あすなろ

塾長日記

合併症の恐怖

2011-07-14 18:44:53 | Weblog
糖尿病の合併症を起こすわけ
 糖尿病の教育入院なんかをすると、失明や足の切断、人工透析など、これでもかこれでもかという合併症の諸例を見せつけられて震え上がる。したがって退院した時など、ハンバーガーを見た時、もうそれは毒の塊かと思った。こんなものを三食おなかいっぱい食べる生活なんてと思った。私はもうこの病気と十年余り付き合っている。血糖値を測って、眼科、足の手入れ、血圧や眼圧も定期的に測ってむしろ一病息災だと思っていた。先日、人工透析をしている人の番組を見た。合併症を起こした原因は『治療を忘れたと言うか怠った』ということだそうだ。これが一番の合併症を起こす原因なのだ。あまりに長い治療期間、痛くも痒くもない症状、さらには高い薬代。つい怠ってしまう。しかし病状は一定の基準を超えたら、もう絶対に戻らない。薬も効かなくなる。あとは増殖する一方なのだ。
その時は遅い。だから合併症にならないためには定期的にその恐怖を思い出すことなのだ。