蛍の墓までいかなくても、ひめゆりの塔とかガラスのうさぎとか、戦争映画を見ると人が、隣にいた人間が簡単に死んでいく。生きていた人間はその死んだ人の分まで生きようと思う話ばかりです。学校の先生も戦争体験者ですからね表参道の木の下で人が息絶えていたとかる僕の友人のお父さんなんかに原爆で受けた背中のケロイドなんかを見せてもらったことがあります。そうやって育った僕たちは、誰かを殺したかったなんて言う、秋葉原事件みたいなものは、絶対になかった。人命軽視はやはり、人命に対する教育がなされていないからではないのか。