My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

Let's work out!~経過報告(2)

2006-11-30 21:16:01 | 日常あれこれ
週3回の各30分間のジョギングを始めてから5週間が過ぎようとしている。色々なことがあって修羅場だった先週を除く(Blogの更新もしていない期間)週は、計画通りにジョギングを欠かさずしている。ほら、10月27日のBlogで大々的に宣言したし?

最初の日は走っていても体がやたら重く感じ、情けないことに下肢全体が引きつるように痛んだ。筋肉痛もひどく、足だけではなく何故か二の腕にも出た。呼吸もなかなかリズムに乗ってくれず、初回から2回目まで呼吸が苦しいまま30分が過ぎたような気がする。筋肉も筋も呼吸器系も怠けきっているような感じだ。足にジョギングに耐えられるだけの筋力がなく息が整わないせいか、走っていても前かがみになってしまい、余計に息が苦しくなる羽目になる。正しい姿勢は呼吸を効果的にするためと関節などに余計な負担をかけないために必要だ。ジョギングしていて最初の5分間の呼吸が慣れるまでの苦しい時に、意識を他に反らすため、看護学校時代に空手部の師範によく「背筋をしっかり伸ばせ!ケツを引っ込めろっ、ケツを!」と叱咤されたのを思い出しては懐かしい気分に浸ったりつつ姿勢に気をつけて、しんどいあの数分の時間をやり過ごすことにしている。

この1-2週間は、走っていても自分の体が重く負担だと感じなくなり、呼吸もすぐに波に乗ってくれるようになった。筋力が付いたのと余計な脂肪がかなり落ちたせいもあるだろう。体重は最初の3週間で2.5-3.0Kg減少したが、それ以降はあまり変わっていない。がウェスト周りの脂肪はまだ日ごとに落ちてきているので、足とかに筋肉がつき始めたのかもしれない。体調はすこぶる良くなった。やはり運動は大切だと分かりきっていることを今更ながら実感する。目指せ、Adelaide's Biggest Loser!!(←オーストラリアでTVを見る人じゃないと分からないと思う…。)

今週から追加メニューで、柔軟体操をするようにしている。これはリハビリの第2段階で、ジョギングで持久力が付いたら柔軟性をつけることにする。座って開脚して胸が床に難なく付くようになったら、第3段階の空手のトレーニングの再開。これは持久力、筋力、柔軟性がそろっていないとかなりきつい。実は長男が空手を始めたがっていて、私と一緒に道場に行きたいそうだ。彼は、4歳のときトライアルで子供用の空手クラスに数回通ったが、興味はとてもあるのに年齢のせいか集中力が持って15分、1時間の練習にはとても無理だった。今は小学校にも入り、体力・集中力も大分付いたようなので、また始めるには良い時期だと思う。でも、その前に私のほうの準備が…。もうちょっと待っておくれ!マミー、頑張ってリハビリするからっ!!

-目標は、あと2週間後-。

デート@Kapunda & Tanunda

2006-11-29 13:31:16 | カントリーサイド~Kapundaにて
先週、夫の来年の勤め先のKapundaにあるPGクリニックに給料の交渉ともろもろの膨大な契約に関する書類へのサインのため、2度目のKapundaへのドライブに夫について行って来た。事務的な処理がすべて終わる頃、ちょうどお昼の時間になっていたので、Kapundaから車でほんの10分で行ける、かのBarossa Valleyのどこかでランチをとることにした。帰りには、時間の余裕があれば前から訪れてみたかったRockfordワイナリーに立ち寄る予定を入れる。



ランチは、Barossa Valleyの中心地のTanundaの真ん中を走るMurray Streetに面した、ひっそりと建っている普通の年代ものの一見民家に見えるカフェレストラン、“1918”でとることに。前からBarossa Valleyの案内を見るたびに目にしたレストランの名前だ。が、何回も往復したこの通りで、今まで見かけたことがなかった。とても控えめに建っていて、しかもちょっと敷居の高そうなレストランだ。そうそう、ここはちなみに賞をいくつも取ったレストランだとか。



この名前は何処から来たのだろう…。この通りの番地ではないし。この建物が1918年に建ったからとか?



