村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

203.日本は簡単に再生できない、国民の良識と国家を真剣に憂える心構えと行動が必要

2011-04-12 18:30:08 | 人生
村上和隆 
   12~3月:京都市伏見区深草出羽屋敷町23ファミール伏見B905
   4~11月:滋賀県高島市安曇川町長尾字上塚野1189-10
   電話:090-6750-7889 メール:meico_murakami@mail.goo.ne.jp
村上和隆総合支援&村上原基人生勉強会
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク
台東区立育英小学校⇒台東中学校⇒都立白鴎高校⇒東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク創業⇒人生勉強会創設

お久しぶりです、目下人生勉強会立ち上げに取り組んでいます
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この国の悲劇は、あらゆる末期症状のように
国の悲しい現実を正面から直視せず、向き合わず、目をつむり、耳をふさぎ
一見正当そうな屁理屈を振り回し、無理なことをやり続け、浅はかな考えで
現実を無視して本来やってはならないことを糞真面目にやってしまうことだ


日本人の無意味で不気味な真面目さは、不真面目より性質が悪いかもしれない

巨大地震・巨大津波がついに来てしまった
誰も、この国に、いずれ大災害が来るのはわかっていた
しかし真剣に、災害予防や準備や対応をしてこなかった、甘かった

ひたすら無駄で無意味な借金だけを積み上げてきた
儲けた金は全部食いつぶし、大借金を抱えてしまったのだ
大貧乏の自覚さえできていないのが、この国の恐るべき現実なのだ

地震の規模・津波の規模を低く想定し、たかを括っていた
巨大地震のことを、国も国民も全然考えていなかったと言っても過言ではない
大災害が、日本のアキレス腱・致命傷・生命線であることを想定しなかった

相変わらず老いぼれた身体に鞭うって、経済成長の果たせぬ夢にしがみついてきた
もう、経済成長なんかできっこないのに糞真面目に執着し続けてきた
この国のおかれているあまりに厳しい状況を正しく認識していなかった

認識していたかもしれないが、過去の栄光を引きずってきた
過去の経済発展の栄光がずーっと脳裏から離れなかった
確実に、この国は老化・衰退し、置き去りにされていくのを認めたくなかった

幕末も自民党の末期も同じように、過去の栄光を最後まで捨てないのが人間だ
栄光にしがみつく、これが末期の国家や企業や個人の陥る最大の落とし穴だ
負けているのに、素直に負けを認めないのだ
人間は老化すると、大切なことは体力や財力を更に増やすことではない

高齢になるのが確実であれば、体力・健康財産の維持が精一杯なのだ
強くするとか増やすというのは、「年寄りの冷や水」であって、命取りになる
ところが日本の国家財政は、膨大な借金を積み上げるという事態に至った

高齢者としてはまず金がないのは最悪なのに、無謀にも借金をどんどん増やしてきた
当然体力もどんどん劣化し若者の能力・資質は劣化し、経済成長もマイナスぎみ
その上、このたびの大地震・大津波・原発事故・電力不足という大病に突如襲われた

一体こんな惨めな老人が再生できるどんな方法があるというのか
テレビで三文役者が「日本人はできる・日本は元気になる・日本は再生する」なんて無責任なことを流す
戦後はそうだったが、今はそんな状況ではない、何もわかっていない、世界一惨めな老いぼれ国家なのだ

寝たきり貧乏老人が一体どうやったら元気になるというのか
どうやったら再生できるなどというのか、こんな哀れな日本に何ができると言うのか
政治家も無責任なら、マスコミも無責任、国民も更に無責任なのだ

マスコミは、これ迄この国のリーダーをことごとく、寄ってたかって罵倒しつぶしてきた
リーダーなんて最初から優秀な人なんかいないのだ
厳しい修羅場をくぐってリーダーになっていくのだ

「菅は辞めろ」ではこの国にいつまでもリーダーは育たない松下幸之助でも稲盛和夫でも本田宗一郎でも最初は頼りない社長だったのだ
それが幾多の修羅場をくぐって世界的な名経営者になったのだ

