道とバスが離れて停車すると
大股を広げて乗車するので大変!!
運転手さんは、その辺気を使ってもらわないと
老人は大変なんだ。

あと、バス停にある椅子は老人にとって大変助かる物だけど
写真みたいに壊れてると、非常に非常に非常に困るんだ。

椅子は必要なんです。 立っている事は大変つらいんです。

父は、24時間目を離ません。
どうして、今月から急に悪くなったんでしょう。
それに、痩せて骨になってきました。
セキも出ます。

元気もありません。
部屋で放尿もしました。
・・・初めてです。
夜中に放尿して、あとで、頭を抱えて困っていたそうです。

足も痛がります。
トイレは寝てから頻繁に通います。

私がまだ、階下に居る3時間の間に
数回トイレに通いました。

寝ても、眠れなくてトイレに通います。
足が痛くておきてしまうときは、痛みに耐えるのがつらそうで
かわいそうです。

なんか、

もう、

限界です。

看病するわたしは、『限界だ』と口で言ってればいいのですが
痛みのある足、眠れない日々、止まらない排尿、わからないことだらけのすべて・・こんな父は、かわいそうです。

まもなくお迎えが来るのでしょうか。

そうかも、しれない。







一言コメント (全 8 )




ユウヒ(yu-hi@gaiax)

あっ、病院でなくなられた方は長く施設で暮らしていたので最期はここでといってくださっていたのですが、結局ご家族の意思を優先されました。痴呆がある方には難しい選択ですね。



ユウヒ(yu-hi@gaiax)

うん。みるきさんご家族は、大変よい介護生活を送られており、いつ何が起きてもできるだけしてあげれたと思っていいと思います。最期を迎える準備とは、医療の進歩のおかげでこのまま痴呆が進行し、さらに寝たきりになってからのこと。ガクンと落ちてしばらく寝たきりで落ち着くことがあります。また、さらに落ちて延命措置でかろうじて生きている時期というのもあるかもしれません。物事がわからなくなっているご本人も、傍でみているご家族も気持ち的に辛い時期になります。よくなる病気ではないので悲観はしないで、その時がきた時のことを考えてみるとよいといわれています。私のいた施設では生前に延命措置をしないでいてほしいといわれていた方は、特に大きな延命処置をとりませんでした。また、ご家族が病院で最期まで治療にあたり看てもらいたいといわれた方は、病院でお亡くなりになりました。要はそういうことです。



みるき(milkie@gaiax)

ユウヒさんありがとう。 最後のときは仕事を休んででも看てあげたいと思うけれど、こんなに長くアルツをしていると最後がいつ来るのかわからない。 だから、今は仕事の邪魔をしないで欲しいとさえ、思ってしまう。 でも、いまが最後なら仕事だなんていってられないし。 人の寿命は計り知れません。  でも、いま大変すぎてたぶん後悔はしないと思う。



ユウヒ(yu-hi@gaiax)

命の長さは宿命というか運命というか・・・。年をとっているとなおさら、どんな状態でも長生きする人もいればあっという間の人もいます。ご家族と、できれば本人がどういう最期を迎えるかを考える時期にはきているとは思います。特に、お父様とお母様。なんか救いの無い話ばかりですみません。お役に立てますか?



ユウヒ(yu-hi@gaiax)

(つまり、オムツに切り替わることが多いということ) それから、アルツの男の人はこっからが早い・・・というくだりは、今は昔になりつつあると思います。ただ、蒸し暑くて体温調節が大変ですし、食事、栄養、水分が採れない、前立腺肥大?など、ご本人にとっても体力的に限界にあるかと思います。それが、歩かなくなり寝たきりになる1歩になるんですよね。ただ、寝たきりになるとかえって介護がある意味楽になるとも言われます。矛盾していますが、歩ける痴呆老人さんほど、介護が大変なんです。要介護度の決定の段階でも歩ける痴呆老人さんは手がかかるということで考慮されています。



ユウヒ(yu-hi@gaiax)

いえ、放尿はいろんな原因から起こることです。トイレがわからない、間に合わない、排尿自体がわからないなど。命の長さに特別関係はしなかったですよ。ただ、そうなると介護に当たる側は大変になります。必然的に紙パンツやオムツの利用が増えてしまうでしょう。痴呆の方は、排尿意識が薄くなるとますます痴呆が進むという悪循環。何年も部屋で放尿という話を聞かないというのは、トイレ誘導がなくなるからだと思います。



