先週金曜夜、早稲田松竹という映画館で、「モーターサイクル・ダイアリーズ」を観ました。
キューバ革命で活躍したエルネスト・チェ・ゲバラ(1928-1967)が、若き日に貧乏旅行をした際の記録を元にした映画です。
ずっと観てみたいなと思っていたのですが機会に恵まれず、こんなところで久方ぶりに上映されていたので喜んで行ってきました。
ゲバラは、「革命」を志す(夢見る?)青年から、熱狂される存在であることがしばしばあるようです。
それは私たち(20代後半…)の親が若い時代の話かと思いきや、最近いやに日本でもはやっているようなので、不思議に思っていました。ゲバラTシャツを着ている人がたくさんいたり、バッジが売られていたり…など。
あるお酒の席で、若い女性がゲバラバッジを身につけていたのを、スウェーデンからの若い旅行者が見て(英語で)「なぜゲバラのバッジを? 彼は共産主義者じゃないか!」とけげんそうにしていたのに対し、女性は「そうなの? よくわかんない…」との返事。
別の友人に、私が「なぜ今ゲバラは人気なんだろう?」と聞いてみたら、「顔がかっこいいからじゃないの?」との返事。
確かに精かんな顔つき。
もちろん、ゲバラの生き方を本気で評価している若い人も私の周りにはたくさん(いや、数人)いますが、単純にファッションで身に付けている人も多いもようです。
別にいいのですけど。
いや、よくない。
もうちっと、自分が身に付けるものには誇りを持ってほしいものです。
いや、いいや。
映画は、心に染み入るものでした。
イギリス=アメリカ合作なんですと。ロバート・レッドフォードが指揮をとったのですと。
その辺りの心意気はよくわかりませんが、非常にさわやかに、ゲバラとその友人アルベルトの誠実性が描かれていたように思います。
私も実は、ゲバラについてよく知りません。
しかし世の流行を見て、少し知っておかねばと思い、だいぶ前になりますがゲバラの回想記を読みました。
経験したゲリラ戦に触れつつも、思った以上に読みやすいことに驚いた記憶があります。読後感はさわやか、こりゃー誠実な人だったんだろうと思わせるような、共感できる叙述でした。抽象的な感想ですが。
映画の最後に、ゲバラが旅で出会った、抑圧される原住民たちの顔がフラッシュバックのようにモノクロで写しだされます。印象的な場面です。
しかもそのときの音楽がよい。サントラを買おうかと思うほど。
相当にしびれました。
キューバ革命で活躍したエルネスト・チェ・ゲバラ(1928-1967)が、若き日に貧乏旅行をした際の記録を元にした映画です。
ずっと観てみたいなと思っていたのですが機会に恵まれず、こんなところで久方ぶりに上映されていたので喜んで行ってきました。
ゲバラは、「革命」を志す(夢見る?)青年から、熱狂される存在であることがしばしばあるようです。
それは私たち(20代後半…)の親が若い時代の話かと思いきや、最近いやに日本でもはやっているようなので、不思議に思っていました。ゲバラTシャツを着ている人がたくさんいたり、バッジが売られていたり…など。
あるお酒の席で、若い女性がゲバラバッジを身につけていたのを、スウェーデンからの若い旅行者が見て(英語で)「なぜゲバラのバッジを? 彼は共産主義者じゃないか!」とけげんそうにしていたのに対し、女性は「そうなの? よくわかんない…」との返事。
別の友人に、私が「なぜ今ゲバラは人気なんだろう?」と聞いてみたら、「顔がかっこいいからじゃないの?」との返事。
確かに精かんな顔つき。
もちろん、ゲバラの生き方を本気で評価している若い人も私の周りにはたくさん(いや、数人)いますが、単純にファッションで身に付けている人も多いもようです。
別にいいのですけど。
いや、よくない。
もうちっと、自分が身に付けるものには誇りを持ってほしいものです。
いや、いいや。
映画は、心に染み入るものでした。
イギリス=アメリカ合作なんですと。ロバート・レッドフォードが指揮をとったのですと。
その辺りの心意気はよくわかりませんが、非常にさわやかに、ゲバラとその友人アルベルトの誠実性が描かれていたように思います。
私も実は、ゲバラについてよく知りません。
しかし世の流行を見て、少し知っておかねばと思い、だいぶ前になりますがゲバラの回想記を読みました。
経験したゲリラ戦に触れつつも、思った以上に読みやすいことに驚いた記憶があります。読後感はさわやか、こりゃー誠実な人だったんだろうと思わせるような、共感できる叙述でした。抽象的な感想ですが。
映画の最後に、ゲバラが旅で出会った、抑圧される原住民たちの顔がフラッシュバックのようにモノクロで写しだされます。印象的な場面です。
しかもそのときの音楽がよい。サントラを買おうかと思うほど。
相当にしびれました。