この国は政治家も国民もマスコミも文句言いばかり
モンスタークレーマーでしかない、切れる若者のような国になってしまった
今回も管を引きづりおろすようであれば、この国ももう明日はない

一体菅の変わりにどんな素晴らしい名政治家がいるというのか?
いるという裏づけがあっての菅降ろしではないのだ、単に政権が欲しいだけなんです
もしそんな優れた人がいれば、すでに出ているが、もう安倍・福田・麻生・鳩山のことを忘れたのか
いないから、管が選ばれた現実をしっかり見つめないといけないのだ、菅なんかましだと思うべきだ

菅は駄目かもしれない、でもこれを育てなければ、もうこの国も多分10中8~9御終いだと思う
もっと日本の悲しい・哀れな現実をしっかり見つめなければならない
素晴らしい首相(王子様)が現れてこの国を救うなんて幻想は辞めにしましょう

目下のこの国の問題は国家のリーダーに原因があるよりも
数倍、国民の質の低下の原因のほうが大きいのだ
それをいかにも政治だけのせいにしていることが、この国の末期症状を示している

倒産するい企業は多くの場合「駄目経営者+駄目社員という組み合わせ」の企業なのである

もっと国民自身が猛反省し、国を真摯に憂え、政治の責任にせず(多分できない、そんな力は残っていない)
今回の未曾有の国家危機なのに野球だ相撲だテレビだと国民は未だに浮かれ続けている
自らが日本をどう救うべきか、自分はどう生きるべきかを考えないと
例えばヒットラーみたいな人リーダーが現れ、とんでもない異常な行動に走る危険さえあるように思う

私は、妙に立派なリーダーが現れてとんでもないことをしでかすような予感がする
立派な指導者より国民一億総員が全員英知と地道な努力を結集することがこの国の強さであったはず
しかしこの国も国民も底力がなくなり、能無しリーダーにぶち切れる文句を言うだけの国民に成り下がった

第二次大戦も政治の責任というより
国民が混乱し、国民の良識が欠如し政治に依存し
国家の運命を無理やり政治家にお任せしたせいではなっかったのか

「大丈夫、被災地の人を助ける国民がいる、世界も助けてくれる」なんてのも大嘘だ
大病の貧乏老人を介護し支えるのと似ている、老老介護のように共倒れになるがおちだ
もう惨めな老いぼれ国であることを素直に認めて、それなりに生きていくほうが無難ではないのか

あんまり頑張って過去のような国を再生しようなんてやってしまうと、この国は多額の医療費で
ますます首が回らなくなった貧乏老人とその家族のように
飛散な老後が待っているような気がする

この国の状況を素直に認めて背伸びせず身分相応に質素で堅実な生き方を考え直すことだ
しかし多分相変わらず過去の栄光を引きずり、この国をソフトランデイングさせたりなんかしない
多額な国債を発行してまで、先端的な県にしようなんて無謀なことをするはずだ

幕末や自民党の末期のように、大事なことは巻き込まれないようにすることですかね
最悪な末期症状の国家の背伸との付き合いを辞めることですね
実体をしっかり見つめ、自分の考えをしっかり持ち、末期の国や政治と距離をおくことですかね
(無謀な老老介護に引きずり込まれないように)

今は震災直後というか真っ最中というか、そういう時期はきれい事がまかり通っているが
やがてそんなきれい事ばかり言ってはおれず、自分さえ危なくなっていることに気づく(ミイラとりがミイラになる)
老老介護を経験している人はおわかりでしょうが、むしろ介護する人のほうが危なくなることもあるのです

悲しいことではありますが、この国の老いぼれを早く認めなくてはならないのではないでしょうか?
認めるもなにも、真実から目をそらせるとか・過去の栄光よもう一度とか・立派な王子が現れるとかは間違いでは?
きれい事や・乙女のような考えや・幻想追求は、捨てないといけないように思うのですが?

はなはだ言いにくいことですが、この際、こういう修羅場は、正直申し上げて、一度奈落の底に落ちるしかないでしょうね
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