まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

ゲルマラジオ・ロングワイヤーアンテナの点検&手直し

2022年10月09日 | ラジオな日々

ゲルマラジオ3号機は壁掛け型 2017年09月20日 | ラジオな日々』で自作したゲルマラジオは、時々手入れをしているものの、いまだ「深夜・早朝のお友達」で、NHK R1の『ラジオ深夜便』を聞いている。

『ラジオ深夜便』のタイムテーブルはすっかりお馴染みになったから、灯りをつけなくても、そのときイヤホンから流れてくる内容でおおよその時刻が分かるようになってしまった。

再び寝落ちの時もあり、眠れずに朝を迎えるときもあるのだけれど、静かな夜、早朝には十分な音量だし、無電源だから寝落ち時の「つけっぱなし」の心配もない。

ゲルマラジオの一番のお気に入り点は、構造が簡単で、自分で組み立てたということもあって、不調の場合も不具合点を見つけ修理できるというシンプルさ。

点検し手直ししてなおったときには、『ベニア板の小切れ』がとても愛おしくなる。

今回は9月下旬に突然放送が聞こえなくなった。

NHKさんが放送出力を落としたり、大陸系の強い電波の到着が多かったり、気象的に電波状態が悪いときなど、ときどき聞こえなくなることはあるものの、今回は何日も同じ状態が続いたので、ラジオ・ロングワイヤーアンテナの点検&手直しをおこなった。

まず、テスターでゲルマラジオ3号機の通電状態を確認。
問題なし。

念の為、他のゲルマラジオをアンテナ、アースに繋いでみたが、みな受信音なし。

アース線も両端をテスターで繋いで点検。
断線の様子はなく、通電状態を示すテスターの音も良好。

外に15mほどの被覆線を張ったロングワイヤーアンテナ、部屋に引き込んでいるリード線あたりに的を絞って、今朝から点検。

部屋に引き込んでいるリード線部分が通電はしているものの、今ひとつ状態が良くない。

そこで、先日100均で買ってきてあった細い被覆線を使って、ロングワイヤーアンテナの端とラジオの端子までを交換。

アンテナと引き込み線のつなぎ部分の錆つきやリード線が途中で断線しかかっていた部分があったのかもしれない。

昼間のこの時間でも十分に聞き取れる音量で、ゲルマラジオ3号機が復活した。

NHKさんはAM放送を将来も継続してくれるらしいけれど、民放ラジオ局ではFM波への切り替えの動きが始まっているようだ。

ゲルマラジオを趣味で楽しむにも、定期的な点検や手直しがいる。

趣味ならば、これも楽しいけれど、放送設備、巨大なアンテナの維持、老朽化による更新などを思うと、民放は、いずれはコスト面から中波、短波放送(AM)から撤退ということにもなるのかな、とちょっと複雑な思い。

<千葉県内の送信所を訪ねた以前の記事>
○ラジオ日経送信所 長柄町
長柄(ながら)送信所の下できいたラジオ日経RN2 2016年09月08日 | ラジオな日々
○ニッポン放送送信所 木更津市
送信所で聞いたゲルマラジオ 2021年04月07日 | ラジオな日々


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