ならなしとり

外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。

悪質でいい加減な池田清彦 

2008-08-07 18:29:42 | 池田清彦
池田氏は環境問題のウソで遺伝子撹乱(汚染)は有性生殖と同じだといっています。
以下引用(P108)
クローン以外のすべての生物の遺伝的組成は多少とも違うのだから、有性生殖をするということは、厳密に言えば、彼らが言うところの遺伝子汚染が起こるのと同じである。すくなくとも程度問題にすぎない。
引用終わり
なにを根拠に程度問題といえるのかな。というか遺伝子撹乱というのは外来生物であるという前提があってはじめて成り立つものでそこまで一般化できるものではありません。池田氏の言葉を借りるなら、保全生態学者は一定の条件を満たした有性生殖にたいしてだけ遺伝子撹乱という言葉を使うわけです。はっきり言って彼の主張は現実と乖離しすぎています。外来生物の定義しかり、遺伝子撹乱に対する認識しかり。オレ様定義がそんなに正しいと思っているのか?
お花畑を見る自由はあるがそこに他人を巻き込むのはやめてくれ。外来生物問題に寄生する寄生虫。