みるき(milkie@gaiax)

放尿が始まると、そう長くないのでしょうか? 何年も部屋でされちゃったって言う話は聞かないですよね。 詳しく教えて欲しいです。ユウヒさんお願いします。



ユウヒ(yu-hi@gaiax)

アルツの男の人は、こっからが早いと言われていました。本人もご家族もこっからが精神的に参る時だと思います。




コメント

大学病院で検診

2005-08-24 01:46:15 | 介護




若者でにぎやかなテレビの画面に向かって真剣に文句言って
喧嘩ごしになっている。
私は呆れた。
ずい分長い事テレビと喧嘩していた。

今朝、私は午前6時に朝食準備のため台所へ行った。
キッチンマットの上を歩いたら、、、つめたい。
まさかの!放尿だった。

早朝より、がっかりした。

洗面所やキッチンには来れない様に、戸締りしてあったのに、大回りしてやってきたらしい。
とにかく、戸を閉めてしまうので、トイレへの道順がわからなくなるのだ。
スーザンは、もう疲れ果てて、夜中に数回以上起き上がれないそうだ。
みんな、ふらふら、わたしも、睡眠時間が3時間くらいだったりする。


毎朝毎晩、家具を移動して、ドアが見えないようにカーテンつけたりはずしたり、寝る準備・起きる準備・仕事を守るための準備、、、
ジェンギンスが呆けてるせいで、家族を守るために、もう、必死です。

今日は、大学病院の検診日でした。

以前はスーザン任せで病院へ同行したことが無かったけれど、医学知識の無いスーザンの話では、通じないものがあるのだ。 思い込みもたいそうに激しくて、自分の考えが入ってしまうので
・・・たとえば、脳ミソの血流写真をみて、『 脳ミソが縮まって隙間だらけだった・・』なんてどこかで聞いてきたことを言ってるけど、そんな写真は無かったし。 
だから、最近は私が同行して前もって書いておいた詳細なメモを先生に提出し、簡潔に診察していただいている。
きょうも、スーザンが話し始めてダラダラしてしまったので、申し訳なかったがその取り止めの無い要領の悪い話は止めさせてもらった。

スーザンは、このごろ話が長いのだ。
デイサービスの送り迎えで忙しいスタッフに、ダラダラと話をして困る。
『 時間が無いから、話をやめないと。。』 と途中でやめさせると、
『 だって、言っておかなきゃ』 と、話をしなきゃ気がすまない性格らしい。

さて、病院では

先生  『 お元気ですか?』
ジェン  『 はい、げんきです』
先生  『食欲ありますか』
ジェン  『はい、あります』
先生  『喉は渇きますか』
ジェン 『うんうん』とうなずく
先生  『お茶を飲めますか』
ジェン 『ああ、飲めます』
先生  『お酒は飲むんですか』
ジェ  『酒は、飲まないね』
先生  『 お酒、やめたんですか』
ジェ  『 最初から飲まないね、上手くもまずくも無い
      飲みたくないんだ』
・・・全く、まともにちゃんと自分の事を語っている。
至っておとなしくいいおじいさんです。
本性見せてません。

排尿異常の事・・・本日泌尿器科にまわされ診察。

大きな咳が出る事・・・レントゲンの白い影を見たいけれど、近所の医者で1週間前にレントゲン撮影をしたなら、近すぎるので次回の10月にレントゲンを撮るそうだ。

しかし、たったこれだけのレントゲンもいけないとしたら、マクドウウェルは、1週間の間に肺のレントゲンを何十枚も撮ったぞ! 一日に4枚くらい撮るから・・・救急蘇生だから、当たり前か。
おかげで、宇宙飛行士とパイロットにならなかった。 100パーセント彼に向いている仕事であったのに、かわいそうに。

~~~~~~~^
それで、ジェンギンスの
咳の原因は多分、なんかだって言っていた。

。。。。。
診察室で必死で病名を覚えて反復してみたけれど
覚えられなかった。

『それは、病気ですか?』
『 病気ですよ。でも、薬で治せるものではないので、感染症にならないように気をつけるしかありません。』

咳は・・・治らない。

『リスパダールは半分が適量です。1錠飲むとどうしても夜中に起きて片付けたり怒ったりします』
『1錠飲むと、おとなしくなるはずなんだけど』
『そんなことは、全く無かったです』
・・・したがって、半錠が処方された。

