アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

親孝行

2012-11-25 17:38:00 | 介護
2012年11月25日日曜日

わたしは12月1日にお仕事のイベントがあるので
多忙です。時間が足りないくらい多忙なのですが
介護は待ってくれませんし、まってもらったら死んでしまうので
孝行するのです。

母は土曜日にデイから帰ると
『お風呂で鏡を見たら、あたまがひどいことになっていて驚いた』
といいました。

髪も伸びたし、白髪ものびて、ほんとカッコ悪い状態でした。
でも、母に『染めようか?』『切ろうか?』といっても
『90なんだからもういいんだ』と拒否してたわけです。

それで、日曜日に美容院を予約してカットしてもらいました。
パーマは長時間になるのでカットだけです。

鏡の前に座るので化粧もしてあげました。

そして、とうとう私は母に付き添うという新しいことをしたのです。
連れて行って、待っていて、途中咳き込んだ時に飴をあげて・・
終わってからお金を払って帰ってくるのです。

父の時も床屋さんにつきそったなぁ~~
父はボケていたけど床屋さんで冗談を言って笑わせていました。
お金を払うことも忘れずに気にしていました。
重症認知だったけれど、脳の沿損傷部分以外は正常でいい人でした。

夫を尊敬して大事にする妻をもらっていたなら
父の人生はもっと明るかったことだろうし、
母の洗脳を受けずに私がもっと父親を大事にしていたなら
父の人生はもっと明るかったことだろう。

人生は後悔することがたくさんあるのだ。
人生は一回だから
なかなかやり直しをすることができないのだ。

先駆者のアドバイスは大事なんだけど
人って、聞き分けがないもんなんだな。

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短くカットし終えて、商店街をあるきました。
八百屋で、みかんとバナナを買いました。
ぬか漬けを買いたがりましたが制止しました。
以前からこれを買ってきて困っていました(母以外食べないから)



親しい布団屋さんが閉店するとはなしたら、わざわざそこを通るという興味津々。
『つぶれた』と母はスグそういうことを言うんだ。
道々は、新築ラッシュです。


家の前のバス通りは、剪定がすんでやっと掃除から解放されました。


うちのとなりのアジアンパームレストラン。
1000エン食べ放題ランチはお勧めです。
母は食べたことがないな・・・わたしは何回もたべてる。


家にある花梨の実をもぎ取りました。
チョコパンにやってもらおうとしたら、塀の上でしゃがんだまま立ち上がれず
わたしがスカートのまま塀の上に乗ってもぎ取った。
頼りにならないやつだ。
一個もひつようないので、世間にお配りした。
1年前に、友達のお父さんが剪定してくれたおかげでいいカリンが20個以上とれました。


ピーターはすぐに母のところに飛んでいきます。
母は嫌がります。
母は、下着のシャツを後ろ前に着ていました。


よる、チョコパンに
『 みるき~に化粧してもらったの?』
『 みるき~に美容院につれていってもらったの?』
『 みるき~にご飯作ってもらったの?』
と、孝行を押し売りしていました。
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大学病院検診日

2012-11-21 21:47:00 | 介護
2012年11月21日(水曜)

70日に一回の大学病院診察日です。

最近はバスで通院していましたが
前回、トイレの失敗もあったし
最近寝たきり老人だったので
タクシーで行きました。 800円。

病院へ行く日だと分かるとその気になってくれるので
その点はありがたい。

あさ、9時階下に降りると母が支度をしていた。
しかし、なんと母は

リハビリパンツ姿でウロウロウロウロ。

昨日お風呂に入って着替えを全部洗濯機にいれたせいで
何を着たらいいのかわからないみたいだ。

認知度が進歩してる。


そんな、パンツ姿の母の着替えの手伝いをしたのだ。

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10時半からの診察予約だったけれど
スキスキだったので10時すぎに診察終了。

☆ 喉赤くない
☆ 脇腹の痛みは咳によるもの (ヒビとか骨折とか)
☆ 胸の音 異常なし
☆ 血圧正常(薬飲んでないけど)

すいていたので、認知の検査もした。結果は1月。

いつもの飲んでいない薬と眼科で出してもらっていた
ヒアレイン(ヒアルロン酸目薬)を出してもらった。

ここで目薬を出してくれることになって、
もう眼科に行かなくてすんでいるのだ。




廊下には認知教室のポスター。
かつて、私はこの教室に通ったことがある。
必死だったけど、いまじゃ、認知介護のベテランだ。
経験こそが宝だ。

病院の待合室には
優しい嫁もいれば
怒ってばかりの妻もいた。
認知のお年寄りはみんな不安そうな顔で待っている。
不安がいっぱいで質問も多いが
付き添いのひとはイライラしたりなんだり。

