ちょびっと♪日記

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「陽はまた昇る」最終話

2011-10-21 | その他ドラマ



『陽はまた昇る』最終話


キャスト
 遠野 一行 … 佐藤 浩市
 宮田 英二 … 三浦 春馬
 湯原 周太 … 池松 壮亮
 簑島佐和子… 真矢 みき
 安西 雄哉 … ARATA
 遠野奈津美… 斎藤 由貴
 内堀 清二 … 橋詰 功
 白石 大地 … 浪岡 一喜
 田中 里美 … 石野 真子
 立花 琴美 … YOU
 杉崎 孝夫 … 六角 清児


えーっ!!
遠野の妻死んだ…コレはツライ。ツライです、さすがに。
安西を庇って突撃班の銃弾を受けた遠野は助かったけど、奈津美の最期には間に合わず彼女を看取ったのは簑島だった。
奈津美は最後にごめんなさいと伝えて欲しいと言って亡くなり、簑島も辛い経験をすることになったわけである。
遠野に対して少し恋心らしきものを抱いていただけにキツかったかと。

遠野は依願退職扱いで、結局ていのいい厄介ばらいである。学生たちを事件に巻き込んだ責任をとれと。
遠野は遠野ですっかり糸の切れた人形みたいになってしまって、奈津美の存在は遠野にとっては随分と大きかったんだなぁと。
校長が遠野を教官に呼んだのは、自分の可愛がっていた巡査を殺した安西の女とくっついた遠野が憎かったんだと打ち明ける。
学生たちを事件に巻き込んだのは自分自身だと校長は言った。
だからせめて学生たちに挨拶してやってくれと言うが、遠野はもはやモチベーションも気力も失っていた。
辞めた遠野も痛手だったが捜査一課長だった杉崎もどこぞの署長に左遷されたようである。

学生たちが教官が来ないなら卒業式に出ないとかなんとか言って、クラス全員ボイコットするとかもう。
子どもっぽいどころの騒ぎではない。
一応教室にやってきた遠野だが、
「警察官になる気がないなら、俺みたいになりたくないなら卒業しなくていい。」
と言っちゃう遠野に宮田、逆らうし。

それにしても卒業式で「遠野教官の処分の再検討をお願いします。」と訴える学生たち。
怒って帰ろうとする警視総監を止めて詫びる遠野、そして
「辞表は受理していません。卒業式には教官として出席してください。」と言う校長。
最後にいいところ持っていったぞ。
「いかなる闇をも乗り越え昇る太陽のように強い警察官になってください。」
とタイトルまで持っていく始末である。校長~!!

そしてまたもや遠野のモノローグだよ。
このモノローグは初めから亡くなった妻へのモノローグという形で最後を迎えるという一種の伏線だったのかもなあ。
で、まあ「奈津美、俺は~」で始まったモノローグ。
『壇上に立って教えてきたと思っていたが、教えられたのは俺だった。彼らに会うまで俺は知らなかった。
 人のぬくもりも涙の美しさも、空の蒼さも全て失くしたと思ってたが間違ってたよ。
 俺はこの手に持ち切れない奇跡をもらったんだ。俺はこの仕事を続けたい。』
そして教官に戻る遠野。
卒業した学生たちはそれぞれの配属先で頑張っているようである。
ラストは田舎の交番に配属された宮田が遠野に名前を呼ばれたような気がして空を仰ぎ見るシーンで終わった。

どこまでも、どこまでも佐藤浩市。
金太郎飴のように佐藤浩市。やさぐれてもさすがの佐藤浩市だったわー。
別に佐藤浩市好きじゃないのに、カッコいいってインプリンティングされるレベルのプロモーションビデオでした。
安西なんか最後の最後まで警官に抵抗したり荒れすさんでいるだけといういいとこなしの役どころだし。
佐藤浩市の引き立て役としても役不足な感じするし。

このドラマで一番ワリを喰ったのは白石助教だと思う。
面倒くさくてわけのわからない教官の下で、子どもみたいな学生をまとめさせられる。
いやほんと気の毒だった。
そして何故か最終回のいいところで出てきた友情出演・成宮。いつも思うけど友情出演て誰との友情なのか。
そこは明らかにしなくていいとこなのか。成宮が出てくる必然性、全くなかったけど。

このドラマのいいところは徹底して警察学校を舞台にしたところかなぁ。
チームバチスタ3みたいにあっちこっちごろごろ転がされると疲れてしまうし、ストーリーの肝が分からなくなっちゃうので。
ストーリーの肝と言うほどではないけど、テーマが定まっていると見ている側は集中しやすいというのはある。
そういうのを単純なドラマだと評する向きもあるだろうけど、私は好きかなー。
いわゆる“定番”とか“テッパン”とか言われるものって、そこに至るまでの紆余曲折があってのことだと思うし、いろんな小道具(小芝居)とか脇役の人にも目がいったりして発見があるのも楽しいのだ。

で、やっぱり今回のイチオシは白石助教役、浪岡さんで。卒業式の後の学生たちの挨拶シーンで号泣してたのが印象的だった。


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