My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

長い夏休みの最後の週末

2008-01-29 23:36:42 | 日常あれこれ


〈インド人の道場仲間のGさんからのお土産のパンジャービ(パンジャーブ地方の上着とパンツのセット)をきてBBQの記念撮影〉

先週末は、こちらの長ーい夏休みの最後の週末。なんやかんやととても忙しかった。土曜日は暑い日で、朝から外へ連れて行けとうるさいチビ達と一緒に、サラミ(セントラルマーケットのサラミしか売っていないRiverlandで作っている専門店のもの)ときゅうり・人参のスティックを持って、近くのやたら広い公園でピクニック。たっぷり遊ばせてしっかり食べさせる。午後はゆっくりクーラーの効いた家でのんびり過ごす。

日曜日はお昼に公園で同じ道場のTさん親子の送別会BBQ。朝っぱらから、HIROMIさんに手伝ってもらって、いなり寿司・鰻巻き・焼き鳥とティラミスを作ってチビ達を4WDに積み気合を入れてBBQに行く。道場からは結構の人が来ていて、子供達は公園でたっぷり遊びしっかり食べ、大人達はもっぱら飲んだりしゃべったり。ドイツからのナース夫婦が作ったソーセージと言う代物にも、ソーセージは店で買うこと意外思いつかない私ら日本人は盛り上がり、ドイツ産のビールを分けてもらったり、いなり寿司を食べたことのない人に強制的に勧めたりと(あの茶色いのが豆腐で出来ていると説明すると安心しているようだった)、とても楽しかった。Tさんと息子さんたちには色々教えてもらったし楽しい思い出をもらった。同じ道場でまた練習できないのは残念だけど、あまりさびしくは無い。どこへいても繋がるものはあるし。今年日本に帰国するとき彼らの神奈川にある糸東流の道場に尋ねて行く予定。丁度、鎌倉と所沢に滞在する予定だし。そうそう、この日、気づいたことだけど、オーストラリア人には鰻巻きや普通の太巻きより、ツナ巻きのほうが断然人気がある。こちら滞在の人、覚えておくといいと思う。こっちのほうが簡単だし?

月曜日はオーストラリア・ディの振り替え休日で、HIROMIさんとチビ達とまたまたイチゴ狩り。お昼はいつものように公園で木陰で休みながらHIROMIさんが握った梅干おにぎり、生姜焼き、卵焼き、手作りキムチに麦茶と、とても日本的なお弁当を食べる。チビ達は弁当に見向きもせず、二人でせっせと半時間もの間、砂場でお城を作る。さっさとチビ達を家に連れて行って、そのままCityのAdelaide Univeristyの裏庭で、「綾子舞」という新潟のかなり奥地の村で伝承されている踊りの練習をする。いや、私は踊り子じゃない。伴奏の和太鼓の奏者。踊り子さんは5人でこの人たちは翻訳コースの日本人留学生、伴奏は和太鼓以外に横笛。横笛は以前翻訳を教えてもらった翻訳コースの先生。これは、来週末Central MarketのChina Townで開かれる中国旧正月の祝いの大掛かりな催し物があって、その中の1つ。何で中国旧正月に日本の舞を披露?先生に聞くと、この日は朝から夕方まで出店が出され、一日中いろんな国の何らかのパフォーマンスがある。とても楽しそう。もちろん一座は紋付袴と着物でビシッと決めていく予定。この日の練習にHIRIMIさんも見学者として付いて来てくれた。なのに、途中で帰ったメンバーの代わりに数を合わせるために踊り子さんのふりをして飛び入りで練習させられるはめになる。たぶん、次の日は猛烈な腿あたりの筋肉痛だろう。そして、通り過ぎていく人々は興味深そうに練習風景を眺めていったり、中には、誰もがうっとりするような超美人の上品なインド人女性がデジカメでビデオまで撮っていったりすることもあった。そして夕方まで練習して帰り、疲れ果ててあまり料理に気合が入らない日の究極のメニュー、あの日本のカレーを作って、タコ(ベビー・オクトパスっていう小さいやつね。こっちのほうがやわらかい。)とわかめの酢の物や福神漬けと一緒に食べる。

