ちょびっと♪日記

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「新相棒決定!」

2012-04-03 | ドラマ「相棒」


ということで。

新相棒は成宮寛貴さんだそうです。
http://blog.tvasobi.jp/entries/index/aibou/

納得いく人選かどうかは別にして、ちょっと若いな。まだ29歳だっていうし…シーズン11の放送時には30歳かな?
相棒は長くやっているドラマ、というだけではなく脇レギュラー陣の役者の交代が殆どないという特殊なドラマ。
長期にわたる人気ドラマはたいてい殉職や異動で人が入れ替わるものだが、杉下右京の相棒以外の役者の入れ替わりがほとんどない。
「渡る世間に~」とか「北の国から」みたいに役者がドラマの中で年をとっていくのである。
その弊害として、平均年齢の高い出演陣の中にあんまり若手を放りこむと違和感がーという空気になっていた。
二代目相棒・神戸尊こと及川光博でさえ若手。(起用当時38歳だったか)
今のレギュラー出演陣の一番の若手は捜査一課トリオの芹沢か?多分40歳くらい。
そこに30歳の成宮。

絵的に大丈夫か?

捜一とのやりとりは若いもんいじめに見えないのか。
いや、むしろ三浦とか伊丹はやりづらくて仕方ないはず。
杉下との並びは大丈夫か?
既に神戸との並びですら上司と部下以上には見えない。それ、相棒じゃない。
親子ほど年の離れた相棒、どうやって御するのか、今の制作陣で、と思う。
上司が部下を育てるというのが新相棒の基軸ならまあそれもアリということなのだろうが。

tenは脚本と設定の迷走、相棒・神戸の空気化とキャラ設定のブレなど粗が目立っただけに不安が残る。
そしてこの段階の新相棒発表。
当初公式では夏ごろ発表予定とされていたはずだが、週刊誌に抜かれたため急きょ発表ということになったとかならなかったとか。
どちらにせよten最終回の段階で成宮起用は決まっていたはずで、神戸の扱いがおざなりになるのもうなずける。

このタイミングが意図したものかそうでないのかは与り知らないが、もう少し前相棒卒業の余韻を残しておいて欲しかったという気はする。
それとキャラも役の設定も決まっていなくて俳優だけ決まっているというのはどういうことなのか?
やはり芸能界の大人の事情ということなのか。
俳優ありきで設定後付けかあ…オリジナル脚本だけにこれはキツイものがあると思う。
後は杉下右京の定年退職。最後の引き際のタイミングはそこしか残されていない。
その時の相棒が成宮(かどうかは分からないけど)というのもなんとも言えない妙な気分ではあるが。

結局今の『相棒』は、杉下の変人ぶりも普通っぽくなってしまったし、相棒とは上司と部下の関係だし―と初期の私の愛する『相棒』ではなくなってしまったのだろうなあ。
だからつい初期の名残を感じる捜一とか鑑識さんに注目してしまうのかもしれん。
先日シーズン2の初回再放送を見たけど、大河内監察官なんてものっすごい歪なキャラだった(秀逸!)のに、最近ラムネ食べてないもんな。おしゃれなバーで神戸とワインばっかり飲んでた。

成宮という人選に不満があるわけではないが、なんというか残念な感じは否めない。色々と。
(で、始まったらすっごく面白い、という方向に期待を裏切ってくれるといいが)


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