ちょびっと♪日記

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「相棒ten」第3話

2011-11-16 | ドラマ「相棒」


『相棒ten』第3話-晩夏-




*ストーリー*

 杉下右京(水谷豊)が、ふとしたきっかけで知り合った歌人、高塔織絵(三田佳子)から相談を受ける。「文箱の二重底から毒物が入った見知らぬ青い小瓶が見つかった」という。文箱は40年以上前、織絵が結婚を約束した桐野(岩瀬亮)が持っていたもの。桐野は服毒自殺していた。毒物は桐野が自殺に使用したものなのか・・・。しかし、織絵は「なんのために毒を隠したのか」と疑問を抱き「青い毒の小瓶の謎、解いて頂けます?」と右京と尊(及川光博)に依頼する。

 当時の担当刑事の話から、桐野の遺体が発見される直前まで部屋に入る人物がいなかったことがわかった。部屋に一人いた桐野はやはり自殺だったのか。

 しかし、桐野が40年前に作った短歌を読み直した右京は、事件の真相に気づき…。(脚本:太田愛 監督:近藤俊明)



「神戸くん、君。意外に根気強い」
と神戸尊、右京さんに褒められてましたー。

相棒、息抜き回かと思っていたのですがねー。
重い。ゲスト出演が三田佳子という選択も既に重い。
子どものしたことは親の責任と言うつもりは毛頭ないけど、1、2話とその手の話が来た後に三田佳子かぁ。
故意にではないだろうけど。

42年前の事件とも自殺とも分からないことを病院で出会った女性に頼まれごとをした杉下は事件の真相を突き止めるが、結局は高塔織絵(三田佳子)を救うことはできなかった。
かつて愛した男を殺した男を本当は愛していた女。
その男は彼女の才能を愛し、ひいては彼女を愛していた。
男は彼女が真実に気づいた時は甘んじて復讐を受けようと決心し、そしてその時が来たと察して毒が入っているであろうコーヒーを黙って口にし、女は男が42年前に自分を愛するが故に殺人を犯したと思っていたため、彼が犯人でないと思い込み失望して自殺する。
42年前に罪を犯した男は生き残り、杉下はいつもの如く怒り。そして紺青の空はただ続くのである。

なんともまた救いのない結末ではある。
彼女の自殺に間に合わないのが相棒らしくないような気もするけど、余命半年を宣告された彼女に最期を選ばせた脚本も悪くはない。
私の好みとしては、そういうことで同情的になってすべてを水に流すのは杉下の正義ではないと思うが。


 罪あらば 罪深くあれ 紺青の空に背きて なれを愛さん

ならば最期まで。天命尽きるその時まで、とは酷だろうか。


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