~~~~~~~~~

そして、はじめて泌尿器科の受診をした。

予約外診察なのでずい分待たされた。
採尿は母が付き添って成功した。

12時半をすぎて、それまでおとなしかった脳ミソが騒ぎ出してくるのがわかった。

待合室でおとなしくだまって座っていたけれど、
手をたたいてみたり、ため息をついたり、、、でも
歩き出そうとはしなかったし、怒り出しもしなかった。

1時になってやっと呼ばれて、診察室へ。
『診察するから、椅子に座って・』といっても通じなくて、何か喋りながら立っている。
自分の言いたい話をし始めた。
初めて診察を引き受ける先生も看護婦さんも、びっくりだ。
明らかなる進行された痴呆を目の前で見ちゃったって感じだともう。

ここで、老年科の先生を呼んでくるべきだったんだ。 そうすれば、ジェンギンスの実態を見ていただくことが出来たのになぁ。

やっとすわったら、勝手な世間話を先生に笑ってし始めた。
『 病院の先生だから、診察するから』
『ああ、そうか』 と、少しだまったけど、また冗談だか、何だか、話し始める。
『 わたしはね、・・・』
わたしと、スーザンはあわてたので、じぇんが何の話をしているのかは聞いていなかった。

『 残尿感がありますか』
『 勢いはありますか』
ときかれて、ジェンは適当に答えている。
老年科の先生の診察じゃないので、ここでは家族の言葉が必要だとは思ったが、排尿の詳細は私はわからないし・・・スーザンがここぞとばかり
喋っていたが、長すぎてまとまらず。。。
切った。

お腹を抑えたり、詳しく検査をするのかと思ったけれど症状を少し話しただけで終わった。
検査をしないのは、ちょっとがっかり。
せっかく専門医に見てもらえるので、本当に前立腺が肥大しているのか知りたかった。


☆ 簡単な手術をする方法

  これは無理です

☆ 尿管を入れる方法

 これは無理がある
 
☆ 薬で治療
 
  今はこれしか手段が無いと思われる

近所の医者で処方された薬と、もう一種類増やして尿量の調整を行う事になった。

夜間頻尿の処置として尿を止める薬を飲みたい所だけれど
これを飲むと、苦しいものがあるので服用しないほうがよさそうだそうで60日間、この2種類で様子を見てみる。

効き目は即効ではなく、1~2ヶ月試さないといけないらしい。

とにかく、夜間頻尿が治ってくれないと、家庭崩壊だ。

~~~~~~~~~~

病院が長引き、私は仕事が始まってしまうので
自転車で超スピードで家に帰った。
途中、お昼の肉まんを二人のために買った。
もう、昼も夕飯も作る暇も何も無い!

仕事中、電話が私にかかる。
『 鍵がかかっていて中にはいれません』
・・・ジェンが玄関の鍵を閉めてしまうんだ。

もう、、、たいへん!
スーザンは、ジェンを置いて買い物に行っちゃうし、その間、ジェンは私の仕事で来ていた人の靴をはいて外へ出ていくし・・・
毛糸のチョッキを着て歩いているし。

限界は超えていると思われる。




一言コメント (全 4 )




ユウヒ(yu-hi@gaiax)

・・・手が抜けない。。手を抜いているように思われないのに・・・。何かいい手は無いかなぁ。



ユウヒ(yu-hi@gaiax)

うん。大変だ。痴呆に夜間頻尿に感染症対策。どれも複雑に関連するから(痴呆や頻尿→不清潔になりがち→感染症になりやすい



ジュニタ(jyunita@gaiax)

みるきさん、お元気ですか?私の心は夏バテです。ただでさえ言いたいことも言えない立場の、目の上のタンコブの姑が呆けるって、本当にツライです。



kappa(kapparumba@gaiax)

限界ですね。うちは母が心臓が悪くなって、痴呆の父を老人ホームに入れました。急を要していたので3日で預け先を探しました。うちの母も言いたいことを言わないと気がすまないたちで、痴呆老人に言ってはいけないことを延々と言っていました。




コメント

300%呆けました。

2005-08-19 01:42:36 | 介護



夕方散歩に誘って近くの公園まで行きました。
足が痛くて、もう遠くへは行けません。
50年以上住んでいるこの地域も見覚えは
無いそうです。

16日間預けた老健はいい施設だった。
日中はレクリエーションして、部屋に閉じこもる事もないし、寝かせっきりにもしないし、痴呆専門スタッフだから、歩こうが怒ろうが放尿しようが対処してくれる。
オムツに頼る事もなく、マメにトイレに連れて行く。
夜中に眠らない父は、介護士さんと過ごしていたようだ。夜中に立ち上がるのもセンサーで感知し、トイレ誘導してくれる。

理想の施設ではないだろうか。

私が知っているショートステイの施設はどうなんだろう? レクリエーションてあるのかな~
知らない。
順番にオムツを替えているのは知っている。
声掛けも無く、ほったらかしの施設に預けた事もある。