私達のテーブルから見たレストランの中の様子。結構、アンティークっぽいわりには明るく清潔な雰囲気にしている。隅から隅まで手入れが行き届いている。外のテラスにもテーブルが設けられていて、緑の多い雰囲気のある空間が楽しめそうだ。が、暑い日だったので迷わず中でテーブルをとる。



食事の前に出てきたパン。あら引きの黒胡椒とあら塩、そしてオリーブオイルが添えられており、好みによって味付けをする。私はオリーブオイル+黒胡椒。パンがとってもフレッシュで美味しかった。何処で仕入れているんだろう?聞いておけばよかった…。ちなみに料金は別途でこれで$1.5。



レストランに行くと、癖のように眺め回してしまうワインリスト。酒屋で一般に良く売っている知名度の高い手ごろなワインより、BarossaとClare Valleyのワイナリーから誰かがこだわって選んでいるような感じがした。私が頼んだのは“Langmei”のShiraz。口当たりはドライですっきり、後味にはかなりリッチなコクとわずかな上品なスパイスが感じられる。ワインの量販店では見かけたことがないワインだ。たっぷり入ったグラスで$9.2。まぁ、たまには贅沢も…。



お待ちかねのメインディッシュ。メインを見た瞬間に私達はお互い顔を合わせて“Yappy!”と同時に言っていた。こういうときに息が合うのもなんだかおかしい。私は例によってKangarooを注文。オーストラリアらしいし、家では絶対に作らないものだから、外では色々なところで試して比べてみたい。洋梨とベーコンのスライスをローストしたものにミディアム・レアのカンガルーのフィレ、そして長ネギをからっと揚げてあるものが添えられている。カンガルーの絶妙な焼き具合といい、洋梨の濃縮された甘みとローストされたとき付いた香ばしいかおり、からっと揚げてある揚げ長ネギ(?)のアクセントといい、料理もここまで来ると芸術品だ。夫は、前日にも自分で作った中華風鴨ローストをたらふく食べたくせに、またまた鴨料理を選んでいた。とうもろこしと何かの野菜(味見してみたけど芋類だと思う)のマッシュしたものに鴨の足とフィレが乗っていて、リキュールベースのソースがかかっている。これもなかなか美味しそうだった。カンガルーは$25で鴨は$28。



Murray Street。この通りはとても落ち着いていてのどかでおしゃれな通り。だカフェ・ホテル・テイクアウトショップ・お土産や・アンティークショップ・画廊などが並んでいる。この辺には、画家や陶芸家などの芸術家が多く住んでいる。ワイナリーがすぐそばにあるせいか、風が吹いた拍子にワインの香りがフワッと流れてくる…。ああ、こんな素敵な町に一度住んでみたい…。

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というけで、私達はすっかり舌もお腹も満足し、40度近いオーブンの中を歩いているような暑さの中、見渡す限りワイン用の葡萄の木畑が続くBarossa Valleyを車でかけて帰途に着いた…。次回は時間の余裕を持って、ワイナリーをいくつか訪れてみたい。


Mandately Update for nursing staff

2006-11-26 11:58:07 | 看護に関するあれこれ
昨日、勤務している病院にMandately Updateのテストと演習をしてきた。今回は今年の7月から取り入れた新しいシステムで、案内の手紙にはとりあえず、「看護職員は必須。以下の日程の中から都合の良い日を選んで予約すること。」と書いてあるだけで、救急蘇生の手順の復習か、Manual Handling(患者の移動を介助するときの器具や心得)についてか、はたまた病院内のシステム上の変更についての説明か、詳しいことは何ーも書いていない。予習が必要か!?と思っても、何をやるか分からないので、とりあえずノート・ペン・電子辞書のみをクロワッサンのサンドイッチと一緒に持っていく。

