日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

福も人も呼ぶ招き猫に感謝

2015-10-15 07:30:00 | 報道/ニュース

10月7日 おはよう日本


瀬戸物で知られる愛知県瀬戸市は
明治時代 日本で初めて招き猫を磁器で量産した。
年に一度 街中が猫だらけになるお祭りがある。
その名も「招き猫まつり」。
約100年前から招き猫が作られ名産品として親しまれてきた。
いまも多くの陶芸家が招き猫を作る全国有数の産地である。
招き猫の街として町おこしをしている瀬戸市。
街のいたる所で猫が手招きをしている。
招き猫まつりの知名度が一気に上がるきっかけとなった“ネコメーク”。
ある1人の発想から始まった。
瀬戸市内で美容室を営む大竹路恵さんは
招き猫を祭るだけだったお祭りをもっと盛り上げられないかと考えていた。
(大竹路恵さん)
「街が元気になることが一番必要。
 そのために瀬戸に人を集めたい。
 人を瀬戸に呼ぶ。
 私の仕事で貢献できること
 メークというかたちで。」
自分たち自身が招き猫になって瀬戸に人を呼び込もう。
こうして始めたネコメークが話題になり参加者は年々増えていった。
招き猫まつりの当日。
この日を待ちわびた人たちが大勢瀬戸に押し寄せた。
みんなのお目当てはネコメーク。
誰でも無料でメークを受けられるとあって1時間待ちの大盛況である。
自らも猫になりきった大竹さん。
ひとりでも多くの人に猫になってもらいたいと大忙しである。
メークを手伝うのは大竹さんの思いに共感した110人の学生ボランティアたち。
ネコメークを始めて10年。
このために遠くからやってくる人たちもいる。
「神戸から来ました。」
「タイでーす。」
大人も
赤ちゃんも
みんな猫に変身。
(大竹路恵さん)
「ネコメークで笑顔になる。
 いっぱい幸せな猫ちゃんを街に出すと瀬戸の街が服を招いている
 招き猫まつりなんだなと実感する。」
普段は人通りもまばらな商店街も人々が繰り出して活気が満ち溢れる。
買い物やそぞろ歩き。
2日間で4400人の猫たちが瀬戸の街を思い思いに楽しんだ。
街に人と元気を呼び寄せたい。
その思いがいま瀬戸の街にたくさんの笑顔を招いている。

コメント