ミホんち

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今週の一本

2006-09-20 19:52:24 | 映画・テレビの話
 昨晩、「明日コンパやけん」と急におっちゃんが言う。おっちゃんの晩御飯がいらない→水曜→映画 とパブロフの犬的に思いつき、映画探し。

  映画のパンフがなかったので
 

 「佐賀のがばいばあちゃん」
 日本 ★★と半分
 監督 倉内均
 主演 吉行和子

 戦後間もない広島。生まれてすぐに父親を亡くした明広は、居酒屋で働く母の手一つで育てられる。しかし、夜の仕事をしながらの子育ては難しく、明広は母の実家に預けられることとなった。自分の家よりも、更に貧乏な“ばあちゃん”の家で、明広は戸惑うばかりだった。だが、このばあちゃん佐賀で言うところの<がばい>ばあちゃんであったのだ。ばあちゃんには貧乏だが、明るく楽しく生きる哲学があった。ばあちゃんのおかげで、明広は逞しい少年へと成長していく。

 島田洋七原作のベストセラー小説の映画化である。原作がそのまんま映画になったという感じ。貧乏を笑って吹っ飛ばすばあちゃんの言葉。それを説教臭くなく、生活の知恵として話してくれるので、ばあちゃんの話にウンウンとうなづくことができるのだ。<本当のユーモアとは、どんなことに限らず笑うことができること>という格言があったと思うのだけど、このばあちゃんはまさにそれだ。

 「悲しい話は夜するもんやない。どげな辛い話でも昼間にしてみたらたいしたことやない」という言葉が心に残ったよ。本当だね。夜あれこれと一人で頭を悩ませていることでも、明るい時間におっちゃんや友達に話したら「なーんだ」ってことになること多い。

 吉行和子がちょっと小奇麗すぎたな。九州弁がうまい女優さんだともっと実感こもったけど。かといってばってん荒川では困るが。子役はうまい。現在の明広を三宅裕司が演じるのだが、子役がみな似てて笑える。




コメント (6)
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