とりあえず、時間に教育担当のいつもにこやかで親切なSさんの所へ行くも席をはずしていたので、とりあえずPC室へ行きなさいと言われる。「PC室ってどこ?」と聞いたら、敷地の真反対にある離れの建物にあるとのこと。その離れに行ってPC室らしきものがあったので、PCを眉間にしわを寄せながら使っていたナースらしき人に「Mandately Updateに使うPC室はここか?」と聞くと、違うと言う。建物の中をうろうろして恰幅の良い親切そうなおっちゃん(多分事務の人)に聞くとさっきのところだという…。オーストラリアでは結構こういうことが多い。道や現在の時間を聞いたら皆が皆適当なことを言って、役に立たない所か余計に混乱することになるという…。もちろん意地悪で適当言ったのではなく、オージーのアバウトさのため。

たどり着いたPC室で、準備をしているとSさんが来てくれ、オンライン上でのMandately Updateの場所と、どのようにテストに答えていくか教えてもらう。ここまで来てようやくこの研修の内容の詳細を知る事となる…。インターネット上で、それ専門のページがあり、教育部門の人からもらうパスワードと各職員の給料明細に使っている職員ナンバーを入力したら、8つに分かれている分野のTutorialとTestにアクセス出来る様になっている。職員ナンバーなんで覚えていないって。即、内線で事務の人に教えてもらう。私のようなスタッフも多いだろう。一体、事務の人はどれだけこのために電話を受け取り各ナースに職員ナンバーを教える羽目になったのだろう。看護職員だけで数百人いるので、ちょっと考えただけで恐ろしい。だったら、先に案内の手紙の中に研修の内容のもっと詳しい情報と、「オンラインテストでログインするために必要なため、職員ナンバーを控えて置くように」とかの一文があってもよさそうなもの…。

さて、肝心のサイトには8セクションクリアしなければならない分野があり、主なところでは、救急蘇生・マニュアルハンドリング・予薬・職員健康管理などがある。Tutorialはテキストなりビデオなりがでてきてそれを見て覚え、選択式のテストへと進む。テストは各セクション10問で、全問正解しなければならない。仮に10問中9問正解だったら、残りの1問は一度だけ答えなおすことができる。正解が8問以下だった場合は、全問やり直し。もちろん同じ質問が全部そのまま出てくるということはない。「へぁー面白いー」とか言う私のコメントを適当にいなしながら、ともかくSさんは「Manual Handlingからはじめましょう!」とせっついてくる。彼女と一緒にTutorialのテキストを10分ほどかけてゆっくり読み(というか見たこともない専門用語とかに出くわして彼女に聞いたりして時間がかかってしまった。)、即テストに進む。ほとんどはTutorialででてきたものが出題されるし、看護実践での常識をあわせたら答えられるものなので問題はない。「じゃあ、後のセクションで自分でできるわね。」といってSさんは去り、自分でもくもくと救急蘇生のレクチャーのビデオをみる。結構量があり、軽く30分はかかる。しかも、お昼休みの時間で空腹のため集中力はガタ落ちしているため、見過ごした箇所を再生したりしてさらに時間がかかる。それでもなんとかテストには最初に9問正解で、2度目に全問正解できた。PC室で一人でガッツポーズを取る。成人と小児と妊娠後期の妊婦との場合でそれぞれかなり異なることとか、留意点が細かく説明されておりとても学ぶことが多いビデオだった。できれば、就職したときの新入看護職員研修のときに見たかった。

