ちょびっと♪日記

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「相棒ten」 第12話

2012-02-17 | ドラマ「相棒」

『相棒ten』 第12話-つきすぎている女-



*ストーリー*

 "ついてない女"こと月本幸子(鈴木杏樹)が刑期を終えて出所。
 右京(水谷豊)に「助けてください」という連絡が入った。出所後、清掃業者に就職。仕事ぶりが評価され外食チェーン社長・間宮(田中壮太郎)の専任家政婦に。その後、寮代わりにと立派なマンションまであてがわれる。料理が店の新商品に採用されるなどし、商品開発担当として正社員に!さらには若くてイケメンの社長・間宮からプロポーズまで…。
 幸子は右京に「私がこんなについているはずがない」と訴える。さらに間宮から入室を禁じられている書斎に何か恐ろしいものが隠されているはずだと指摘するが、それでも動こうとしない右京に失望した幸子は、「杉下さん、何か変わりましたね!」と言い捨てて帰る。
 右京本人も、「最近なんとなく調子が出ない、頭が冴えない…」と言い始めてしまう。どうやら右京はスランプのようだ…。

 幸子に巡ってきたこの"ツキ"は本物なのか、それとも誰かの陰謀なのか!?
 今回は頭の冴えない右京が尊(及川光博)とともに捜査をする!
 さらに驚愕の展開がラストに待ち構える!


ゲスト:鈴木杏樹

脚本:古沢良太 監督:近藤俊明


この回の見どころといえばやはり冒頭の神戸に対する杉下の投げやりな態度だろう。
月本幸子からの出所挨拶の手紙を暇課長と3人で読んだ後の神戸の質問は至極当然のことと思われる。
「月本幸子って誰なんですか?」これに対し杉下の一言。
「説明すると長くなるので省きます」
えーーーっ!!とのけぞる私をよそに
「省くんだ」と一人ノリツッコミの神戸。この神戸をもう見られないと思うと…。

暇課長が「一言で言うと、ついてない女」とフォローする有様。
「誰なんだ」と独白の神戸、置き去り。
説明を省かれた挙句に月本幸子に「あなたは私のことを知らないからっ!」とか責められてかわいそうだ。

と思っていたら実は本当の見どころはその後にあった。完全なお笑い回である。

杉下右京、過去最大の危機!!っていうかものすごいスランプ…ほとんど隠居したご老人なみのトボケっぷりである。
「僕の異変に気がついていましたか?」
あ、説明が面倒で省いたのはそのせいか?頭が冴えないらしい。まあこの年でそういう話になると所謂更年期とかアルツハイマー?とかの話題にはなるわけで。しかし米沢さんに相談するとか…警視庁にカウンセラーいるだろうに。とりあえず自前のキャラでなんでも回そうという自転車操業ぶり。

さて幸子の前任の家政婦失踪事件の調査に乗り出した特命ですが、杉下はピンとこないまま。
そして神戸くん、杉下さんの介護状態になってますが…いいんですかね、これ?
あ、畳の縁に傷がっ!!開けてみましょう―びびる幸子&神戸。
あ、この二人って床下から死体見つけちゃったコンビだな。二人して超遠巻き(神戸は口にハンカチ)になってるところを
「何もありませんでした。元に戻しといてくださいねー」のセリフも軽やかな杉下。
庭で飼い犬を見つけたシーンに至っては、小屋のネームプレートを見て
「きみ、タッキーって言うんですねー」と犬に話しかけるも、犬の名前はロッキーである(そこの家の子どもがロの字に落書きして田になってた;;)。
「ダメかもしれませんね…」と神戸。←うん、ダメかもしれんね…
とりあえず私はもう無理。ほんと無理。これ以上見てたら腹がよじれる。
事件とかどうでもよくなってきちゃったもん。『相棒』じゃないやん、コレ。

途中変な新興宗教が絡んでくるんだけど、もうそのシーンも笑い満載。
「心のバリア、解いちゃいましょう~、チャクラ開いてきたよ~っ!!!」
アホか。教祖・藤原エイブラハムみさお。笑え過ぎて全然怖くないし。
その宗教がらみで杉下に電話しかけたさっちゃんも、さすがにダメかもしれんと思ったんだろう、伊丹に電話してるし。
そいでまたその電話を受けてる伊丹がすっかり悪役。「フェッヘッヘッ」ふんぞり返りっ!!(←いいんですか?幸四郎さん、こんな婿で。)
そして捜査一課携帯直通のみまもり携帯持ってるさっちゃん。私は切実に欲しいよ、それ。←たぶん今回ここ最重要。ボタンひとつでトリオ到着。
伊丹刑事の「おめぇに食わせるタンメンはねぇっ!」じゃなかった、
「俺が捜査一課に入って今日ほどくだらない一日はねぇっ」とか。
神戸的には「ついてない女」じゃなくて「おっちょこちょいな女」。
最後は『花の里』を任されることになった幸子が、杉下と神戸のお茶漬けを逆に出してしまってこっそりお茶漬けトレード。(ちなみに杉下は鮭茶漬けわさび多め、神戸は梅茶漬けがお好み?杉下さんは梅嫌い)

ああ、もう面白小ネタが満載過ぎて書ききれん。まさにどうしちゃったんだ『相棒』回。

一応事件はね脱税とか失踪事件とか、まあ解決を見たわけなんだけど。
で、杉下さんのスランプは『花の里』がなくなったせいだったとかなかったとか。
杉下の日常というか習慣が変わったせいで、調子が出なかったというオチだけど『花の里』を復活させるために用意した回なのかな?
相棒として見ればなんじゃこりゃ?な感想だけど、すっごくくだらなくて面白かった。
私的には月本幸子は「自意識過剰な女」かなー。方向性はおっちょこちょいで。
とりあえず鈴木杏樹が42歳にはまったく見えない件。綺麗過ぎてびっくりでした。
神戸と幸子の共通点は床下トラウマと40歳には見えない雰囲気。最近神戸くんはお疲れのせいか少し年をとった感じはするが。

んー。でも『花の里』っていうより本当はたまきさんがスランプの原因でしょう。
たまきさんは益戸育江の意向で自主降板だからどうしようもないし、とりあえず『花の里』という場所だけでも…という制作側の苦肉の策に月本幸子を当てたというところか。
こうして後追いでゆっくり見てると、まあいろいろ相棒も大変だなーとは思う。
だからといって新鮮さを求めて相棒チェンジを繰り返すのもどうかと思うが。

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