綾波シンジさんに頼まれた(なんか不遜な言い方だな)池田氏の温暖化懐疑論を「正義で地球は救えない」から引用します。僕は温暖化についてあまり知識がないので正確な判断はできませんが、それでもヤバそうに思われる部分を引用します。
P26>百年前より0.7℃高いことがどれほど問題なのだろうか。
P27>二〇世紀前半は化石燃料を大量に消費していない。したがって、当然、CO2もそれほど出てはいなかった。にもかかわらず地球の平均気温は上がっていたのだ。そして、石油の大量消費が始まりCO2がたくさん排出され始めたはずの1940年~1970年代には平均気温はむしろ下がっている。つまりCO2の排出量と気温の上昇関係はかならずしもパラレルになっていない。
P28>シュミレーションでは、パラメーターを調整することによって観測結果に整合的になるようなモデルが選ばれている。どのパラメーターをどう調整するかは人間(研究者)の恣意的な選択で決まる。過去の減少を最も説明しやすいモデルになるようにいくらでもパラメーターを調整することができるのである。
ついでにお前が言うなと突っ込みたくなる一文。
P35>CO2による地球温暖化の危機をセンセーショナルに扱ってさんざん危機を煽ってきた人たちは、科学者の論文をきちんと読んでいるわけでもないのだろうし、様々な観点や論点を自分の頭の中で整理するというようなことをまったくしていないのだろう。
さすがグローバルに物事を考えられる人の言うことは説得力がありますね。おもに負の方向に。これを書いている今もはらわたが捩じ切れそうですw)読者を笑い死にさせるつもりですか池田先生?
このほかにも池田氏は同じ懐疑論者である丸山茂徳氏や伊藤公紀氏の本を好意的に紹介しています。
P26>百年前より0.7℃高いことがどれほど問題なのだろうか。
P27>二〇世紀前半は化石燃料を大量に消費していない。したがって、当然、CO2もそれほど出てはいなかった。にもかかわらず地球の平均気温は上がっていたのだ。そして、石油の大量消費が始まりCO2がたくさん排出され始めたはずの1940年~1970年代には平均気温はむしろ下がっている。つまりCO2の排出量と気温の上昇関係はかならずしもパラレルになっていない。
P28>シュミレーションでは、パラメーターを調整することによって観測結果に整合的になるようなモデルが選ばれている。どのパラメーターをどう調整するかは人間(研究者)の恣意的な選択で決まる。過去の減少を最も説明しやすいモデルになるようにいくらでもパラメーターを調整することができるのである。
ついでにお前が言うなと突っ込みたくなる一文。
P35>CO2による地球温暖化の危機をセンセーショナルに扱ってさんざん危機を煽ってきた人たちは、科学者の論文をきちんと読んでいるわけでもないのだろうし、様々な観点や論点を自分の頭の中で整理するというようなことをまったくしていないのだろう。
さすがグローバルに物事を考えられる人の言うことは説得力がありますね。おもに負の方向に。これを書いている今もはらわたが捩じ切れそうですw)読者を笑い死にさせるつもりですか池田先生?
このほかにも池田氏は同じ懐疑論者である丸山茂徳氏や伊藤公紀氏の本を好意的に紹介しています。
>自分の間違いなら「シミュレーション」に直しなよ、はずかしいから
原著あたって確かめてみます。ご指摘どうも。
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/keijiban/e0009.html
>上の引用文を読めば、池田の科学哲学への理解は一般向けの解説レベルにも達してないと疑わざるを得ません。よくもまあ、「科学論」の本を書いたものだ。
了解です。ありがとうございます。
(ただ、RSSの打ち方がよく分からないので失敗するかもです・・・)
(池田氏の本や一般の「懐疑派」系の本は、そんなチェックは受けていないでしょうし)
ブクマ登録ありがとうございます。
そういえば、こちらのブログの「お気に入りブログ」では、環境変動に関する専門性の高いブログや、懐疑論(とりわけ武田氏)に対抗している人のブログを集めていますのでご参考に。
知り合いに研究者や院生の方がいてその人たちに論文などを写させてもらってます。ですが池田氏批判はほぼ僕一人でやってますね。たまに論理構成のチェックをしてもらうくらいです。
>研究界にいると、世間に出回っている一般書のレベルの低さを思い知らされますね
確かにそういうのはありますね。僕は研究者でもなく一般人とも言い難い微妙な位置ですが。
僕の場合はほぼ独学でここまで来た人間ですから池田氏に騙される人を見るといらっときます。すこし勉強すれば間違いがわかるのになんで勉強しないのかと。
あと、こちらのブクマに綾波さんのとこのリンクを貼っておきます。
(現状の知見に疑問を投げて、さらに新たな知見を作り上げる、という意味では、いわゆるIPCC派の人も含まれることになりますね。)
逆に、「まとも」でないという概念から見れば、IPCCの話をどこか勘違いされているかたでしょうか?
(こちらに、申し訳ないが、赤祖父氏、丸山氏、伊藤氏、武田氏、池田氏、渡辺氏など、たいていの論者が含まれる)
……他の方はどういう認識かは詳しく存じ上げませんが、私はおおかた上記のように区分されるべきではないかと見ています。
ところで、丸山氏に至っては、文献からの引用がめちゃくちゃだそうです。あまりにも多いとか。
赤祖父氏も、温度変化の寄与割合について適当なこと言っていますね。
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ところで、梨さんは、どなたかと連携されて世の中のトンデモ系の話を検証されておられるのでしょうか?
(研究界にいると、世間に出回っている一般書のレベルの低さを思い知らされますね)
>まともに「懐疑的な」人もいますので、最近、識者の方はその棲み分けに気を配っているようです。
まともに「懐疑的な」人はどういった論点について懐疑的なのでしょうか?
あと、丸山氏はともかく赤祖父氏も微妙な人なんですか。勝手にデータ捏造する武田氏よりはまともかと思ってました。そういえばモデルがしつけられてると言い出したのも赤祖父氏でしたっけ?
まともに「懐疑的な」人もいますので、最近、識者の方はその棲み分けに気を配っているようです。
「知りもしないで文句をつける」というのは論議の世界では問題外ですので、そういう人を一般的に「懐疑論」と言いますね。そういう人って、まともに懐疑的である人にとっても迷惑なんだと言えます。
P26>これからの変化の問題なんだけど…
P27>自然要因をIPCCがどの辺まで考慮しているか、知らない人の典型例ですね。赤祖父さんや丸山さんタイプでしょうか。
P28>丸山さんもそのようですね。ハインドキャストもそこそこ出来ているというのにね。
P35>ほんと「おまえが言うな」ですね。
「科学者の論文をきちんと読んでいるわけでもないのだろうし」…いわゆる自己紹介というやつですね。