お昼過ぎに救急蘇生とManual Handlingの実技があるため、残りは後に回す。持ってきたお弁当を病院のとてつもなくまずい珈琲(何時もいつも家から持っていくのを忘れてしまうので文句を言う資格全くなし!)と一緒に食べ、レクチャー室に行く。受付にはなんと、チュッパチャップス(ほら、あの棒付きキャンディー)・病院の教育部門の名前が入った水筒とペンが乗っかっており、「飴はいかが?それと、ペンと水筒どちらかを選んでね。」とか優雅に説明される。ペンは夫が病院から製薬会社のものを山ほどもらってくるので、イチゴ味のキャンディーと水筒をもらう。飴をしゃぶりながら、病院の管理職員の人と一緒に消火器の実演をし、その後、人口蘇生(15回心臓マッサージをして2回マウス・ツー・マウス)の実演をし(この時だけキャンディーは紙に包んでとっておいた)、色々な器具を使っての患者の移動の実習を50分かかってする。すべて合格し、ほっと一安心…。あとはオンラインで残りのテストをこなすのみ。参加している人は常勤・非常勤・内科・外科・リハビリ病棟と皆勤務形態も所属もばらばら。この演習で結構私も含め皆、いつも何気なくしていた事で気をつけなくてはいけないところを見逃していた、ということがありそれを認識できよりよい方法を学べたことが大きな収穫だった。まあ、それが目的なのだろうが。特に、50才以上のナースとしての長い経験がありそうな人たちが以外に古い方法にとらわれていたり、新しい方法をすぐ忘れてしまったりすることが結構あるようだった。そういう人たちにとっては、何故新しい方法が採用されるようになったのかという理由付けをその演習の場で確認できるので、看護実践でより身近に新しい方法を実際に使いやすくなるだろう。

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この研修は別に難しいことをやるわけでは全くなかったが、何をやるかあまり分からないまま参加したため、ある意味ドキドキワクワクとスリルにあふれる体験となった。スタッフ教育部門の人たちには、今度から(多分、今回の事を活かしてそうするだろうけど)このMandately Updateの対象者への徹底した連絡方法と、もっと詳細な内容の提供をお願いしたい。




長男の友達の誕生日パーティー

2006-11-18 23:09:57 | 日常あれこれ


長男にできた幼稚園での唯一の友達のJの誕生日に、誕生日プレゼントを持って長男次男を連れて行ってきた。こちらでは、こういうパーティーものは家族みんな招待するのが通例だが、忙しい一週間をやっと乗り越えて家でゆっくりしたい夫は最初から「楽しんでおいで。」とか言ってPCから離れない。

パーティーはKensington Gardenという、アデレードの東の郊外にあるやたらに大きい広い芝生と沢山の大きなガム・ツリーのある公園でピクニック・パーティー。この長男の友達の両親は中国系インドネシア人。この子のお母さんと私は割としょっちゅう話す機会がある。他の招待客たちは、この家族が言っている教会の信者達でほとんど中国系。マレーシア・インドネシア・シンガポール人がほとんどで、中に少数、インド人やオーストラリア人がいる。私には、こういう雰囲気はとってもおなじみだ。留学生時代に戻ったようだ…。このパーティーは大所帯で、大人35人、子供15人。

今まで、何回も子供の誕生日に行ったが、その家族が普段の生活で何に重きを置いているかが分かってとても面白い。割と何があるわけでもなく皆で集まってワイワイ話してなんとなく良い日だったなーみたいなのとか、エンターテイナー・料理・場所・お土産などすべて完璧にそつなく揃えられているのとか、どっちでもないけど何だかやたらに皆で馬鹿笑いをしておもしろかったねーみたいなのとか…。今回は、気取った雰囲気はなく和気藹々としていて、食べ物がメインだった。家のパーティーとなんだか似ているような気もする。この食べ物が凄いの何の。味・量・種類ともグー!ミーゴレン(インドネシア風焼そば)・ビーフレンダン(ビーフカレー)・チキンサテイ(鶏の焼き鳥)・ガドガド(ピーナッツ風味ソースのサラダ)・山ほどの新鮮な果物。ああ、遠い昔に(っつっても10年ほど前だが)インドネシアに数週間滞在したときを思い出す…。今日はなんだか懐かしいものばかりにあっているような。

いつも通りに外へでると遊びにばかり忙しく走り回っている息子達をほっといて私は久しぶりのインドネシア料理をしっかり堪能する。天気は晴天、35度くらいあったと思う。真夏日だ。公園にはいくつものパーティーが開かれている。カルテット奏者を雇って音楽を聴きながらまったり過ごしている年配グループ(もしかして結婚30年記念日とか?)、他の子供の誕生会とか、単なるピクニックとか…。そのうちの誕生会に雇われたマジシャンがすぐ私達の近くでショーを始めた。私達のグループにいた子供達は何時の間にか、そのグループの後ろに、そして今度はかちゃっかりとその子供達に混ざってピクニック・ラグに座り込み、ショーに見入っている。子供の好奇心って凄いと思う…。このショー、若いフレンドリーな尾にーさんがやっていたけど、とても良く子供の心の掴み方を知っている人だと思った。「The Amazing Magic Mike」とか彼の使っているテーブルの垂れ幕に書いてあったからMIKEさんというのだろう。今度機会があったら使ってみたい人だ。

