以前から話題になっていたけれど、時はあっという間に流れ、いよいよこの2月から全国47社のうち13社34中継局の停波実験が始まったようだ。
停波をしてその影響等を調査し、本番となるようだけれど、おそらく多くのAM放送局は今後、ワイドFMやネットラジオへ移行し、AMでの放送をしなくなっていくのだろう。
トランジスタAMラジオを自作して、全国の弱い電波を拾って放送に耳を傾けていた昭和のラジオ少年としては、ちと寂しい移り変わりではあるけれど、これも仕方のない流れなのだろう。
実際、最近の地方局の放送は、キー局の作った番組を流しているところが多く、放送設備の維持だけでなく、番組作りも大変なのだろうと想像できる。
今の生活では、ラジオは四六時中というくらい流れているけれど、車での移動中に聞くことも多い。
が、わが古い軽四のカーラジオは、ワイドFM非対応。(涙)
いよいよ車で文化放送などを聞けなくなるのかと思って再度調べてみたら、NHK R1はこれまで通り放送してくれるらしい。
また、在京AMラジオ3局(ニッポン放送・TBSラジオ・文化放送)は停波実証実験に参加しない予定で、2028年までは現在の形を保ってくれるとのこと。
その後は、現在とは逆に、FM波放送が主、AM波放送を補完波として使っていく方向も検討されるらしい。
2028年ころまでには、車もダメになってワイドFMが聞けるカーラジオ付きの車に買い換えているかもしれないし、視力がでなくなったり、認知力が落ちて免許を返納しているかもしれない。
もう、そんな歳になってしまった。(笑)
あれこれ先のことを真剣に考える必要もないし、考えてどうにかなるものでもない。
FMの中継局のネットワークがうまく、早期にできることを期待することにしよう。
時間をかけて、少しずつFM放送に切り替わっていくのだろう。
「radiko」や「らじる ★らじる」で家の中で聞くラジオ放送は、最高に良くなった。
今や、「radiko」では、全国のラジオ放送を、ノイズもフェージングもない最高の状態で聞ける。
昭和の電波少年にとっては、「嘘だろ!」の世界である。
ただこれは、平時の神器。
災害等で長期の停電やネット通信が普通になった時、住居が崩壊し住めなくなったような状態で孤立したようなときには、とても心もとない。
PCもTVもただの箱。
電話も通じない。
そんな時、乾電池等で長時間聞ける携帯ラジオ、それに情報を流してくれる放送局。
これは、ありがたい。
字田舎の交通不便地に住む者としては、農作業時も、街への車での買い物の時も、夜眠れなくて時間を潰している時にも、携帯ラジオやカーラジオを流している。
生活必需品の一つである。
そして、いつも流れているそのラジオ放送は、風水害、地震等で、川が反乱し、山が崩れ、道が寸断された時、停電が続いて心もとない時にも貴重な情報源になる。
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