かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

加津佐・寒風吹く晩秋の海

2012年10月31日 | 日記



今日は、10月31日 水曜日 天候は曇り。
かなり、冷え込んだ1日になりました。外も、冷たい風が強く吹いています。
午前中は、晴れ間も見えたのですが、太陽が雲に隠れると、急に気温が低下する
のがわかります。テレビでは、明日にかけて、気温の底と言っていましたが…。

さて、今日は、葬儀の受付の手伝いも兼ねて、自宅近くの葬儀場で行われた葬式に
参列しました。故人は自治会の同じ班であり、同級生でもあり、遊び友達のお母さん
でした。小学生の頃は、よく遊びに行き、可愛がってもらっていました。
遊びに行けば、いつも声をかけてもらう、優しいお母さんでした。上がりこんでは長居
をして、家族同然に接していただきました。

受付の席に座ったまま、僧侶の読経を聴きながら、そんなことを想い出していました。
受付席の前には、故人の100歳の誕生日の写真と、総理大臣からの100歳の長寿
を祝う表彰状が飾られていました。その写真に昔の面影をたどりながら、本当にお世話
になりましたと、心からの冥福をお祈りしました。

子どもの頃は、自治会の人は、常に“おじちゃん”と“おばちゃん”でした。
自治会内で会うと、いつも、声かけをしてくれていた“おじちゃん”と“おばちゃん”達との
思い出が、ひとつずつ消えて行きます。さびしいことです。

同級生が出棺の時「父親が待っているでしょうから」と見送りの参列者の方に、マイクで
お別れの言葉をいっていました。105歳の人生を歩んでこられた、同級生のお母さん
に「安らかにお眠りください」の言葉しか頭には浮かんでは来ませんでした。

出棺を見送り、葬儀場から帰って来たのは、もう、午後2時半を過ぎていました。

今日は、少し前浜まで歩くことにしました。波打ち際には、風の影響でしょうか
白波が打ち寄せています。寒そうな晩秋の海が広がっています。




自宅に帰る途中、下馬松海岸で見た、放射状の落日の光です。