ショーが終わるとお決まりのケーキがでてきて食べ、子供達はLolly Bagという普通お菓子や小物が詰まっているお土産をもらい、お開きとなる。今回はすごく気前が良いお土産で、マシュマロ・グミキャンディー・煎餅・ベビースターラーメン(らしきもの)・子供用のおもちゃ時計だった。東南アジア系の食べ物が好きな夫のために余った料理を少しもらいたいといったら、「夕食の分ももって行きなさい!作る手間が省けるでしょう?」とか言わつつとりあえず1人分だけもらう。私は暑さに疲れつつ膨れたお腹を抱えながら、子供達は大満足で幸せに帰途に付いた…。

パエリアの作り方

2006-11-16 22:32:01 | Myレシピ!


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先日、MKさんが遊びに来てくれたときにオーストラリア原産のバーブを使ったチキンの香草焼きとサラダの付け合わせに、その前日作ったパエリアの残りをせっかくあるからと添えた。が、これがまたとても気に入ったらしいのでここにレシピの元となったURLを紹介する。

http://allabout.co.jp/gourmet/cafegohan/closeup/CU20060405B/index.htm?FM=rss

家の者は皆、だいのシーフード好き。このパエリアは大好評だった。しっかり魚介類と鶏肉からだしがでていてお米にしっかり風味がつき、サフランのオレンジ色も色とりどりの魚介類たちも見た目も楽しく賑やかで、視覚・嗅覚からして食欲をそそる…。が、これを作るためにパエリア用の平たい鍋を買うのもばかばかしく、インターネットで炊飯器でもできるレシピを探して試した。これは日本のとあるレストランのシェフのレシピ。だだ、日本の普通のお米を使う場合は書いてある分量の水より若干少なめの水で炊いたほうが良い。案外魚介類やピーマンなどの野菜から水分も出てくるようなので、炊き上がりが「ほっくり」ではなく「べっちゃり」になってしまう。それと、具は基本的には、魚介類と書いてあってもすべて新鮮なものを使わなくても、大半は冷凍ものでも結構いい味が出る。もちろん新鮮なものには勝てないが。例えば、イカや海老が冷凍ものでも、ムール貝はちゃんと貝のから付きを買えば、これだけで貝から驚くほどちょうど良い塩気とあの魚介類独特の旨味がでる。4人前を作るのに買ったムール貝はCentral Marketで500gでたったの$3.80。もちろん、海老の頭付きもそうだ。そしてやたら高いサフランも、安いサフランのパウダーでも十分Good。食べ盛りがいるので経済的に行かないと…。

ではMKさん、Have a go!! Good luck!


緩和ケア1日研修会(2)

2006-11-12 14:55:17 | 看護に関するあれこれ
ランチタイムは何と各講師の話が長引いたため15分のみ。勝手知ったるホスピスの建物の一角のバルコニーでお弁当のオーストラリア原産ハーブを使ったチキンの香草ローストと完熟トマトを食べた。外は、雲ひとつなく気温32度というまさにAdelaide的天気。疲れ始めた腰を伸ばしながらレクチャールームに戻って午後からの講義を受ける。


〈レクチャールームの様子-昼休み〉

1.Palliative Care Emergency

By Senior Registrar

いかにもバリバリといった感じの中年女性医師の講義。緩和ケアの範疇で起こりうる主な救急ケースをこれらの症状・検査・治療とともにいくつか説明したもの。緩和ケアは疾患の治癒が目的ではなくても、これらの症状をいつもそばにいるナースが早期に拾うことにより、対症療法で患者の自覚症状(苦痛)の軽減につながる。なので、やはりナースが知っておくと大きな違いがあるかもしれない。

