Paper: Arches, 300gsm, hot press, 23×33cm
Watercolor:吉祥顔彩
油性インク&マスキング液
~~~~~~~~~~~~~~~
なんと、先日、Royal Adelaide Hospitalの中にあるChallingar Galleryでの個展が正式に決まった。しかもなんと、再来週から。でもスペースの都合で、あと小さい絵を1点、大き目のものを1点用意することが条件。大丈夫なんだろうか?以前ボランティアとして働いていたホスピスで私の絵が数点展示されたことがある。たぶん10数年以上たった今でも、建物を壊さない限り未だかかっていると思う。あんなノリの個展だと思って気軽に病院に来る人たちや病院で働く人たちのために安らげるような絵を、とこの数週間描きためた絵の写真を全部メールで、病院の担当者に送ったら、ものすごく喜んで個展のOKをくれた。こんな素人くさい絵でも喜んでくれるなんてこちらもとてもとても嬉しいと単純に感じていた。
が、しかし!この廊下ギャラリーは結構ちゃんとしていて、契約書まで準備しておる!しかも、私の経歴・自分のアートに関する説明・写真・個展のタイトル・各絵のタイトルと…なんと値段まで書類にして提出しなければならない。値段ってどうつけるんだ!?見当も付かないので、担当者数名に聞いてみたら…小さい12×14インチの水彩画が額にちゃんと入れたら、なんと○○ドルという値段をつけてくれた。売るのが主な目的ではないこの個展、慣れないことばかりで、しかも自分の個展を開けるベレルではまだまだないと思っていいたところだったので、担当者に素直に未熟者には身に余るチャンスにとても戸惑っていると言うと、「自分はまだまだだと思っているのなら、今回はよい経験でいい経歴になると思う、という考え方が出来ると思うわ。」と勿体無い言葉まで頂いた。頑張らなければ!
小さめの絵として、朝顔を描こうと準備を始めた。wet-in-wetにしようかwet-on-dryにしようか、水彩のみにしようか墨彩画調にしようか、紙の種類は…なまじ色んな手段を学ぶと(AP先生、有難う!)デザインするときに迷ってしまう。とりあえず、初めてちゃんとしたCold Press(極細めってやつ?)の表面がつるつるした紙を試しに使ってみることにする。下絵は色んな写真を参考に考案。朝顔って、大きく葉っぱが2種類違うものがあることにはじめて気がつく。3つに分かれているものと1つのものと…。あの、自由に気ままに延びていく蔓がとても好き。いろは、なんとなく顔彩を使ってみることにした。でも後で後悔…。この紙と絵具のコンビネーションがあまりよくなかった。透明感のある色にならない。Cold Pressのときはそんなことはなかったのに。この紙は、蘭とか竹とか、一筆で勢いよく書くものの時にはいいかもしれない。でもまあ、試しにマスキング液とインクで自由に遊んでみた。ペンにはお気に入りの割り箸を削った自作のペン。
さて、反省点は。というより、今度の計画が立てられたことが収穫-。それにしても、ペンの線がうるさすぎ。Fiddling現象か?
…紙はCPで色は透明水彩絵具を使いながら部分的にWet-in-wetで、そして、インクではなくてほんのアクセントとして、墨を邪魔にならない程度に入れる。マスキングインクは、最初のウォッシュの前後に分けて入れる。さて、どんな感じになるかな。
目標があると効率よく物事を進めようと意識するようになるので、ありがたい。