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ヨーロッパ マスク“新習慣” ファッションにも

2020-07-16 07:00:00 | 報道/ニュース

6月16日 NHKBS1「国際報道2020」


ドイツのバスターミナル。
乗り降りする人は皆マスクを着用している。
ドイツでは全ての州で
買い物や公共交通機関を利用する際などにマスクの着用が義務付けられた。
首都ベルリンの地下鉄の駅にマスクの自動販売機が登場した。
洗って再利用できる布マスクで
値段は500円余。
つい忘れてしまっても大丈夫と
評判も上々である。
(市民)
「列車でマスクをしていない人も見かけます。
 自販機があれば“買えなかった”とは言えなくなります。」
隣国オーストリアでも
店舗や公共交通機関での着用が4月 義務化された。
これまでテロ対策から公共の場でマスクを着けることを制限する法律まであり
大きな方針転換となった。
ウィーン市内には専門店が相次いで登場。
販売されているマスクのデザインは640種類という店も。
ファッションとしての広がりを見せている。
(市民)
「5種類のマスク持ってます。
 今日の濃い色はドレスとバッグに合わせました。」
「インスタグラムで色々なマスクが見られ
 もはやファッションです。」
ウィーン老舗の帽子ブランドの工房。
世界中から人気がある帽子だが
最近作り始めたのが手作りのマスク。
創業は1903年。
マドンナさんやブラッド・ピットさんなどハリウッドスターの御用達である。
デザイナーのミュールバウアーさん。
顔の魅力を引き出すことを心掛けてデザインする。
1枚1枚帽子職人が手作業で仕上げている。
値段は日本円で3,000円ほどと高めだが
初めて店頭に並べた60枚のマスクは2時間で完売。
一時は帽子づくりを中断してマスク作りに専念していた。
(デザイナー ミュールバウアーさん)
「色は6~8種類用意し
 帽子や服
 肌の色や目の色に合わせられるようにしました。
 人々の日常生活に溶け込めるものにしたいのです。」
マスクで経営悪化を免れた店もある。
外出制限で服が売れず
起死回生に考案したのが
服と同じ素材やデザインのマスクの販売だった。
すでに900枚ほどが売れる人気商品となった。
(服飾店オーナー リーガーさん)
「マスク文化が残ればいいですね。
 私にとってはいいビジネスだから。
 ウィルスの状況がどうなるか分かりませんが。」
今後
マスクをする人たちがヨーロッパの日常風景となるのか。
新しい生活様式への適応が課題となりそうである。


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