Spinal Cord Compression(脊髄圧迫)

Superior Vena Cava Obstruction(上大静脈閉塞)

Sudden Sever Hemorrhage(急性重症出血)

Acute Airway Obstruction(急性気道閉塞)

これらはどれも、特に急性重症出血などは特に、聞いただけでも症状からして患者に恐怖を与えかねないシビアなものばかりだ。事前にこのような状況になりうる、と説明したほうが良い場合があるが、この場合、いたずらに怖がらせるだけにならないような配慮が重要だと強調していた。

2.Palliative Care for Indigenous patients

講師はつい先日までNT州のアボリジニーのコミュニティーで緩和ケア・サービスの普及のためのプロジェクトを担当していたナースだった。NT州のアボリジニーに対しての緩和ケアチームとその活動を紹介したDVDを観、それに対しての質問やコメントが中心となった。

アボリジニーはいくつものコミュニティーに分かれていて、風習や言語もそれぞれ異なるが、生まれた土地との密接的なかかわりを尊ぶという点では基本的に大切にしているものは同じだ。「自分達の土地」との繋がりは、物理的な土地を指すのみではなく、自分達の言語、家族、歌、伝統的な食べ物、あの有名な伝統的な絵画を含む。だから、病院やホスピスにいる必要がある場合など自分の土地=家から離れていると自分のSpiritualityが低下するそうだ。特に、自分の土地で死ぬことはとても大切なことだという。でもこのような場合でも、自分の「土地=家」を「病院へ持ってくる」ことは可能なそうだ。例えば、絵画や音楽、伝統的な食べ物を持ってきてもらう、家族の訪問など…。

それから、緩和ケアにおいて、または医療全般の彼らのコミュニティーの意思決定プロセスがとても興味深い…。患者は自分では医師に「自分はこうしたい」とか南下の処置のサインを求められても自分ではしない。では誰が、ということになるが、大抵は患者がノミネートした家族。例えば、「自分の祖母に聞いてくれ。」みたいな。これは何でか、そして患者は自分が死に逝く事を知らないのか、と講師に質問したが、これもまた複雑な理由というか、複雑なコミュニティーの中での役割と物事を決める手順があるらしく、多くの場合、自分の予後について詳しく知らないらしい。では、患者がノミネートした人と話し合えばよいのかというと、そうでもなく、「これについてはこの人にきいて、この問題に対してはこっちの人に相談してくれ。」ということにあるらしく複雑極まりない。したがって、アボリジニーの言語と習慣を熟知している人がリエゾンとして活躍している。自分の予後がはっきり分かっていないため、病院に入院していても「この人は自分の病状に対する認識がない。」とナースに思われてしまうこともあるそうだ。しかも、死に対して直接的に話すことを避ける習慣があるという。がん告知がすべてのケースで当たり前ではない日本もこういう状況が多くあると思う。

そして、ケア提供する側と患者とその家族の間でとても大切なコミュニケーション。彼らには独特のコミュニケーション・チャンネルがあるという。注意しなくていけない点については、じっと視線を相手に合わせたままも状況を避ける、大きな声でも会話を避ける、相手との物理的距離を開けるようにする、そして会話の間に、静かに会話の内容について振り返るための時間を置くことなどが挙げられた。なんだか、そても日本人にも当てはまっていることが多いような気がする…。それから、例えば女性の患者が生殖に関わる子宮がんや乳がんなどを持っている場合は、患者への説明は女性の医師からする、というのが妥当だという。これらのアボリジニーの文化の特徴は、どもれもナースが理解している必要があることばかりだと思う。

ここら辺で皆かなり疲れてき、アフタヌーンティーのお茶とケーキが出される。とりあえず引っ付きそうなまぶたを開け脳細胞の活動を維持するため、あまり味の分からないままインスタント珈琲と珈琲ケーキをはがしこみながら次の授業へ突入。

