アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

母、腹部CT検査

2008-05-29 01:23:49 | 介護
雨の木曜日。

わたしはジェンギンスの夢をまた見ました。
ジェンギンスは病院で寝ていました。
知らない年寄りのおばあさんが、一緒に寝ているかのように
付き添って寄り添っていました。
布団のそばから、沢山の焼き餃子が出てきました。
それだけの夢です。
一日目の夢は家にいて
2日目の夢は救急車で運ばれて
3日目は病院で寝てました。
つながってるのかなぁ。

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わたしは久しぶりに仕事が休みです。
ちょうど母のCT検査で、新宿歌舞伎町にある都立の病院へ行く日
だったので、タクシーで向かいました。

近所の医者からこの病院を紹介されたと言っても
近所の医者にはCTがないので、ここで撮ってこいって
感じです。

タクシーで韓国ストリートを抜けて
右も左もラブホテル街の中にこの病院は在ります。
良い環境です。

新宿歌舞伎町にある都立の産院でわたしは
チョコパンを20年も前に拾ったのですが、
ラブホテルの前にある病室は
結構楽しい光景や新宿の音が響いて
わたしは、好きでした。


今日行った都立の病院は
昔、母が得体の知れないお腹の手術をした病院です。
母ははっきり言いませんが、
どう考えても、盲腸じゃない手術跡なのに
母は、盲腸の手術をしたんだと言っています。
へそから真っ直ぐ下に15㎝くらいの
大きな傷跡が残っています。

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そして、以前はとても古かったこの都立の病院ですが
今は近代的な15階のビルです。
上層階は入院病室で、眺めが良いんだろうと思います。

さて、CTは腹部ということで
初めての経験です。

造影剤のヨードとかの注射も途中でして
20分くらいで終わりました。

丁寧だったと母が言っています。

朝の食事を抜いてきているので
母と2人で、自動販売機の美味しそうなカップの
ココアとカフェラテを飲みました。
自動販売機だけど優雅なひとときでした。

それにしても、
ここ数日母がすごく元気が良いのです。

原因は分かりません。

多量の胃薬が効いているのかも知れない。
癌特効薬が効いているのかも知れない
胃薬にウツ症状が取れる薬が入っているのでそのせいか?
ローヤルゼリードリンクのせいか?

今まで、やる気無しだったのに、
急に昔のおけいこ事を復活させて
着物まで注文してるし・・・
カセットやCDをきいて勉強してるし
どういう事だろう?
そうとう調子が良いらしい。

服は毎日買ってくるし
チョコパンに毎日お金を上げようとするし
メリーに餌をあげたことを忘れるし

口うるさくて
口うるさくて
口うるさくて

何よりです。

本日夕方、私は久しぶりに髪の毛を
20㎝くらいカットしてきましたら、
帰宅して
思う存分バカにされた!

チョコパンが帰宅すると
チョコパンに 「 あのあたま、どうよ? 」って言って
偉いことに、
思う存分バカにされた!

元気で何よりです。
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今日もジェンギンスの夢をみた

2008-05-28 00:45:40 | 介護
夢に出てこなかったジェンギンスが、昨日今日と登場する。

今日は午前6時にジェンギンスの夢を見た。

ジェンギンスは姉に付き添われて救急車で運ばれていった。
わたしは、チョコパンが学校の移動教室で見送るために
ジェンギンスに付き合えず、あとから病院へ駆け付ける
という設定だ。

ジェンギンスの存在だけで、顔が見えないんだ。
会ったら、いったいわたしは何を話すんだろうか
楽しみに見ています。

大好きだった同級生が癌で亡くなったんだけれど
彼女は何度もわたの夢に出てきてくれます。
「 生きていたんだぁ~」っていつも話しています。


わたしは、沢山の夢をみるので
人よりも、何倍も何倍も人生をたのしんでいる気がしています。

人より、睡眠時間が短いにもかかわらず、
睡眠中は夢を見ているので
24時間生きている気がしています。

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今日は火曜日、
母がデイサービスに行く日です。

いつもは寝ている母が
早朝より起きて、動き回っています。
良いことです。

楽しくて仕方がないみたいです。
良いことです。

珍しく家族が全員9時に居なくなり、
今日は掃除機をかけました。

そして、仕事の部屋にあったカウチソファを階下に
下ろしました。
一人で大きなソファを階段から下ろせないので
すごいことに、ベランダからシーツや布を使って
庭に下ろしました。
人に、作業を頼むことが嫌いなので
自分一人で頑張りました。

