ミホんち

2005年から書いてきた「ミホんち」
gooブログに引っ越してきました。
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今週の一冊

2011-04-15 22:02:00 | 本の話
 
 生温か~い一日。あまりにも寒い師走だったので窓拭きせんまま春になっちゃった。やっと網戸と窓をゴシゴシ。タオル真っ黒よ。やっぱ前が道路の一階だからなあ。カーテンもそろそろ洗わんといかんね。春・春。tulip

 ***今週の一押し***

 「ハブテトル ハブテトラン」 中島京子
 東京に住む小学5年生のダイスケが広島の福山にやって来て、たくさんの経験を積む話。ハブテトルは広島弁ですねるとかいじけるとかの意味。ハブテトランは否定型。子供向け小説なんだけど、ちょっと面白い。小学生の男子の幼さと背伸びが微笑ましい。ただ作者は東京人なので広島弁が完全ではない。「おみゃー」とか言うか?それだと名古屋弁じゃないん?そこはやっぱ「わりゃー」じゃろ。

  「それから光がきた」 新川和江
 詩集。こんな時、詩を読んでみたくなるのは本当かも。「その朝に」という一編が頭に残る。50年後かも。500年後かも。今日かも。その朝が来るのが。

 「ともしびマーケット」 朝倉かすみ
 ある町の小さなスーパーマーケットに集う人々の、ささやかな日常。そのひとりひとりが私であなた。寝る前にちょうどいい。

 「僕は秋子に借りがある」 森博嗣
 自選の短編集らしいんやけど、ちっとも面白くなかった。どしてこれを選びなさった?

 「一度作れば見なくて作れる」 中島有香
 料理本。あまり好みのものはなさそう。一度も作らずおしまい。

 「白洲正子のかくれ里を行く」 楓大介
 写真集。白洲の書いた「かくれ里」に沿って写した風景の写真集。なかなかきれい。白洲正子の文章はあまり好きじゃない。どう読んでも上から目線。あたくしが発見してあげた美しき日本。 

 
 


コメント
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