なんてことはないけど、充実の週末-。世界はいろんな日常で回っている。そんななかの日常のある1コマ。

形演武に必要なこと

2008-01-21 22:45:43 | 空手道場日誌
今日、日本にもうすぐ帰る私と同じ年のTさんと息子さん3人のために、先生に許可を取って道場で記念のDVD作成のためにビデオを撮った。こうして、皆の練習風景をゆっくり見るのもとても勉強になる。たまには自分の練習風景をとってチェックしたい。でもかなり怖い…。そして、練習が終わった後、外に出たら…Tさんが車の前でかなりあわてている。話を聞くと、なんと車の中に鍵をさしたまま、閉めてしまったらしい。で、私はまだ着替え中の警官であるJさんに事情を話して何とかして鍵を開けられないか頼んでみた。それからは…Jさんはなんだなんだと大きくなってしまったギャラリーに見つめられつつ針金で出来ているハンガーで外から中からトライすること20分ほど、結局窓の端から針金を通して内側からロックを引っ掛けて開けることが出来た。開けた後はそれはもう皆で大喝采。私も持っていたデジカメで記念写真だか現場写真だか分らないものをいくつも激写してしまった。彼らが日本に帰るときにとった練習風景のビデオと一緒にDVDに焼いておいてあげよう。ふふ。

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今回の練習は、基本の移動稽古。コンビネーションと自由一本組手をしながら先生は、形に必要な重要なポイントをいくつか強調していた。でも形自体はしない。私が、しつこく形試合出場をあきらめないのをようやく悟って、これは何とかしなくては、と思ったのかもしれない。練習中私の顔をしょっちゅう見ながら要点を話していたから私に理解して欲しいことなのだろう、きっと。特に下の1。

1.技の終わり(極め)だけ力を入れ、次の動作に移るときにリラックスしてまた極めだけめい一杯一瞬だけ力を入れる

これは、日本での空手部にいたときに、C先輩にアドバイスを同じように受けた。でも早く動こうとすると(特に形の後半には)つい力が入ってしまう。

2.腰の回転を意識する

3・形をするとき、回りのペースやどう見られるかなどを気にせずに、形そのものを自分の型として自分の中に取り込んで行う。

これは一番難しいかも。技術云々じゃないし。先生はわたしに一番欠けているものはこれだと言っていた。精神修行が全然足りない。

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分りきったことのように思えることがほとんどだけど、それを実際にひとつの型とという流れの中で自分の中に取り込んで行うのはとても難しい。でも、こういう風に意識しながら練習すると、ただがむしゃらに練習するよりは大分自分の求めているものに近づけるような気がする。

先生のアドバイスに感謝-。

Harndolfの隠れた名物~アップルパイ

2008-01-20 14:06:02 | 日常あれこれ


先日、もう何回目か忘れるくらい行ったドイツ人村、Harndolfにあるイチゴ狩りに去年のThe World Police and fire gameの空手試合で知り合った、空手をしている日本人親子と一緒に行って来た。こちらは12月中旬から一月の末まで学校は長ーい夏休み。毎日、子供達がどこかへ連れて行けとうるさい。幸いこちらにはあちこちただで遊べるところが近場に山ほどあるので、毎日子供達と遊びほうけている。それはそれでちょっと疲れるけど毎日子供は楽しそうだ。午前中にイチゴをたっぷり食べて、半キロほど持ち帰り、家の近所にある木が一杯茂っている公園で持ってきたお弁当でピクニック。この公園は深さ25センチくらいの大きな屋根付きのプールがあり、子供たちが水鉄砲で遊んでいるのを見ながら木陰で親達がピクニックラグをしいてのんびりくつろいだりしている。こんなことを毎日していると、忙しいのに平和ボケしそうでちょっと怖くなる。

この日、ドイツ人村からの帰り道に、同じ道場のTさんに聞いたこの町の名物、アップルパイを買った。この店はPrincess HighwayからHarndolfの出口を出てから、ちょっと走ってすぐ右手に見えて来る。周りには何も無いところにぽつんと建っている木造のぼろい小屋で、Flesh Apple Sale!とかなんとか書いてある。りんごしか売っていないかと思っていつも素通りしていたが、注意してみるとよく車がそのぼろい子yの前でよく停まっていて、皆何かしら買って行く。このアップルパイは、直径20センチくらいでかなりどっしりとしてりんごが気前よくたくさん詰まっている。パイ生地はさくさくとしたあのパイ生地ではなくてどちらかと言うとタルト生地に近い。味は…とてーもおいしい!こちらにありがちなしつこい甘さは無く、素朴なりんごそのままの味が楽しめるのがとてもいい。そして、種やらリンゴの芯の一部とかが混じっているのが愛嬌があってちょっとおかしい。もう、そのまんまって感じ?真ん中についているリンゴの形のデコレーションもかわいい。このパイ、こんなにでかくて、なんとたったの7ドル。Harndolfに行く人、是非お勧めしたい。そのほかに、フルーツケーキやアップルクランブルなんかも売っている。

ついに美術学校で念願の絵の勉強!!

2008-01-10 01:39:05 | Art・その他の趣味ついて


ちょっと遅いけど今年の抱負。

1.空手の二段取得。

2.空手形試合で成人女性の部で入賞すること。

3.美術学校で画の基本技法を学ぶ。

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1については、先生と三段の大先輩の師範代にもアドバイスをもらってあり、もう練習のポイントをどこに置くべきか計画済み。基本と組手と形で、基本はほとんど問題なし。でも最近習ったばかりの裏回し蹴りが審査にばっちり入っている。これは道場でもあまり練習しないため、うちで黙々と練習するのみ。チビ達を公園に連れて行くときなんか、ほかのお母さん達に怪訝な顔をされながら柔軟体操をした後に木の幹に向かってバシバシ蹴って練習している。後は、自由組手の私の最大の弱点の甘ーい防御を何とかしなければ…。これは毎回道場に行くたびに上級者を捕まえて相手になってもらうしかない。それでコメントをしてくれる人がいれば言うこと無し。形は…観空小を練習中。

2は…うーん、女子の部は人数少ないし、形の数も少なくて済むけど注意して選ばなくては。指定形1つと得意形2つを選んでそれだけに集中して特訓するしかない。明日にでも、チビ達の練習の前に、先生に糸東流抜塞大・征遠鎮・観空大を見てもらってから決める予定。得意形は岩鶴か五十四歩小。

3は2月から約10週間ほど、週に一回2時間、結構評判の良い美術学校を見つけたので通うことになった。もー嬉しくて嬉しくて…。小さい頃からとにかく手先で何かを作ったり画を描いたりするのがすごく好きだった。だからおもちゃなんかより画用紙を買ってもらえさえすればいつまでも楽しんで描いていたのを憶えている。散々いままで油絵や水彩やパステルで主に風景画・静物画を描いてきた。ずっと自己流でちゃんと習ったことは無い。でも、好きなものを好きに描いて満足している一方、自分の絵を見てちょっと何かがおかしいと感じるようになり、いつも何かが心の中で引っかかるので描いた後に単純に満足できなくなってきた。絶対に基本的なデッサンの技術とか構図のとり方とかがちょっとおかしいのだと思って、最近絵画技法の基本に関して自分で本を読んでみた。そしたら案の定、自分の絵で引っかかっていたことがいくつも問題点として明確になってきた。もう、計算の合わない方程式がするっとつじつまが合ったときの、「ああ!なるほど!」ってあんな感じ?小さいときから同じく絵の好きな母に連れられて色んな絵画展を見てきてきたせいで、自分の実力より遥ーかに眼のほうが超えているのかも。ちょっと悲しい…。

絵は好きだから描いている。もちろんそれだけでも楽しいけど、基本が出来たらもっとたくさんのことが表現できるだろうし、絵画に関する技術や知識をもっと身につければそれ自体楽しいだろう。そして思い立ったのが、この短期の水彩画のコース。この写真にあるArt Central of South Australiaという学校はちゃんとしたアーティストが講師を務めていて、色んなコースが平日・週末にやっていて時間も昼間と夕方かを選ぶことが出来る。しかも家からなんと数分。早速申し込みを済ませ、指定されている種類の筆・紙・絵具を買い込んだ。図書館で予習のために水彩画の基礎の本をいくつか借りて読んだら、あらあらあら…。自分が今までいかに道具に頓着してないで描いていたが分り愕然。紙・筆・絵具の質の良し悪しはちゃんと分っていたらしいが、筆の種類(使っている毛の種類と筆の形)と紙の扱い方なんかかなり、というか全然分っていないで適当に描いていたらしい。これを知っていたら筆も紙も大分無駄にしないで済んだことだろうに!あと、極め付けが水彩画の絵具の使い方。適当に混ぜて好きなようにぬっていたため、あるときは偶然にきれいに色が出て偶然にきれいに描けるのに、あるときは妙に色がくすんであの水彩画特有の透明感が無い絵になってしまうことがあった。それは、水彩絵具の扱い方が分っていないせいだった事を発見。物事をするのに色々しちゃいけないことやすべきことなどのルールってやつがある。まさしくそのルールっていうやつを無視しまくって描いていたようだ。数ある失敗もそのルールを知っていればかなり防げたらしい。あとは細かい構図のとり方や色を重ねる順番などなど細かい大切なことも知ら無いままでここまで来た。ちょっと本を読んだだけでこうなのだから、実際に先生について基礎から習うのは、それはそれはとてもやりがいがあることだろう!今からとても楽しみ。家の常連のMKさんや夫の同僚だったAさんも引き込んで、3人で美術学校の俄か学生としての生活がもうすぐで始まる-。

ヨーロッパ・ビールExperience (2)

2008-01-08 07:00:15 | Wine & Beer Notes


先日、おなじみの道場仲間のBさんに進められたKriekというビールを試した。これはとても珍しい、チェリーから出来ているビール。ベルギー産で、アルコール度数は普通に5.1%。とても重いしっかりしたビンに詰まっていて、シャンパンみたいなコルクがついている。「えー、チェリーのビール??おいしいのかな。」と夫と半信半疑でボトルを開けたが…これがとてもおいしい!ビールの味もするけど、前に飲んだことのある赤葡萄で出来ているルビーシャンパンにとても近い。べったり甘いわけではなく、ビールの味と喉ごしに、チェリー・ソーダのような味わいも楽しめる。かなり女性向けかな?ボトルを見ると「伝統的な方法でオークの樽で3年間熟成させて作っている」とか何とか書いてある。

まさに夏にぴったり。癖になりそう…。でも、毎日は飲めるような代物ではない。なんせ、330ml入りで$7.90もするのだから…。

A Happy New Year! @ hospital

2008-01-01 17:01:09 | 看護に関するあれこれ
A Happy New Year!!

オーストラリアや日本にいる人たち、おかげ様で去年はとっても充実した変化のある面白い年が過ごせました。ありがとう!今年もよろしくお願いします。お互いに良い年でありますように…。

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クリスマスから元旦の今日にかけて、この10日間で祝日休日のみで6日間、午前中だけガッツリ働き、ガッポリと稼いだ。こちらのナースの給料はとても良い。そして、休日は150%(だっけ?)、祝日は200%(だったような…つまり平日の倍)の給料が出る。うふふっ!生活には困らないほどには我が家には収入があるし、夫は「いくらでもなんでも好きなものを遠慮なく買っていい。」と言ってくれる。しかし、一生の大半の極貧生活のせいで、貧乏性が染み付いてしまったようだ。ファッションにはほとんど興味ないため、服・アクセサリー・化粧品にはほとんどお金がかからない。髪も美容師に「せっかくいい髪をしているのに…」とため息をつかれながら、一年に2回くらいしか行かない。とても経済的な人間だろう。趣味の読書や絵は図書館に行ったりするし、絵の具なんてそんなにしょっちゅう買うものではない。あとは…空手の道場への費用くらいかな?もともとお金がかからない上に、貧乏性が身についているため、何かたまに欲しいものがあっても心置きなく、というか思い切って買うということができない。ちょっと悲しい。でも、自分が稼いだ収入がこうして少しでもあると言うだけで、幾分気持ちよく自分のためだけにお金を使えるような気がする。こんな気持ちを持っている主婦が意外と多いのではないだろうか?あと、もちろん看護実践に常に身をおいていると言う安心感もある。看護職は患者の命にかかわる仕事。そして、常にあたらしい医療技術や看護の方法が開発されているので、ちょこちょことでも現場にでていると、そういうものに触れる機会に恵まれる。しかも、かなりレベルの高い病院の色々な分野での無料の看護師・医療者向けのセミナーもあるので、知識を深めるのと同時にモチベーションのアップにも病院自体が一役買っている。あとは…自分の時間・お金をかけて一生懸命に努力したものが、小さなことでも社会に必要とされて(深刻なナース不足なため病院からしょっちゅう強烈なラブコールがかかってくる)、おまけにそれが良いお金になる。それは単純に自立心や自尊心をくすぐし、とても嬉しい。

年末年始は、主にリハビリ病棟で働いた。医療処置は予薬(麻薬系の鎮痛剤が多い)と術創処置(手術のあとの創部の包帯交換なんかの処置のことね)のみで、リハビリが主。結構楽な病棟かな。ホスピスや内科病棟などよりは遥かに時間にゆとりがある。いつものように患者さんたちに20代前半の新卒ナースに間違われつつ実は30代後半で2児の母だといって驚かれながら患者ケアをさくさくこなしていった。でも、どういうわけか今回やたら時間が余ったので、年末に「髪が伸びすぎたので、美容師を頼みたい。」と言っていた患者に、「あまり細かいことをうるさく言わないと約束するなら私が髪を切ってあげる。」とえらそうに申し出た。この患者さんは80代の男性で、「いや、短くしてさっぱりするなら何も言うことないよ。」と言っていたのでさっそく昼食前のひと時をまたしてもにわか美容師として過ごすことになった。この患者さん、入院+手術でなんと3ヶ月間くらい散髪をしていなかったようだ。バリカンがあればかなり早く切れるのに、と思いながら処置用の恐い位やたら切れる滅菌されたハサミだけで、スカスカに薄くなった白い髪を思いっきり良くバッサリと10cmくらい切る。美容室にあるような髪除けのマントみたいなのはもちろん無いので、ナースがMRSAなんかの感染症を持っている患者の処置のときに使う使い捨てのビニールのエプロンを首に巻きつけて代用。本人はかなり痴呆の進んだ患者さんだったけど、鏡を見せたらかなり喜んでいた。そしたらそれをみた同室の(ここは2人部屋)患者さんが、「美容師さーん、こっちにも客が待っているよー!」とか言ってきた。この人もかなり伸びている。でも、80代だと言うのに、惚れ惚れするくらいきれいな豊かな銀髪だ。そして、散髪にもそれだけたっぷり時間がかかった。ベットに腰掛けたり中腰になったりしてたため、腰が痛くなる。この人も仕上がりに満足してくれ、なんと「お代はこれで良いかい?」とかいって、ゴソゴソと彼の荷物からダークチョコレートを持ち出して、大きなかけらをくれた。昼前で血糖値がガンと下がってきたところだったので、とてもありがたくその場で即効で頂く。すっきりした患者さんをみるとこちらまで気分がすっきりする。年末だし?

こちらはクリスマスだけではなく年末年始も外泊できる人は家に帰るようだ。ただし、続けて一泊以上したらベッドをキープしてもらえないと言う決まりがあるため、一泊のみ。でも、それぞれ事情があってずっと病院で過ごす人も多い。こういう人たちのために、特に休日・祝日なんかにもうちょっと娯楽か何かあったらよいのではないかと思う。今度何か試してみよう。アートセラピーとか折り紙教室とか?だれか何か良いアイディアがあったら是非教えて欲しい。