~~~~~
しかし、父は16日後に帰って来て
大ボケとなってしまいました。

昨夜の夜中の事だった。

母のスーザンが『 お父さんが寝なくて泣いてるし、変だから下りて来てみてくれないか』
『ほっておきなよ』 と言ったけど、母が困って訴えるので降りていった。

ジェンギンスはトイレに起きた後、布団に戻らず、
椅子に座ってテーブルに顔を埋めている。
おまけに、嘆く嘆く!!
『 ちくしょう! バカにしやがって! こんな家は出て行ってやる! バカにするなよ! 人をこき使いやがって! 』 
おまけに、大声上げて泣き声でしゃくりあげている。ずっとその状態が続く。
凄く悔しそうだ。 頭も強く掻いている。
理性の聞かない嘆きだ。

声をかけても全然聞く耳を持たず、嘆き悲しんでいる。 布団にはなげき悲しみすぎて戻る事なんか出来ない。
私が、しばし、見守るので母のスーザンには寝ていてもらうのだが、気が気じゃなくて口を挟んでくる。
『 寝てていいから 』って言っても
『 電気つけて!起きた時迷うから・・・』 ああしてこうして・・・・と指図されたけど、どうせここは知らない家なんだからほっとけばいいんだ。

『もう、施設に入れなきゃ、耐えられない』と母が言う。
施設に入れたら、こんなとき安全なこの場所でほって置かれるんだから、今私達はもう寝ていいんだ。 テーブルで泣き伏している父はこのままにしておくべきだと思った。

そのうち、椅子から崩れ落ちた。自ら崩れ落ちていた。
畳の上にカーペットが敷いてある部屋なので
そこに寝ることに決めたようだ。
わたしは、ジェンの掛け布団を持ってきて部屋に敷き、枕を置いて、座布団も周りにおいて、寝ているジェンに布団をかけて寝れる環境を作った。

周りのテーブルもへやの隅に立てかけて、危険を避けた。

これで、朝まで寝ればトイレにも近い場所だし返って、いつもより良いと思い私は、2階に上がった。

朝起きると、ジェンは布団に戻っていた。
スーザンはどうしても定位置に寝かせないと気がすまないんだ。
トイレに遠い部屋で寝ているから寝る部屋を変えたらいいけれど、提案しても良い顔をしない。

もう一緒に寝てられないと言うから、隣の部屋で寝て、ジェンは好きなだけ起きて動いてもらえばいいのにそれは出来ないらしい。

歳を取ると合理的に暮らしなおすことが出来ない。
それで、苦しんでいる。

世の中の痴呆のお年よりは、どうやって夜中に寝ているんだろう。
付き添っていないから部屋での排便に驚くんでしょう?
うちは、部屋での排便は・・・いまにあるのかな~
目を離した隙にあるのかな~

~~~~~~~~~~~

そして、変な夜も過ぎて、
朝は、きわめておとなしく、感謝の気持ちで生きている。
ありがとう、ありがとうと言っている。

玄関をしっかり掃除している私に
『 わるいね、掃除してもらって、ありがとね 』と
やさしい。
『はい、あなたのせいで、おかげさまで玄関が綺麗になりますよ』と心で言います。

玄関マットも全部片付けて寝ているので
朝起きると私は玄関や廊下やキッチン階段を掃除するようになった。
掃除機をかける時間がないので、ここのところほうきで掃いている。
こんなに!ゴミやほこりが毎日出るのかい!!
とビックリしている。

