言語空間+備忘録

メモ (備忘録) をつけながら、私なりの言論を形成すること (言語空間) を目指しています。

ネット検閲があるらしい

2011-04-07 | 日記
YOMIURI ONLINE」の「ネットの流言飛語、管理者の自主削除を要請」( 2011年4月6日22時36分 )

 総務省は6日、インターネットサービス事業者ら通信各社に対し、東日本大震災に関するネット上の流言飛語について、表現の自由に配慮しつつ、適切に対応するよう要請した。

 ネットのサイト管理者らに、法令や公序良俗に反する情報の自主的な削除などを求める。

 震災後、地震や原発事故についての不確かな情報がネット上で流れ、国民の不安をいたずらにあおり、被災地などでの混乱を助長しているとして、関係省庁で対応を協議していた。




 ここにいう「ネットのサイト管理者ら」とは、具体的には誰を指すのでしょうか? たとえばこのブログの場合、

   「サイト管理者」とは、
     ブログを開設している「私 (memo26)」でしょうか?

   それとも、ブログサービスを提供している
    「goo (エヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社)」でしょうか?



 「サイト管理者」である私に、「法令や公序良俗に反する情報の自主的な削除などを求める」ということであれば、私なりに判断したうえで削除するなり、「正確な内容に」書き換えるなりしますので、もちろん問題はありません。

 しかし、「サイト管理者」である goo に、「法令や公序良俗に反する情報の自主的な削除などを求める」ということであれば、

  「goo は」法令や公序良俗に反する情報であると判断したが、
    「じつは (=本当は)」法令や公序良俗に反していなかった

ということも起こりうるために、問題になります。



 ここで、次の引用をご覧ください。



つむじ風ねっと」の「東日本大震災、原発災害を記事にしたら、激震が来た!」( 2011年4月3日 )


『出生即、死出の旅路・・』と書いたら、
ブログが死んだ、殺された!!
生き返るかも知れないが、サーバー画像を
全滅させるという悪質な手法!?
言論弾圧以外の何物でもない!!


 東京の知人から、電話で一報があった。震災ではないが、ネット震災みたいなものだ。こう言う時は妙にアナログが早い。
 
 すぐに確認した。言われるとおり・・・・。
 
 別に驚きはしない。過去にも何度も出会った風景だ。ポータルサイトが生殺与奪の権があるのは、残念だが異論の余地はない。しかし、それに阿(おもね)る訳にはいかない。言論の自由と表現に自由がある。
 
 何が問題かは、今もって分からないでいる。
 
 一応、その通知の一部を公開して、他山の石として頂ければと思う。

【転載開始】平素はOCNサービスをご利用いただき、ありがとうございます。
OCNインターネットセキュリティ担当 佐藤(新)と申します。

お客さまには、弊社ブログ人サービスをご利用いただいておりますが、お客さまの「http://hyouhei03.blogzine.jp/」の内容について、そのページをご覧になった方より、不適切ではないかとの連絡をいただきました。

■該当ページ
http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/2011/03/unbelieveable-g.html

弊社にて確認いたしましたところ、該当のページはブログ人サービス約款における禁止事項に該当するものと判断いたしましたため、誠に遺憾ながら、本日2011年4月1日お客さまのブログの表示を停止させていただきました。【転載終了】


 訳がわからないが、戦術撤退を余儀なく、了承した。問題頁は、
http://tumuzikaze.net/index.php?2011%E5%B9%B43%E6%9C%88%E8%A8%98%E4%BA%8B#w1af5626
である。残念ながら、一部、画像が失われているが、これはブログサーバーに画像を駐在していたからである。その画像も含めて、遮断もしくは削除しているからリンクしなくなっている。修復は可能だ。元データはあるから出来るが、手間がかかる。これが唯一の盲点だった。

 ブログの更新が遅れたのは、状況の分析と被害調査であった。その間、多くの方からメールやらコメントで、ご心配やら激励を頂いた。こんな拙いブログでも、消えるとご心配頂けたことは、人間って嬉しいなあ!という感慨である。この場を借りて、感謝申し上げる。有り難うございました!
 
