My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

A walk along ocean

2009-07-27 14:42:18 | Gallery

Pastel on Sand Colorfixpaper, 33×48cm
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なんと、昨日からまた風邪をひいている。ひどい咳と頭痛…昨日の夜はあんまり高い熱は出ないのに悪寒やら発汗で良く眠れなかった。で、朝起きたら次男も同様風邪をひいているので、長男を近所の友達に学校に送ってもらって、私と次男は仲良く家で養生することにした。

でもでも、切羽詰っている来月の個展のための絵を進めなければならない。この景色は以前水彩クラスで描いたのと同じもので、それを今回はパステルで描くことにした。いつも使っている強い色とは違う、優しめの、いわゆるパステルカラーにチャレンジしてみた。こういう色を好んで使う人がいるが、私はあまり使わない。なので今回はとても緊張した。地色はこれまた初めて、優しいレモン色と砂色の中間のような色を選ぶ。後は体調が戻ったときに手を入れるとしよう…。

Sky 300 (59)

2009-07-22 17:12:30 | Gallery


w/c on Arches, 300gsm, rough, 1/4 sheet
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今日はだいぶ身体の調子が良い。でも頭がまだボーっとしている。水彩クラスにいったはいいが、クラスでもぼんやりしていて、AP師匠から「自分で意識的に構図または配色をデザインして描く」というテーマをもらってもしばらくは写真を眺めても何も閃かなくって困った。まー、しょうがないからとりあえず何か描いてみよう、と写真オタクの友人Rの撮った風景をピックアップする。そして、構図を簡単にしてトーンを強くした。プランどおりの配色には何故かならなかったけど(私は緑を無意識に避ける傾向があるらしい。前景の地面が紫になっている。)、ウォッシュもきれいに行ったし、まあまあの出来栄えだとおもう。師匠は背景の山に左右のグラデーションをかけたらもっと変化があって良いとコメントを頂いた。これを土台にして描き直してみよう。

Sky 300 (57-58)

2009-07-21 15:19:09 | Gallery

Sky 57:w/c on Arches, 300gsm, Rough, 1/2 sheet


Sky 58:w/c on Arches, 300gsm, Rough, 1/2 sheet
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あー、相変わらず頭痛とのどの痛みがひどい…。でも、痛み止めを飲みつつ、水彩のほうも頑張る。紙の大きさが1/2シートと大きめなため、絵具の量・水の量・使う筆の種類といろんな要素が変わってくる。というわけでSky57は見事な失敗。絵具を一回に使いすぎ。山羊の刷毛も水を吸いすぎで扱い難い。というわけで、セーブルとナイロン(W&N)の2インチの刷毛に変えて、レイヤーをもっと重ねて描いてみたらだいぶ良い。それがSky58。風景は前にもSkyプロジェクトで描いた江ノ島海岸の夕焼け。これからしばらく1/2シートで練習してみよう。

Sky 300 (56)

2009-07-20 19:27:49 | Gallery

Watercolor on Arches, 300gsm, rough, 1/2 sheet
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どうにも、Sky55の一箇所が気に入らなくて、描き直したもの。夫に、「何でまた同じの描いているの?」と聞かれ、「遠近がちょっとはっきりしないのよ、あの絵は!」と力説するも、「どこが違うのか分らないね。」とクールに流される。

それにしても水彩、毎回同じように行かないので、「さあ、今度はここを間違えないように!」とか気合を入れて頑張っても、当然、前にしなかった間違いを他でしたりもする。あっちがたてばこっちがたたないみたいな。まあ、習字みたいなもん?

1/2シート以上(38×58cm)のWet-in-wetを大々的に使って描くものは、紙をホチキスで水張りして描いていたが、ちょっとまだきれいに張れないので都合が悪い。というわけで先週末から水張りテープを買ってきてアクリルペンキで表面をコーティングした6mmの厚さのMDFのボードに水張りをしてみた。これがとてもきれいに張れて、数回のレイヤーくらいなら何とか持ちこたえてくれる。この水張りがまた楽しいの何の!刷毛で紙を数回にわたって濡らして伸びていくさまを見るのはとてもとても楽しい。もともとこういう工作チックな物大好きだし。

それから今回活躍したのは、去年日本から100円ショップで購入してきた、超微粒子スポンジの「檄落ち君」。YOKOさんのうちで見た永山裕子さんの水彩の描き方を見ていたら、結構便利なものに思えてきて使ってみた。これがとても勝手が良い。後でちょっと絵具を置きすぎて紙の白をよみがえらせたい場合はこれをちょっと濡らしてほんのささっと紙をこすれば、色が紙にダメージをあまり与えずに落ちてくれる。師匠にちょっとおすそ分けして試してもらおう。


RISSOTO

2009-07-18 20:35:04 | Myレシピ!


先週、4日間続けての夜遊びがたたったのか、今週は風邪をひいてほとんど何もしていない…。予定では明日までに2枚絵を仕上げるはずだったのに。個展のための絵を今月中にあと3点仕上げなければいけない。今週と来週にかけるしかない!!

昨日久々に重い頭をかかえて、夜中まで次のパステル画のスケッチと下書き、あとは水彩の水張りで2時半までおきていた。でもめげずに、Central Marketにチビ達と一週間分の食材を買いにいってきた。色々と新鮮なおいしそうなものが手に入ったけど、今日は中華と和食とインド料理の多い我が家の食卓をちょっと変えてみたくなった。マッシュルームのリゾットとマロウェイ(とても柔らかい甘めの白身魚)のグリルに、サラダを添えて、オーストラリア産のアップルサイダー(アルコール入り)と一緒に食す。うーん…Yammy!肉類は好きじゃないでも魚が大好きな次男も大喜び。家族皆にかなり受けた。

リゾットは初めて作ったけど、かなり簡単。このバージョンはたまねぎとマッシュルームをバターで炒めて、チキンの骨からだしをとったスープとお米を入れてゆっくりと煮る。お米にちょっと腰があるくらいにとどめて、仕上げに塩・胡椒・パセリ・パルメザンチーズを入れてしっかり混ぜ、ミントの葉を添える。今度はアスパラガスとチキンを入れて作ってみる事にしよう。

Mornington Ⅱ

2009-07-10 15:44:18 | Gallery

Pastel on BurgandyColorfix paper, 29.5×67.5cm


上の絵の水彩でのスケッチ
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もー、最近、というか相変わらず毎日忙しい。一昨日はBlackwood Art Exhibitionのオープニングセレモニー(なんと夜8時から!)で、正規美大生になったYOKOさんにお供を頼んで行ってきた。これは超初心者からオーストラリアでも有名な画家までエントリーしているもの。合計700点もの絵や写真が出展されているらしい。私も初めて3点出展している。ワインやらグルメおつまみやら出されていて、なかなか楽しかった。こうして雑多な展示会で絵を見るのはとても勉強になる。そして、自分の絵を他の絵の中で見るのもとても役に立った。そして、私はもっと絵を描くこと自体にたっぷりと溺れても良いのではないかと思った。

そして昨日は、女友達2人と一緒に、夜8時からTransit Loungeというキャバレーショー(日本のあれとは全然意味が違う。念のため…。)を見に行った。運転するのでぐぐっとワインを飲みたいのをこらえて、ギター&フラメンコとGolonkaというジプシーミュージックのグループのショーを2本だてで楽しむ。これが…すごい大当たりだった。こんなに音楽に吸い込まれるというか飲み込まれるような体験をしたのは、10数年前にいったクリーブランド交響楽団の日本公演以来。しかも、値段は10数分の一、たったの20ドル。今日は、南アメリカの音楽をMKさんと楽しむ予定。毎夜、こんなにめったにできない夜遊び(?)を快くOKしてくれている夫に大感謝!!

さてさて、こんなことをしていてもちゃんと絵は進めなくてはならない。今日、まず一段落したのは、このパステル。今回は構図自体はとても写実的でありながら色の構成を自分のイメージで大胆に変えてみた。明暗も意識的にスケッチの段階でかなりバランスを変えてみた。これは先週のAP師匠の水彩クラスのポイントを応用したもの。DV先生に見せたらびっくりするだろう。コメントが楽しみ。

Sky 300 (55)

2009-07-06 22:30:54 | Gallery


Watercolor on Arches, 300gsm, Rough, 1/2sheet
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昨日描いた、Mannumの農場(っていっても何も無い…)の朝もやの風景を同じハーフシートで仕上げた。このアメリカから姑にはるばる持ち込んでもらったDaniel Smith(Quinacridone Gold, Qunacridone Sienna)の絵具のきれいな色と凝縮された濃度、そして透明感、癖になりそう。あとは主に、空にはコバルト・ブルーとPhtaloブルーを使う。

この絵は全体的にほとんどWet-in-wetで描いた。で、大活躍したのは師匠から進められて最近新調した山羊の2インチ刷毛(今まで使っていたのは、最近使いすぎで抜け毛が激しく悲惨な状態)と、なんと言っても去年日本で直接選んで買ってきた、ホルベインのResableという、セーブルと特殊効果を施したナイロンの混合のNo.24サイズの丸筆(これはWet-in-wetにとても向いている)。紙も水張りをして、一気に大きなウォッシュでもスムースに行くように準備した。