~~~~~~~~~

今日デイから帰って来たときは
怒っていた。怒ってバスから降りた。
何を怒っているんだろ。

私は仕事中だったのですぐ母に託して後はどう家に入ったか知らないけれど、夕方早く仕事を終えて散歩に誘ったら、やや喜んで外に出た。

でも、足が痛くてすぐ一回りして帰って来た。

『この辺の道は覚えてないの?
毎日会社に通っていた道だよ』
『全然、知らないな~、道路渡るんだろ!
道路渡るんだろ!』
『まっすぐ行けば家だよ』
『渡るんだろ、どこだよ』

あと、夜機嫌が良くなったところで聞いてみた。

『 昔働いていた金沢の○○○書店は、待遇が悪かったの? おかみさんにいじめられたの?
居心地が悪かったの? 辞めたかったの?』

『 いいや、わしが一番よ! 待遇は悪くないだろ。別に働きにくくなかった。あてにされてたさ』
と、不満に思っていない様子だ。

じゃ、時々嘆き悲しむのはなんだろ。
心の奥に秘められたものが時々吐き出される深層心理が恐い。


一言コメント (全 2 )




みるき(milkie@gaiax)

痴呆が進行しても、施設のせいじゃありませんよ。 家族のせいかなぁ。 家族が見てあげなかったせいかもね・・・



ユウヒ(yu-hi@gaiax)

ご家族が預けるのによい対応をする施設だと判断しても、家に帰宅後、痴呆がパワーアップするという話は耳にしているようで、現場は耳にしていなかったりする。。ケアマネ取りました。学ばせていただきます。



コメント

夜間頻尿が異常!

2005-08-16 00:38:43 | 介護






家に入れないジェンギンス。
どうして玄関に入れないんだろう。
放尿玄関。


今日は水曜日。

老健から10日に帰って次の日から毎日デイサービスに通っているけれども、朝の起床が遅くて迎えの車に乗ることが出来ない。
母のスーザンが毎日バスに乗ってお見送りだ。
スーザンが元気なうちはこの方法が楽だと思う。

頑固者で怒りやすい爺さんを朝9時までに支度させて
トイレに行かせて外に出す作業は一仕事だ。

時間を気にせず、ゆったりした気持ちで朝を迎えるのは、誰にとってもよい事であるから、今のうちは母がバスに乗ってつれて行く事になりそうだ。

最近変わった事は、玄関で放尿してしまうために
夜間は玄関にバリケードを作成した。
電話台や折りたたみ椅子やスリッパ棚などで道をふさいだのだ。

しかし、昨日今日は母が一回ごとに起きあがって
付き添ったから失敗はなかったけれど、どうしても玄関でしようとするらしい。

昨夜は7回くらいトイレに起きたらしい。
それじゃ、睡眠障害になってしまうし、この頻尿は明らかに異常だ。
大丈夫大丈夫。。。と安心させる事しか言わない医者を信用しすぎた。

あと、咳がでる。
老健に預ける前に咳が気になったけど、まだ時々激しく咳き込む。
呆けてるから、自分の体力も考えずに、血管が切れるほど強く咳をするんだけれど、そのせいで肺に炎症が起きてもおかしくない。

近所のヤブと言われている医者ではあるが、今日心配なのでつれて行く事にした。
わたしは、夏休みのせいで夕方は仕事がなかったので医者の玄関までだましだまし連れて行った。

