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広がる?! “ぼっち”消費

2015-10-09 07:15:00 | 経済フロントライン

10月3日 経済フロントライン


都内のベンチャー企業が開発した製品。
段ボールの部品を組み立てて
スマートフォンやタブレット端末を出来上がった箱にはめ込んで完成。
使うときは仰向けに。
ひとりぼっちでも手軽に映画館にいる気分を味わえるというもの。
10月中に発売する予定のこの製品は
製品化のための資金をインターネットで募ったところ大きな話題を呼び
計画を大幅に上回る額が集まった。
(ルーシーオルターデザイン 青柳智士代表取締役)
「正直 予想外だった。
 ある程度の反応はあると思っていたが
 ひとりで映画を寝ながら見ようというニーズは捉えられたと思う。」
“ぼっち”を楽しむ若者たち。
背景にあるのが意識の変化である。
東京工業大学の学生食堂の一角には去年新たな客席が設けられた。
“ぼっち”席。
相席ばかりでは入りづらいという学生からの要望を受け
壁際や中央に仕切りをつけた“ぼっち”席が新たに設けられた。
「周りに気がねしないでひとりで食べるときすごく使いやすい。」
「ツイッター見ながらラインで連絡しながら勝手に食べるのは気が楽です。」
ぼっち席の導入後 食堂の利用者数は1割近く増加した。
(東京工業大学生活協同組合 大築匡専務理事)
「いろいろな学生がいるのでそういった意味で
 ひとりでも利用できる仕組みを整えて間口を広げるという意味があった。」
こうした若者の変化をとらえた意外な商品も登場している。
9月に開かれた東京ゲームショウ2015の会場。
注目を集めていた1つが「ぼっちてんと」。
中には事務机といすが置いてある。
手軽に個室を作れるという室内用のテントである。
「すごい安心する。」
「すごく落ち着きます。」
「パソコンとかゲームするとき暗いと集中できるのでちょうどいい。」
テントの価格は8千円。
売っているのはアウトドア用品のメーカーである。
発売から1年
予想を大きく上回る売れ行きである。
開発のきっかけはある社員が仕事に集中するために自分の机にテントを張っていたことだった。
(ビーズ テント開発者 為替隼利さん)
「はじめは車内から『あれなんだ?』という非難を受ける立場だったが
 代わりに人を入れると『もうでたくない!』
 自分の席にもテントを張りたいという声が出てきたので
 これはいけるなと感じた。」
今後 テントのサイズやカラーを増やし
さらに販売を伸ばしたいとしている。

 


 

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