カウチソファは、母がゴロゴロと横になって寝れると思うので
部屋に設置しました。

そして、テーブルをすっごく小さいのに変えました。

だって、大きいテーブルがあると部屋がゴミ屋敷に
なるのです。



母を見ていて思います。

歳をとると

できないことがだんだん だんだん増えてきて
ほんと、何にも出来なくなっていくのです。

CDプレイヤーでレコードを掛けようとしていた。
電源入れていないのに、CDを取り出そうとしていた。


アレコレあれこれ考えて、
人と一緒に生きるって
私には残酷な仕打ちです

一人で生きていきたい
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命日から102日。

2008-05-27 00:48:26 | 介護
2月14日に亡くなったジェンギンスです。

自分が平日仕事をしているために
なかなか死後の作業が進みません。

でも、昨日やっと郵便局のホケン関係の受け取りが終わりました。
アルツハイマーの入院費用も120日間おりましたが
胆管癌による入院費用も下りました。
アフラックより、郵便局のほうがずっといい保険でした。

癌保険は癌にならなかったら何百万も損をしますが
郵便局は満期金がかならずあって、おまけに入院費用もでるので
ぜったいこっちの方が良いに決まっています。

郵便局の手続きが終わったかとおもっても
証書をみると、母の保険の受取人はジェンギンスになっているし
。。
もう!
まだまだ終わりません。

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けさ、ジェンギンスが亡くなってから、はじめて
ジェンギンスの夢を見ました。

起きてから、必死で思い出しましたが
どうも思い出せません。

+ ジェンギンスの法要に一週間間違えてはやく姉夫婦が来てしまった
  という話し。

+ ジェンギンスが入院していた病院に居る私。

+ ジェンギンスが母の寝ている部屋に背中をこちらに向けて後ろ向きに
  座っているシーン


あいにく、父と話しもしなかったし
顔も見なかった。
でも、父は家に来ていた。

母が寂しいって言うから来たのかなぁ

めずらしく、仏壇に花を生けたからきたのかなぁ
わたしは、ぜんぜん線香を上げないし、
でも、母は毎日ジェンギンスの湯のみでお茶を上げています。

えらいです。

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平和祈念事業特別基金 という所から
ジェンギンスに封書が来ました。
恩給欠格者に特別慰労品(金50000えん)がいただけるというのです。
しかし、生きている人にわたすので、遺族はだめだって・・・・
ジェンギンスは戦争に行ったけれど、年数が少ないので戦争による年金をいただいていません。
だから、そんなひとに、5万円の商品券などが来るみたいですが。。
残念。。。
ジェンギンスは亡くなっていますよ

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わたしは午前中の仕事が一段落し、やっと
すこし自由になりました。
でも、駆け回っています。

ひまわりの苗には、まいにち青虫が葉っぱを食べているから
下水に捨てています。

金魚が卵を産んでいます

メダカが卵を産んでいます

ジュウシマツが卵を産んでいます

花梨の木に毛虫がついています

椿に毛虫が発生し出しました

メりーのインシュリン注射を10単位ずつ1日3回打っています

メリーの多尿に付き合って1日数回トイレ誘導です。

ねずみ取りを庭に仕掛けたら、その結果すごいことになって
これは言えないぐらいすごいことになった。


母の散歩連れだしも在ります。
口がスゴイので
決死の覚悟で散歩します。
ヒットラーです。
たぶん世界でいちばん偉いひとです。

人のことを言っている場合じゃありません。

わたしは今日仕事で
ダブルブッキングをしてしまって迷惑をかけたし
御飯を炊き忘れて夕食は9時になったし
母に漬物を出しておくのをわすれちゃったし


生きてるって、楽じゃない。
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母、エコー検査

2008-05-22 00:41:24 | 介護
ジェンギンスの残していった、癌特効薬を母に飲ませています。

そしたら、母が言いました

「 これって、がんの薬でしょ? 」

「 そういうわけじゃないよ、 あの・・・えーと・・・
  いろいろ、再生してくれるんだよ えーと・・・」

おまけに、今日の近所の医者の診察にわたしは同行するし、
かつて、近所の医者に同行したことなんかないし、午前の仕事を
休んでまで母に付き添ってるし。。。

母のエコーが終わって、わたしと先生はずっと2人で診察室で話しをしていたし

CT検査で、新宿にある都立の病院にいくように紹介状をもらったし


でも、、、この近所の開業医にはCTがないから
     新宿の医者と提携しているのではないかと
     思われる。

CTの診断は、この近所の先生がなさいます。

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エコーの結果ですが、はっきり分からないそうです。
          癌が写っていないようなことを言ってます。

          だから、CTで詳しく調べます
 
          もしかしたら、胆道に石が在るかも知れないって。

腫瘍マーカーは、胆嚢胆道がわるいかもしれないし
        肺のマーカーも悪いそうです。
        今後定期的にこの値を見ていきます

肺のレントゲンは、 あちこちにいろいろ在るって。
          水の しみ かとおもえる模様が沢山ありました
          どこかが癒着しているって言ってた

検便・・・・ピロリ菌発見
      井戸水が原因だって。
      痩せてくるというから
      井戸水を飲んでいたジェンギンスはピロリ菌で亡くなったのでしょうか
      わたしも、ピロリにやられている可能性が在るそうです。
      検便しないと・・・・
      30年以上やったことないし・・・
      12月の胃けいれんの原因が分かったかも知れません!

