<超心理学と懐疑論者たち(11)>
第11章:懐疑論者のスタンス
超心理学のデータを前にして懐疑論者たちはどのような
スタンスをとっているのか。1951年に、ラインの実験
データを吟味した心理学者(でニューロンの学習則を
提案した)ドナルド・ヘッブは、ラインの研究が受け入れ
難いのは、自分の「偏見」のせいだと吐露している。
結局のところ、懐疑論のスタンスはホノートンがまとめた
次の3つに集約されよう。
(1)統計的分析に誤りがあって、実は有意でない。
これは、心理学者の懐疑論者によって何度も主張され、
そのたびごとに、統計学者によって問題がないと正当化
されている。もはやこのスタンスはとり続けられない。
(2)実験方法のどこかに欠陥があるにちがいない。
超心理学者は具体的な指摘には対処してきている。
現状の批判は、きっとどこかに欠陥があるのだという
消極的な指摘にとどまっている。
(3)そんな現象はあるはずがないと、頭から否定する。
超心理現象が科学的な基本原理と矛盾するというのだが、
絶対に矛盾すると、はっきり示されたわけではない。
第11章:懐疑論者のスタンス
超心理学のデータを前にして懐疑論者たちはどのような
スタンスをとっているのか。1951年に、ラインの実験
データを吟味した心理学者(でニューロンの学習則を
提案した)ドナルド・ヘッブは、ラインの研究が受け入れ
難いのは、自分の「偏見」のせいだと吐露している。
結局のところ、懐疑論のスタンスはホノートンがまとめた
次の3つに集約されよう。
(1)統計的分析に誤りがあって、実は有意でない。
これは、心理学者の懐疑論者によって何度も主張され、
そのたびごとに、統計学者によって問題がないと正当化
されている。もはやこのスタンスはとり続けられない。
(2)実験方法のどこかに欠陥があるにちがいない。
超心理学者は具体的な指摘には対処してきている。
現状の批判は、きっとどこかに欠陥があるのだという
消極的な指摘にとどまっている。
(3)そんな現象はあるはずがないと、頭から否定する。
超心理現象が科学的な基本原理と矛盾するというのだが、
絶対に矛盾すると、はっきり示されたわけではない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます