My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

大晦日に思ふこと

2006-12-31 21:24:24 | 日常あれこれ
ああーっ!この2週間はとてつもなく忙しかった…。年末だからというわけではなく(そうそう、家にはクリスマスも年末もお盆も関係ない)姑が台湾経由でアメリカから1週間の滞在のためやってきたため。毎日買い物やビーチやらイチゴ狩りやらに出かけてたり、彼女が来る前は良い機会だからと(めったにしない)大掃除をしたりと本当に大忙しだった。Blogはほったらかし、友人知人に頂いたクリスマスプレゼントやカードのお礼もそのまま、という結構ヒドイ状況だ。皆、本当にありがとーっ!そのうち電話するからねー!!

欠かさずにしているのはジョギングくらい…。これは、一回サボるとそのままになってしまう可能性があるからペースは守りたい。

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今日はそうだった、大晦日。オーストラリアに来て12年目。こっちでは、大晦日正月はそんなに大切ではなく、クリスマスやイースターのほうがオージー達には遥かに大切な時期だ。さすがクリスチャンが圧倒的に多い国。こちらでは本当に教会が多く、Adelaideではオーストラリアの中でも人口比で言えば、一番教会の数が多く、‘City Of Churches’と呼ばれている(←患者さんから聞いた)。

家では、皆で一日中のんびりし、夫はオンラインのPCゲームをLAにいるお兄さんと一日中し、私は家事を普通にしながら、暑い日だったので息子達と庭で水鉄砲でバトルをしたり、昼寝をしたりと久々にゆっくりと過ごした。昨日セントラルマーケットで大量に仕入れてきた新鮮な材料を使って、お昼はパスタ・マリナーラにし、おやつはマンゴーとロックメロン。夕食はラムチョップを蜂蜜・サンバルオレック(チリペーストの一種)・レモン・カレーパウダー・クミンパウダー・ガーリックであえた物をグリルし、コリアンダー・完熟トマト・ライムジュースを混ぜたもの(レリッシュと言う)を添え、ズッキーニとマッシュルームを串刺しにしてラムと一緒にグリルしたものと一緒に食べた。そして今は、Crown Lagerを飲みながら、外の花火の音を聞きながらBlogを書いている。何の変哲もない普通ののんびりした休日…。ただ、今年もいろいろ逢ったし楽しかったな、と振り返る。来年も皆で楽しい年にしよう!! 

-来年もよろしく。-






Carols by Candlelight

2006-12-21 21:32:00 | 日常あれこれ
先週日曜日の17日に、年末恒例のCarols by Candlelightに、長い付き合いの祖族ぐるみの友人と子供達と一緒に行ってきた。これは、Adelaide市の中心のEntertainment Centerの隣のTorrens川のほとりで行われる家族向けのクリスマス・コンサートで、クリスマスキャロルのコンサートで、「真っ赤なお鼻のトナカイ」(本当の曲名は知らない…これで良いのだっけ?)とか「アメージング・グレース」とか、大人も子供も楽しめる、クリスマスにはお馴染みのナンバーが揃っている。SA州の地元の子供のコーラスグループやプロの歌手やコメディアン系のエンターテイナーも出演しており、大人から子供まで最初から最後まで楽しめるようなプログラムが組んである。私達が来たのはこれで2回目。入場量は無料だが、一人当たり1ドル~2ドルのDonation(寄付)が奨励されている。10ドル払えば、蛍光ペンライトのおもちゃとほぼ全曲の歌詞付きのプログラムとろうそく2本がもらえる。開演は夜8時からだが、場所取り合戦で5時くらいから良い席はほとんど埋まっているとか…。連れの旦那さんのほうが6時くらいに先に行って席を取ってくれたので、私達は7時半頃にゆっくりと出かけていった。感謝感謝!

気温は暑い昼間より大分過ごしやすくなって風もなく、空気を感じないくらいのちょうど良い温度だった。芝生の上にピクニックラグを広げ座り込み、お弁当の唐揚げと焼きとうもろこしをかじりつつ、ゆったり流れる川と夕焼けを見ながら家族と気の置けない友人とクリスマスを耳で目で肌で感じる…。私達夫婦にとってはクリスマスはどーでも良いことだが、特にオージーやクリスチャンの人たち、そしてもちろん子供達には大切な時期。その人たちが家族で大切なときを楽しく過ごし、子供達が幸せそうにはしゃいでいるのを見ると、こちらもとても満たされた気持ちになる。これが、幸せのおすそ分けって言うやつか。



<日没前の会場。凄い人出だ。Adelaideにこんなに沢山の人がいるんだ、と改めて思ってしまう。>



<キャンドルの灯。>



<日没後にいよいよコンサートが盛り上がる。>



<このキャンドルの灯にはどんな意味が含まれているのだろう。皆、この灯を見て何を思うのだろう…。>

自分達だけでは腰が重たく絶対に(そう、絶対に)来ないだろうから、来年もこういう催し物に関してはフットワークの軽いこの友人達を当てにしてまた来ようと思う…。

Harhndolf Trip (Things on the main st.)

2006-12-19 01:23:31 | 日常あれこれ
最近、毎日忙しくてBlogのネタも沢山あるのに、時間がなくてUpが追いつかない…。年末だし?まあ、とりあえずしつこくHarhndolfトリップを完結しなくては。

ランチをとって満足し、メインストリートをぶらぶらする。あちらこちら通りでは色とりどりの花が満開で一年で一番きれいな時期だ。通りは相変わらず観光客が多い。その観光地のど真ん中をデジカメ片手に写真をパチパチ撮りながら、事あるごとに「うわー!何これ!?」とか過剰に反応している私達(主に私)は100%ここにはじめて訪れている観光客に見えるだろう…。もう、10回近く来ているってーのに。



ここは、ランチを取ったホテルの隣のここの特産物を主においているお土産屋さん。伝統的なドイツ風のソーセージのほかチーズ、バーブ、ペスト、ソース、ジャムやラベンダー製品がある。Barossa Valleyからのドライフルーツなんかも置いているある。以前ここで買った、Cheese Kransky(ソーセージの一種)はBeerenbergの粒入りマスタードにとても合って、とても美味しかった。



上のお土産屋さんの前においてあったトナカイ君。この間抜けな顔がとても気に入ってしまい、写真を数枚撮ってしまった。これはその中のベストショット。



通りの一番端のほうにある園芸店。園芸店というには、かなり芸術的な店だ。店の中は奥行きが結構あり、植木鉢の間には鉄製の庭に置くような置物が所狭しと置かれている。中にはティーカップを真似た巨大な植木鉢(多分)なんかがある。とっても可愛いっ!でも、サバンナのような私の家の庭には向かないだろう…。



鉄製の置物達。ネコ、カタツムリ、鶏、アヒル、トンボ、その他色々。この地域のアーティストが作っているのかも…。皆、表情豊かでユーモラス、そして温かみがある。センスがとても良い。でもどうして鉄製品の置物って値が張るんだろう。



売り物ではないけど、この店の一角に建っているコテージのドアベル。説製品で「三匹のカエル」。このカエル達に思わず一目ぼれ。



売り物ではないけど、お店の外壁に何気にかかっていた鉄製の飾り。この店にいると、色とりどりの植物達とその香りに囲まれ、小さな噴水の音、小物達に目を慰めされて、とても癒される…。MKさんはここで小さなサボテンを1つ買った。

このあと、ウールや麻・綿製品の専門店を覗き、ものすごいディスカウントしている夏服を見つけ1~2つ買い(MKさんは結構こういうものに何気に目が利く)、とっても満足な気分で帰途に着いた…。

今度はクリスマスにアメリカかわはるばるやってくる姑と子供達と一緒にイチゴ狩りに来ようと思う。

~完!~

Harhndolf Trip (Strawberry farm & Harhndolf Inn)

2006-12-12 23:43:44 | 日常あれこれ
さてさて、Beerenbergの工場の駐車場(といってもただの砂利の敷いてある空き地)で直売店で買ったイチゴを立ったまま「いい空気だねえー。」なんていいながら食べいると、通りの向かいからイチゴがたくさん入っているプラスチックの容器(それもあの四角っぽい1ℓ入りのアイスクリームの容器)をもった女の子(たとえ17歳くらいでも私にとっては‘女の子’だ。)が歩いてくる。じゃ、イチゴ畑を散歩でもしようか、ということになって次男を連れてMKさんとのんびりと散歩に行くことにする。



入り口の左手には大きな木が茂っており、右手にはしかもなぜかりんご・桃・栗(?多分…)・レモン・オレンジなどの果物の木が間隔を一定に開けて植わっている。ほとんど各種類一本ずつくらいしかない。色々な種類の果物の木の展示場か?それにしても、素敵な所だ。まるでHans Hessen(ドイツ系のHarhndolfにアトリエを構えていた超有名な油絵風景画家)の絵の中の景色だ。



何に使うのかは不明な農耕具らしきもの。古くさびていて動くのか分からないが、なかなかの雰囲気をかもし出しているのでよろしい。



何故か丘の一面に広がっているイチゴ畑の中にぽつんと‘イチゴオブジェ’が…。これに似た景色をRiverlandで見たことがある…。もっともあれは‘巨大オレンジ’だったが。



おお、イチゴ畑にはやっぱりイチゴが沢山実っていた!当たり前だって?とりあえず、3人でいくつか味見してみる。と、ああ!やっぱり美味しい!!太陽に当たっていて生暖かいから洗って冷やしたらもっと美味しいだろう。いくつか食べて見て発見したことがある…大きなものより小ぶりなものの方が味が凝縮されているようで甘く濃い。良い事を発見した。なんだかんだ味見をしていて舌も満足し、美味しい空気を吸って、そろそろランチの時間ということに。



メインストリートをぶらぶら歩いて、はたっと、あるホテルのレストランメニューに引き寄せられた。こちらのホテルによくあるタイプの建物で、1階はパブとレストラン、2階はホテルになっている。一度、上のホテルの部屋がどうなっているのか是非覗いて見たい。パブは入り口のすぐそばで、どっしりした大きなきで作られているカウンターで、おっちゃんたちがビールをジョッキで飲んでいる。そとは、かわいらしく花で飾られ、テーブルがセットされている。が、かなり寒いのでなかでランチを取ることに…。





中は重厚且つカジュアルという面白い感じのホール。安っぽくないのにお高く持ってもいなくとまってもいなく、スタッフも雰囲気もとても親しみやすい。奥には、子供たちが遊べる部屋があって、子供連れもゆっくりできるように配慮されている。オーストラリアのカフェレストランはこういうところが結構あって重宝されている。



注文はカウンターでする。これはカウンターのそばにあったケーキ達。なんだか見た目からして芸術的なスイーツだ。おぉっ!細かい飴細工なんかもあしらわれている。試してみたいが、次回にでも。




私は運転するためオレンジジュースとチキンパイとフレンチフライ。息子にフレンチフライトオレンジジュースを分けてあげる。MKさんはドイツ産の生ビールと同じくチキンパイとマッシュポテト。このパイは普通のパイとは違って、マッシュポテトの上にチキンとクリームとビールとキノコのシチューがあり、その上にパイ生地の皮が覆われていて、パリパリ崩しながらシチューと一緒に食べるようになっている。これはなかなか美味しかった…。しいて言えばもう少し塩加減を減らしてほしいところかな。これはランチにちょうど良い。このパイは$9.5位だったような気がする。すっかり、お腹も舌も満足して腹ごしらえの運動に散歩に行くことにした。

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またまたTo be continued...

Harhndolf Trip (Beerengerg直売店・工場)

2006-12-11 14:04:22 | 日常あれこれ
2-3週間前になるが、ドイツ人村、Harhndolfにまたまた行ってきた。4ヶ月になる赤ちゃんのいるKさんとMKさんと一緒に行く予定が、前日からひどい暴風で、朝も晴れてはいても風が強く寒かったため、風邪気味の赤ちゃんとKさんは次回にすることに。残る私とMKさんは風の子な次男を連れて行ってきた。

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まずはSAでも有名なジャムを作っているBeerenburgの工場・直売店と併設されているストロベリー・ファームに行くことに。晴れてはいても標高が少し高いところにあるため結構寒く、風も強かった。



メインストリートからのショット。写真で見ると初夏日和っぽいのに、実は寒い…。



Beerenbergの店。メインストリートをほんの1キロ登ったところに右手に見えた。Informationセンターのおにーさんが言っていた通り。周りは林に囲まれていて、牛やら何やらでとてものどか。



おびただしい種類のジャム・ソース・ピクルスEtc…。Colesなどのスーパーにも置いていない種類のものも多い。試食もできるようになっているが、レジのおばさんにいちいち「これの試食がしたい。」といって希望を言わないとできないようになっている。種類が多いのでいちいちビンを開けていられないからとか、もったいないとか?理由は不明。このときの店番のおばちゃんはとっても無愛想だった。MKさんと「きっとやなことでもあったんだろうね。」ということにしておいた。



お土産用に色々可愛くパッケージされたジャム達。SAの特産品としてお土産にいいかも。給食なんかで出てきたサイズ小のジャムもあったりする。



思いっきりドイツドイツした瀬戸物たち。ソースやジャムを盛ったりするのに良いということか?



Beerebergが所有しているイチゴ畑から取ったフレッシュなイチゴ。冷えてないけど、とってもジューシーで甘く、MKさん曰く「これが本当のイチゴの味」。スーパーで買うイチゴとなんでこんなに味が違うんだろう…。とある、ケーキ作りがプロ職人並みにうまい人が、イチゴショートケーキを作るのにここのイチゴより美味しいイチゴは見つからないと言っていた。



冷蔵庫には、大型の新鮮なイチゴにチョコをコーティングしたものや、ヨーグルトとあわせたものが置いてあった。でも、新鮮なものをそのまま食べるのが一番いい。



直売店からガラス張りで見えるジャム工場。一緒に行った次男が面白そうに一生懸命眺めていた。さてさて、ランチをメインストリードで取る前に、道路を挟んで向かいにあるイチゴ畑を散歩してみることにする…。

To be continued...


女性のライフサイクルに合わせたキャリアの考え方

2006-12-03 22:14:32 | 日常あれこれ
「女性には男性と違うサイクルがあるの。だから、焦って目標を決めてしまうより、自分のサイクルで生きながら長期戦で構えたほうがいい」

「女性は人生が長いんだし、長いスパンで考えればいい」



「緒方貞子という生き方」(2002).黒田龍彦:KKベストセラーズ、p.25より。

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この本は題名どおり、緒方貞子さんの活躍と生き方を書いたもの。彼女は、国際基督教大学で国際政治学を二十数年間教え、60歳頃から国際舞台で国連行使、ユニセフ執行理事会議長などを勤め、国連難民高等弁務官(UNHCR)として国連トップとして活躍した。これだけでも凄い人なのだということは判るが、これよりも私が尊敬する点は、当時の女性としては最高の教育を受け優秀な生徒として卒業した後、彼女にとってはまたとないキャリアのチャンスが幾度か訪れても、家族との生活を優先し続けて仕事をし、子供たちが成長した頃合いを見て自分のキャリアへの比重を上げていっている。決して焦らず、このような生き方を選ぶには、自分に信念とそれを貫けるという確固たる自信がないとかなり難しいだろう…。私はこのような生き方をできる人を心から尊敬する。

上記の緒方貞子さんの自分の経験からでた実感のこもった言葉を、特に20~30代のキャリア・結婚・出産などの決断をしなければならないだろう女性達、そして彼女達のパートナーとシェアしたいと思う。