3.Humour and its role in Palliative Care

By Nursing Coordinator

この授業も緩和ケアコーディネーターによるものだった。人間にはユーモアが必要で、病気や死に面しているときには特に療法的な意味でもとても重要だということだ。ユーモアに関する定義・歴史なんという面白いものの説明から始まり、14-16世紀からユーモア(そして笑い)が心身の病に効くという、色々な文献からの話が紹介された。Patch Adamsの例とか。そして、何より衝撃的だったのは、実際の彼女が見てきた患者とのしっとりと心にしみる、でも幸せに笑える患者との別れの場面。講義の参加者は皆、すっかり彼女の話に引き込まれていた。私の感想-この人は凄いと思った…。仕事で忙しいのに、このユーモアに関する文献や逸話をこれだけの数を集めてこんなに人をひきつける話ができるなんて…。これは、専門職としての義務より、個人としての緩和ケアに関する信念・情熱・プライドがなせる業だろう。そして、彼女の人間性。笑うことが好きで、明るく、情が深く、強く、情け深い。こんな人をチームの要にできるなんてこの病院の緩和ケアは幸運だと思う…。

‘Time spent laughing is time spent with the Gods.' By Mark Twein


4.CareSearch-managing our needs for credible information

これは、オーストラリア政府の予算によって組まれているプロジェクトで、The Flinders University Department of Palliative and Supportive Services が主体になって、緩和ケアに関する情報資源であるWebサイト「CareSearch」を作成するプロジェクトを立てている。これは長期的なプロジェクトで、主に緩和ケアに関する研究論文・記事のデータベース、オーストラリア全国の緩和ケアに関する色々なプロジェクトに関しての情報・それに関する奨学金や予算についての情報・緩和ケアのカンファレンスや専門資格コースなどをまとめている。まだ発展途上でこれからどんどん内容が充実していくようだ。URLは以下の通り。時間があるときにゆっくり覗いてみよう…。


CareSearch:  www.caresearch.com.au 


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〈病院の裏手のジャコランタンの木-初夏の花〉

朝からずっと机に座って脳細胞を総動員させていたのでとてもとても疲れたが(しかも講師への質問を考えていたり、分からない医学専門用語などを電子辞書でチェックしたりと忙しかった。)、いくつかの質問もして講義で分からないことや今まで臨床で疑問に思っていたことはかなり解消できたし、充実した研修が受けれて予想より遥かに自分の看護実践に役立つ知識を得られた。気分は最高だった…。

次の研修は、競争率の高い「DM(糖尿病)ケアの最近の動向について」を是非狙いたい。

緩和ケア1日研修会(1)

2006-11-11 03:45:06 | 看護に関するあれこれ
今日、勤務する病院のナース(RN&EN)対象の1日の緩和ケア研修会に参加してきた。これは、定期的に行われる院内研修で、自由参加で無料。参加したいトピックがあれば、数週間前までに参加したい理由などを書いた申込書を出しておき、審査に通ったら受けることが出来る。人気の高いものはすぐに満員になって、審査に受からず研修会から外れるナースもいる。Wound care management、DM、Cardiology、Chemotherapyなどが他にあり、最初の2つは中でも人気が高い。私は去年、Wound care managementのコースに参加したが、とてもとても今でも役に立っている。今回の参加理由は、「Casual Pool Nurseとしてホスピスで勤務することがよくあるから、緩和ケアの知識をUpdateしたい」と書いたら、難なくパスし、おまけに研修会に参加している時間分、給料を出してもらえるとのこと。文句なしだ。

参加者をさらっと見ると、内科病棟やリハビリ病棟で勤務しているナースがほとんど。まれに外科病棟のナースもいた。私も顔見知りのナースを数人見かけた。年齢は20代前半のENから定年前のベテランのナースまで、おまけに講師として招かれていた言語療法士の人も他の講師(医師や薬剤師、緩和ケアコーディネーターなど)の話を熱心に聴いて勉強していた。ともかく、Daw Houseという病院内の離れて建っているホスピス内の研究・研修施設で、8:30~16:00の間みっちり、内容のぎっちり詰まっている講習を受けてきた。