怒る嫁は絶対にもらいたくないもんだ。

明るい介護もだいじだが
明るい家庭も大事だと思った。

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診察後は風が強かったが
バスで帰ってきた。
母は必死で歩いていた。
『 バスでいいわよ』と、認知老人の言うことを間に受けて
バスで帰りました。 200円

途中母は
『 家のそばの土手まで行くバスに乗れるの?』と変なことをいいます。
50年前は家の前の道は土手でしたから、その記憶でしょう。

あと、森光子の最後の方とおなじで
言語がはっきりしません。
言葉がうまく出てこない感じがします。

昨日お風呂に入った時も
今日病院から帰った時も
母はクタクタです。

そりや、寝たきり老人がたまに歩くのですから当然です。

寒くて暇で寝てばかりの母です。

あすは、久しぶりでデイに行けるでしょうか。

臭い頭で申し訳ないことです。

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風呂にはいらないひと

2012-11-20 11:18:00 | 介護
2012年11月20日

母の咳は悪化せずおさまり、風邪も回復しています。
病院へ行く時間もないので(昼寝と拒否)
市販薬とシロップの咳止めでなおしました。

さて、風呂に入らないこと10日です。

風呂をすすめると

言うわ言うわ、、、
言い訳のぐたぐた

ショートステイに行くと寝たきりの人が一年中風呂も入らないでいるって。
どうやらその人と同じでいいらしい。

デイに行った時に入るから良いって言うんだけど、
周りの人が臭がるよ!って言うと

臭くなんかない、だれも周りにいない、って。

銭湯や温泉に入っていると
あとから入ってきた人って
すごく臭いんですが(自分がもうキレイなので人の匂いを感じるの)
その臭いに母は気がつかずに生きてきたんでしょう。

臭いに敏感じゃない人ってたくさんいます。

スーパーにいくと主婦が意外と臭いんです。
お互いに気をつけましょう。


頭を洗うとツーーーンとする匂いがすると言われ続けているみるき~より。




そして、夜になりました。

母を説得して風呂に入ってもらいました。

       結果



臭い頭を洗わずにでてきました。


疲れてクタクタになってます・・・・

ああもう、呆れた。
言い訳もひどい。
臭くないと言い張ります。
明日臭かったら薬屋から頭にかけるものを買ってくるそうです

心が苦しくなるほどひどいな
息ができなくなるほどひどいよ。


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日々が早くすぎる

2012-11-14 01:54:00 | 介護
めまぐるしく早く毎日が終わって次の日がやってきます。

朝起きると昼食夕食のしたくです。

仕事とご飯の支度で一日が終わります。

母がデイサービスに行く日は早起きをするので睡眠時間が
3~4時間で、それが続くとやはり体調が悪いきがする。

週に3日だけゆっくり寝てられるが、寝れたことがない。
必ず電話がかかってくるんだ・・・

睡眠薬を飲んで寝てぐっすり寝てみたい。

過去に睡眠薬を処方されたことがあるが、
それは寝ていていい人が処方されるべきで
起きなきゃならない人が飲んだって
どうしょうもない薬だった。
睡眠薬が効いているのに起きたら頭がこんらんするんだわ。

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久しぶりに母が風邪をひきました。

咳き込んでいます。

でも、病院に連れて行くことができません。
拒否するし、寝てるし。

体調をきいても
『 わからない わからないけど、どこか悪い 』
といったあと絶対に
『 もう90なんだから当たり前。 いつ死んでもおかしくない』
と、聞き飽きた言葉を繰り返します。


今週はデイもショートもお休みです。
わたしは、外出の用事も多々あるので

朝昼晩の食事の用意に奔走します。

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森光子さんが亡くなりました。

昔は母と同じ年齢だったのですが(本当に)
いつのまにか母より上になっていました。

紅白のゲストだったあたりから
森光子さんはひどいことになっていましたね。
渡る世間の役でも、さいごは目が宙にあって一本調子の
セリフでした。
家族がいたなら、こういうことにはなっていなかったと思う。
テレビってひどいな。
あすからのワイドショーじゃどんな映像を流すんだろうか。
どうか、森光子さんらしくない多々ある映像は流さないでほしい。

 
‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘


趣味のおじさんたちと埼玉県加須まで行ってうどんのはしごをしてきました。加須はうどんと鯉のぼりの街です。 
    

 行田名物 『ゼリーフライ』 大変珍しいものをいただきました。
     

美味しくて幸せでした。 帰宅後は家事と介護の暗い生活です。
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アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

16年間アルツハイマーと戦った父ジェンギンスは2008年2月14日に亡くなりました。壮絶介護→施設入所→胆管癌による死。大切な父の最期の介護記録をここ残しました。 そして、夫を亡くした母は初期認知が進行中です。 年寄りと暮らす苦労を記録中。