申年にかけた新聞のコラムに、『猿の尻笑い』という諺が紹介されていました。
日本語もあまり勉強しないまま、この歳になってしまったあたしには、初めての言葉で、おサルが、尻を指して笑っている画なんて、なんだか楽しそうな感じを持ったのですが、意味は、「猿が自分の尻の赤さに気づかず、他の猿の尻の赤さを笑うことから、自分の欠点には気づかずに、他人の欠点をあざ笑うことのたとえ」なのだそうです。
この意味を知って、あたしの顔は、ほんのりおサル顔。今までの自分の生きてきた時間を考えると、赤面の至り。
自分ができないのに、他人に結果を求めたり、自分が迷惑の根源なのに、他人を叱咤したり・・・。思えば、ほんと、恥ずかしことばかりの時間でした。
調べてみたら、猿にまつわる諺は、
『猿も木から落ちる』
『猿の水練、魚の木登り』
『猿に烏帽子』など、
あまりよい意味のものがないようですが、今年の、あたしの指針としては、『猿の木登り、カニの横ばい』ですかね。自然に逆らわず行動するのが得策であるという意味のようです。
他人のお尻の赤いのは、すぐに気になりますが、自分だって赤いんだから、他人と比べる前に、自分のあるがままを受け入れて行動していけたらいいなぁと思います。
最近は、新聞のニュースより、コラムなどを面白がることが多くなってきました。