RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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江戸の美男子 - 若衆・二枚目・伊達男

2013-07-13 21:30:00 | 美術
見てきました

太田記念美術館

会期は2013年7月2日から2013年8月25日。
前期と後期に分かれています。
前期は7月2日から7月28日。
後期は8月1日から8月25日。

前期を見てきました。

今回は「江戸の美男子」
時代が変わろうともイケメンはもてはやされるのですね。
私が思う江戸の美男子は尾上菊五郎と市川団十郎
出会いはたばこと塩の博物館での展示「役者に首ったけ!!」

今回はどんな美男子がいるのかとうきうきで行ってきました!!

というかさ、浮世絵には「美人画」と呼ばれるものがあるのに。
「美男子画」は聞かないな……
男性が描かれているものだと、相撲取りとか歌舞伎役者か。。
では気に入った作品をいくつか。

宮川一笑「清水堂娘飛び降りの図」
傘を開いて飛び降りている娘が描かれています。
その下には青年。
なんでも清水の舞台から傘を開いて飛び降りると願いが叶うとかなんとか。。
こわっ!!
そこまでして叶えたい恋なのか。。。

勝川春章「桜下詠歌の図」
花の下で和歌を詠む、若く美しい男性。
その後ろにはたくさんの女性が。
みな、熱い視線を送っております。
イケメンも大変なんだね。。。

葛飾北斎「源氏物語図」
イケメンというか美男子というか。
女にモテモテといったらこの人!!
光源氏。
物語の人だけど。。
花宴の帖が描かれています。
朧月夜との逢瀬の前が描かれています。
優美な感じで平安朝の華やかさが伝わってきます。

歌舞妓堂艶鏡「三代目市川八百蔵の梅王丸」
見得を切る端正な顔立ちの美男子。
描かれるのは寛政8年(1796)7月都座「菅原伝授手習鑑」に取材した、三代目市川八百蔵演じる梅王丸です。
三代目市川八百蔵は、容貌が優れていたことで知られた歌舞伎役者。
今回のチラシにも使われている今回の看板です。
うん、さすがの目線の強さ。
きりっとしていてかっこいい。
さて作者の歌舞妓堂艶鏡は、写楽の大首絵に触発されたとされる作品を発表した絵師。
しかし活躍した期間は大変短く、遺作も7点しか確認できないとか。
謎の絵師が描いた当代きっての美男子。。
これだけでも興味深い。

というわけで。
外が暑い中。涼しい館内で美男子に囲まれ楽しいひとときでした(笑)



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