       母の体調が回復した頃 抗生物質でピロリ君を殺します!

ジェンギンスが癌におかされたと同時に母の胃けいれんが始まり
先生は、関連性があると指摘しました。

母の診察の時、先生が母に 「 寂しいのか」 って尋ねたら
母は、「寂しい」と言いました。

こんなことばを直に聞くと、ややショックです。
さびしいなぁと私も思っていたら、咳き込みたくなって、それを我慢したら
ものすごく涙目になりました。

先生は、きっとジェンギンスの死を悲しんでいると思ったでしょうが
わたしは、咳き込みたかったのを我慢して、目がパンクしそうだったのです。

先生が言いました。

「 癌だったとしても、お母さんには言う必要は無いし
  楽しいことをして後の人生をおくってくれることが一番いいから
  へたな、治療はしない方が良いです。

  この年齢になってれば、癌が原因で死ぬことはないし、
  進行も遅いから、このままで良いと思う。

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テキパキした40代の女の先生です。
急変のために、先生の携帯の番号も教えてくれるし、
あらゆる病気の可能性を追求して、検査をしてくれている。

胃カメラで何でもないからと、再入院を断ってきた救急病院がありましたが
ピロリを検査してくれないと困るよ!

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母は、膵炎ではないそうです。
症状からして、膵炎かと思いましたが、
膵臓がわるいとしたら、癌だそうです。

先生はやたら、癌らしいと言う向きで話しをします。
だから、癌なのでしょうか・・・

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徐々お別れの覚悟をくれたジェンギンスでしたが

だんだん、母のお別れを認めないといけません。

わたしは、すっかりやさしくなった・・・かな


どうか、癌じゃ在りませんように。


29日午前にCTとります。


         

腫瘍マーカーは
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母、眼科診察

2008-05-20 01:24:06 | 介護
今日は大学病院の眼科へ手術の診察です。

水曜日の先生が、月曜の先生を紹介してくれて
今日の先生に手術をしてもらうのです。

母の目の経過をもう一度復習すると

2006年8月9日 眼瞼下垂による瞼のたるみを両目入院手術
          皮を切って、筋肉をつり上げる

2007年4月  左目瞼再手術・・まゆ毛下を切り縮める

いくら皮を切除しても瞼はたるんでいて、
痛みがどんどん増して
目を開けていられず、パチパチぴくぴくと瞬きばかり。

逆さまつげを抜いても、軟膏をいれても、ヒアレインをいれても
傷をなおしても、痛い。
近所の病院も新宿の病院も、原因分からず。

2008年4月 大学病院眼科診察

結膜弛緩 と診断される

痛みが治る確率は少ないかもしれないけれど
この病院で手術をおねがいする。

とにかく、

前に手術をしているのが
とても偉い先生だから、
この先生に逆らった手術をしてはならなくて、
きょうなんか、
母の診察のために、水曜の先生が診察にわざわざ立ち会って
くれたり、長い電話がかかってきたり
とても慎重だった。


母の目は、油分が分泌されずに渇いた状態で
結膜は年齢のせいでカーテンの様にたるんでいるそうです。
そのたるみのうえに瞬きがあるので、痛みが出るのかも知れないそうです。

なおるかどうかは分からないけれど、
治る方に期待して日帰り手術をします。

今度は瞼の皮の手術じゃなくて
目玉だから
気の毒ですが
母は、頑張ります。

手術は45分間の予定です。

6月16日 午後2時から。

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母の内科的なことは、まだわからないけれど
常に、母の病状が気になります。

今までは認知症の苦労を考えてきたけれど
認知症なんて、楽なもんです。
人格の変わった親を認めればそれでいいのですが
癌の苦しみは、心の苦しみです。

命の終わりって
病気の形となって
やってくるんですね。

来ないとおもっても
やってくるんですね



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アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

16年間アルツハイマーと戦った父ジェンギンスは2008年2月14日に亡くなりました。壮絶介護→施設入所→胆管癌による死。大切な父の最期の介護記録をここ残しました。 そして、夫を亡くした母は初期認知が進行中です。 年寄りと暮らす苦労を記録中。