 中には、消されると言うことは『真実』の証明だ、という見解もあった。そこまでも自惚れるつもりはないが、ブログ表題は『純粋な理知をブログに注ぐ』理念には変わりはない。誤りは修正されなくてならないが、それは合理的な指摘を聞くまでは納得しない。
 
 納得しなければ、一千万人ともいえども、我逝かんである。
 
 消すなら消せ。又出没する。何故なら、飄=つむじ風と名付けたのも縁だ。どこにでも出没するのがつむじ風だ。


 「弊社にて確認いたしましたところ、該当のページはブログ人サービス約款における禁止事項に該当するものと判断いたしましたため、誠に遺憾ながら、本日2011年4月1日お客さまのブログの表示を停止させていただきました。」という通知がきた、と書かれていますので、



 「ネットのサイト管理者」とは、ブログを開設している「私 (memo26)」ではなく、ブログサービスを提供している「goo (エヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社)」であることがわかります。

 そしてまた、ブログ開設者(=個人) に、「反論の機会、意見を述べる機会がまったく与えられていない」こともわかります。



 私なりに情報を集めて、なにか意見を述べたい気持ちはありますが、

 とりあえず、私は googlebot ならぬ memo26bot (笑) をこのブログに走らせて、「すべての過去記事をバックアップ (=ダウンロードして保存)」しておこうと思います。

 もしものときには、「言語空間+備忘録」または「memo26」で検索してください。どこかでブログを再開しているはずです。



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 「HTML 解析ソフトウェアを作っています


米国および文科省の放射性物質拡散情報

2011-04-07 | 日記
産経ニュース」の「【放射能漏れ】福島原発80キロ圏内の高放射地域が大幅に減少 米エネルギー省」( 2011.4.7 10:08 )

 米エネルギー省は6日までに、福島第1原発から80キロ圏を中心とする地上の放射線量を3月30日から4月3日にかけて観測した最新の結果を公表、3月17~19日の観測結果に比べると線量の高い地域は大幅に減少した。

 同省は、19日以降まとまった放射性物質の蓄積は起きていないとしている。

 今回は、地上の測定機器や航空機を使って観測、原発のすぐそばで毎時125マイクロシーベルトと高い線量が観測された。原発から北西方向に向かって毎時21マイクロシーベルトを超える地域が30~40キロにわたって帯状に延びており、この帯から離れるにつれて線量は下がっていた。

 3月17~19日と比べると125マイクロシーベルトの地域はごくわずかになった。

 一方、東京周辺の線量は毎時0・32マイクロシーベルト未満で、健康に悪影響を及ぼす量ではなかった。(共同)


 米エネルギー省は「福島第1原発から80キロ圏を中心とする地上の放射線量を3月30日から4月3日にかけて観測した最新の結果を公表」した。「線量の高い地域は大幅に減少し」「19日以降まとまった放射性物質の蓄積は起きていないとしている」と報じられています。



 これは「米国が独自に観測した」データに基づいているのか、「米国が日本政府から入手した」データに基づいているのか、その部分が不明確ですが、

   米国政府の公式発表である

と考えられることから、独自観測データであれ、日本政府経由データであれ、米国政府が信頼しているデータであるといってよいと思います。

 米国には、原発の被害を「過小に評価したり、隠す理由がない」と考えられます。したがって、米国政府の発表は (日本政府の発表に比べれば) 信頼しやすい (されやすい) はずです。

 つまり、安全になりつつある、と考えてよいのではないかと思います。



 なお、日本政府にも、あらたなデータを公表する動きがみられます。



YOMIURI ONLINE」の「原発周辺の汚染マップ、文科省が作成・公表へ」( 2011年4月6日20時01分 )

 福島第一原発事故の影響を調査している文部科学省は6日、同原発周辺の放射性物質汚染マップを作成、公表することを明らかにした。

 同日始まった米エネルギー省と合同の、航空機による放射性物質汚染調査の結果を基に作成する。完成すれば、実測に基づく放射能汚染の分布が「面」で把握できることになる。

 文科省によると、日米合同調査は1週間ほど実施される予定。米軍所属の小型機や文科省が使用するヘリコプターなどが、同原発から80キロ圏内を飛行し、放射線を測定することで、地表面に沈着した放射性物質の汚染状況を調べる。

 同原発周辺の放射性物質の拡散状況の把握では、原子力安全技術センターの予測システム「SPEEDI(スピーディ)」が、計器故障などで前提となる放射性物質の放出量が分からず、使用できないでいた。文科省では同原発から20~60キロ圏内で、車両などによる観測を継続してきた。


 文部科学省が「原発周辺の放射性物質汚染マップを作成、公表することを明らかにした」と報じられています。



 ところで、「気象庁の放射性物質拡散予測情報」について、気象庁は (国内の拡散予測用には) SPEEDIがある (…ので公表しなかった) 、といったことをそのホームページに書いていますが、
原子力安全技術センターの予測システム「SPEEDI(スピーディ)」が、計器故障などで前提となる放射性物質の放出量が分からず、使用できないでいた。
となると、

   (国内の拡散予測用には) SPEEDIがある

という主張はいかがなものか、という気がしないでもありません。