文句たれて歩きつづけ、医者の玄関前ではたいそう不機嫌だった、しかし!玄関をあけて受付のお姉さんの笑顔が見えたとたん
『 どうも、こんにちは~』と笑顔笑顔。
あきれた。

~~~~~~~~

医者の診断結果。

肺の炎症が心配なのでレントゲンを撮ってもらった・・・・異常なし。 肺の白い陰は前からあるものだって。 ホントカイ?
肝臓にある白い影は石だって。ホントカイ?

異常なる頻尿・・・・前立腺炎の薬が処方された。
           明日朝からの分としてパック詰
           めされてしまっているから、バラ        
           かして、今夜一錠飲ませた。
           効果は、しばらくしてから出るそ
           うだ。

絶対に前立腺肥大症であると、確信してきた。
夜中の数回の頻尿と間に合わない尿意。
昼間の尿意を感じても出ないことや、勢いのない出かた。 排尿後、またすぐトイレに通うこと。

痴呆の症状かと思っていたら、違う違う、前立腺の病気だよ。 きっとそうだよ。

以前、痴呆ネットで、ひっきりなしにトイレ通いをするという痴呆の人が何人かいて、家族はうんざりしていたようだったけど、前立腺だったんじゃないかな・・・女の人だったのかしら?

デイサービスにおいて、父の排尿について、随分心配していただいた。 排尿の様子も知らせていただいた。
しかし、単純にどうしたんだろうね~と思っていただけでここまで来た。
トイレに通うのも、呆けのせいかと思っていた。
男性の病気は全く無知だった。


デイサービスでは血圧を定期的に計っていただき、経過を見ているうちとしては大変ありがたい。
しかし、年寄りの母がノートを管理しているのでカバンごとしまわれてしまうと私は、滅多にデイサービスのノートを見れない。
その母が、血圧の異常を感じてもらえるように、異常マークがつくといいと思う。

低すぎとか高すぎとか・・・・だめか・・・
この判断を信用しすぎて問題が発生しかねないもんな・・・。
人相手のお仕事はちょっとした事で事故につながるから大変だ。

うちの家族は、なにか事故があっても相手や企業を責めないと思う。


血圧の話に戻るが、私の行く病院ではパソコンで統計が出てくるのだ。
前回の計測に対して今回はどう変化したかという
コメントが出てくる。
良いか悪いかも、イラストの顔ですぐわかる。

こんな装置が導入されたら、最先端だ・・・って程でもない。

~~~~~~~~~~~~

そして、前立腺肥大の薬を服用したジェンギンスは、新たな異常症状が出て、夜中に嘆き苦しんだのでありました。




一言コメント (全 4 )




ユウヒ(yu-hi@gaiax)

よく観察(言い方が悪いかも)されてますね。よく勉強もされている。介護士(現役ではないけれど・・・)として、参考になります。認知症に前立腺・・・とは、大変ですね。夜間頻尿は本人も身体が辛いだろうな。



kappa(kapparumba@gaiax)

お役に立てるか変わりませんが、お話は聞かせてくださいね。明日から4日間留守にします。



みるき(milkie@gaiax)

Kappaさん! 父以上の呆けの人がなかなかいなくて相談相手がいません。 ・・・今からしつこくお邪魔させていただきます。



kappa(kapparumba@gaiax)

大変だね。うちの父のことを思い出すよ。夜中に裸でトイレに行っていた。前立腺肥大症なので頻尿でした。夜中にお風呂に入って水を出しっぱなしにして、寒いといっていた。ボケ老人に対処する家族は大変です。







コメント

何か!すごく呆けちゃったんです

2005-08-15 00:35:35 | 介護


もう喋る内容が変!
ここまで急に呆けるもんだろうか!

昨日の来客の時、あまりに話が通じなくて自分の親戚の名前もわからなくて、突然全く違う自分の思っていることを話し出したり・・・
完全にぼけて居る人だった。

それにしても、連日の放尿はどうしたらいいんだろう。
玄関にするんだ。
気をつけて靴はしまってあるけれど、危ない!
たたみにしないだけマシかな・・・
もう、トイレがわかんないんだな。
しかし、尿意があるから困るよ。
それに、パジャマでさえ強行に着替えないんだから、おねしょパンツをはいてくれるわけがない。

朝なら、素直だからはいてくれるけど、今のところ夜中以外はトイレのしっぱいはないと思われる。

安定剤服用中は、大便小便さまざまな失敗がありました。

痴呆ねっとに相談したいと思っても、ここで相談している人は軽度の人ばかり。
うち以上の人って居ないよな。
誰も相談相手にならないよ。

でも、老健に居る何人かのお年よりは大変な人だったな~
うちはそれに近い。

16日間の老健生活がここまで脳を衰退させたんだろうか・・・・
でも、ここの老健はよかった。
出来ることならこのまま置いてほしいと思う。

家に居れば、父も安心しているし栄養も睡眠も行き届く。
老健に入れれば、それなりに体も脳も衰弱して自然に死に至るのか・・・・




コメント

アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

16年間アルツハイマーと戦った父ジェンギンスは2008年2月14日に亡くなりました。壮絶介護→施設入所→胆管癌による死。大切な父の最期の介護記録をここ残しました。 そして、夫を亡くした母は初期認知が進行中です。 年寄りと暮らす苦労を記録中。