前は、数ある色と筆と紙に振り回されるだけだったのが、ようやく用途によって自分で選んで使えるようになり始めた。ようやくスタート地点にたったって感じ?山登りで言うとようやく、麓に立ったという所だろうか。 

Sky 300 (54)

2009-07-06 09:03:52 | Gallery


Watercolor on Arches, 300gsm, Rough, 1/2 sheet
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先週は、思えば次男の幼稚園の卒園式があった。こちらでは5歳になったら小学校に入る。なので卒園する園児は五歳になったばかりの子供たちなので、見ているとまだまだ小さい…。次男は幼稚園のスタッフの手作り卒園証書をできるだけ澄ました顔をして私の顔をちらちら見ながら先生から受け取っていた。名残惜しさも全然見せず小学校に行くのがとても楽しみらしい。学校休みに入っても彼は「学校に行きたいー!」とかごねている。

長男は、なんと終業式のときに、校長先生からなんだかの賞状をもらってきた。で、見てみると驚くことに「算数の時間にとても一生懸命頑張りました」みたいなことが書いてある。あの(かわいそうなことに私にそっくりで…)集中力の無い彼にしてはビックりだ。皆にくれるものだと思ったら聞くとクラスに2-3人だけらしい。というわけで彼はとても喜んでいる。「私の息子なのにおかしい。これが最後だったりしてー。」とか他のお母さん達と話していたら、彼女達はあきれていた。ここでは思いっきり褒めちぎるところなのだろう。というわけで彼の部屋の壁にバーンと貼ってあげた。

さてさて、昨夜は朝の3時半まで起きていて来月の個展に向けて、パステル画の構図決めと下書き、そして水彩の農場の朝の風景のためし描きをした。これもSkyプロジェクトに入れてしまおう。空が紙面の2/3あるし。結構、いい感じ。大き目のサイズで、ハーフシート。広いところに置くにはやっぱりこのくらいないと…。

近況報告

2009-07-04 22:10:08 | 日常あれこれ
あ"~っ!疲れた…。今日は昨日いきなり管理部から電話がかかってきての朝シフト。なんと、超久しぶりの精神科病棟。しかも3つある精神科病棟のうちの一番ヘビーな閉鎖病棟だった。朝、5時半(冬のSA週はまだまだ真っ暗な時間)に起きて、気合を入れていくといきなり、「まず、第一に注意するべきことは自分と他の患者の安全。患者とは二人っきりにならないこと。ケアをするときは最低二人、患者によっては3-4人で行うこと。身に危険を感じたり、たに緊急を要することがあった場合はこの緊急ベルを鳴らすこと。」とかいって、いきなり無数にある閉鎖病棟のドアのカードキーと緊急ボタンを渡される。私の患者はなんと2人だけだったが、それでもかなり疲れるシフトだった。なんつーか、まず患者といるときは背後に立たれないようにするとか、シャワーの後にズボンや靴を履かせるときは、まず、他の人に患者の手を押えてもらって手が飛んでこないことを確認してから、しかも足で蹴られないような位置に自分の身を置きながらするとか…こういった緊張感のある時間の連続だった。こんな感じでまず身支度を済ませて個々の患者を観察していると、患者へのちょとした対応の仕方一つで相手の気持ちも落ち着いたり攻撃的になったりするのがとても良く分る。もっと個人の患者のことをよく知っていっれば、個別的なケアができたのに、と思うとかなり心残り。でも非常勤のみではここまでが限度。でもとても勉強になった。私は精神科が基本的に好き。

そして、つい先日に決まったニュース。Royal Adelaide Hospitalの中のChallingar Galleryでの私の個展の第二弾が8月13日から始まることが決まった。これは来年の3月に予定されていたので、いきなり早まったため、かなり日程的にはきつい。しかも担当さんによると、今回は大きめの絵を12枚できたらあったほうが良いそうだ。今回はパステル画中心で、空と水辺の癒し系の絵を主にする予定。でも病院のくすんだ雰囲気の廊下でもパッと明るくなるようなインパクトの強いものを目指そうと思う。後6週間、かなり忙しくなりそうだ。

息子達は昨日から2週間の休み。子供達が起きている時間帯はほとんど絵は描けない。間に合うだろうか…。

Sky 300 (53)

2009-07-01 00:14:53 | Gallery


Watercolor on Arches, 300gsm, Rough, 1/4 sheet
(Yellow Light, Alizarin Crimson, Bobalt Blue)
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イギリスのかの巨匠、エドワード・ウェッソンの画集をぱらぱら見ていて、レイヤーをいくつもかけない一発勝負の1ウォッシュの空を試してみたくなった。去年行ったゆき上がりの京都。清水寺から山のほうを見ている。肝心の空はなかなかフレッシュで気に入ったのに、前景で思いっきりこける。またまたいじりすぎ。