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〈ホスピスの古い建物-Daw House〉

Palliative Care for Everyday Clinical Practice in the Acute Setting

この研修会は見ての通りにホスピスの中での緩和ケアに限ったものではなく、もっと一般の急性期病棟で働いているナースを対象にした、日常に見る患者に対してできる緩和ケアに焦点を絞っている。

1.Overview of Palliative Care and Current Direction

By Nursing Coordinator

なーんと、この講義は私がレクチャールームに到着した瞬間に終わってしまった…。病院から送られてきた予定表にはしっかりと9:00開始と書いてあるのに!何故、皆本当の開始時間を知っているのか??なので私が説明できることはなし。他の人に聞いたら「ぜんぜん聞かなくても支障ないわよ。」とか言っていた。その人はナースだと思っていたらなんと後で出てくる講師の言語療法士だった。

2.Management of Endstage COPD

By Palliative Care Physician

呼吸器専門の緩和ケア医師による講義。この人は講師として非常に優秀だと思う。何より話が筋道だっており、ナースに必要なポイントをしっかり抑えている。さて、COPDに関しては、50歳以上の6人に一人が患っているらしい。主に喫煙が原因だ。でも、COPDと認識されている人だけのデータだから、実際はこれ以上の数だろう。オーストラリアでこれは患者にもヘルスケアにも最も負担の多い病気の一つだだ。入退院を繰り返し、GPへも頻繁に通い、自宅でのO2療法、在宅看護などケアのの必要度が高い。MNDと並んで緩和ケアチームへの依頼に来る悪性疾患以外では年々件数が増えているという。末期にならないうちから終末期に至った段階での治療や生命維持に関してのオプションについて詳細に良く話し合うことが重要だと繰り返し語っていた。この医師が実際に行っているリサーチのデーターも興味深かった。

呼吸器内科病棟で働くことが多いので、COPDの患者を見ることが多い。が、これに関しての病態整理や予後、看護ケアについて知識不足だったと痛感した。COPDについてもっとしっかり自分で勉強する必要がある。

3.Role of Spirituality in Palliative Care

By Nursing Coordinator

このコーディネーターのバックグラウンドはイマイチ不明。でも、きっと緩和ケアナースだったのだろう。SpiritualityはSpychologyや宗教的なものと混乱されることがあるだろうが違う。講義から言うと、色々な説明がされていたが、これがSpiritualityだ!となかなか定義されにくいものだと思った。私が理解したものは、皆生きていく上で、愛・希望・繋がり・価値観・尊厳など人生に意味を与えているもの。これが、家族や友人だったり、キャリア、芸術、自然、音楽、より高い力だったりする。人生の終わりを迎えるとなると、自分の役割や立場が変わり、精神的にも肉体的にもこれらの必要なものとのつながりが難しくなることも多々ある。死への恐怖はたいていの人は持つだろうし、自分の人生という長い旅の意味も考えるだろうし、今までそのままにしていた問題が気がかりで心を悩まし安らかに死を迎えられないこともあるだろう。こういったものに耳を傾け、ニーズを理解していくことがSpiritualityへのケアだと理解した。ケアする側の知識というよりは人間性に大きく拠るものなので、誰でもができる(しようと思う)ケアでは無いだろう。こういう点でもうるさいことをいえば、緩和ケアのナースは適正が重要になると思う。

感想は、Spiritualityに関しての概念はとても良く説明されて理解できたが、教科書的な知識に始終したきらいがある。これをどう実際の現場で患者のSpiritualityへのケアをしているかの具体例をいくつか提示すれば、かなりもっと有益な講義になっていただろう。



〈ホスピスの一角にある研修所のIntrenational institute Palliative & Supports Study〉

4.MND(Motor Nueron Disease)-Role of Speech Pathology, including communication, swallowing

By Speech Pathologists

MNDの患者をケアする際に必要な年配の2人組の女性言語療法士による講義。この講義はあんまりにも今までMNDの患者に接して疑問に思っていたことがしっかり理論といい実践的ケアといいカバーされていたので感動したくらいだ。内容は、MNDの概要・嚥下困難の段階と症状と食事に関しての留意点・PEG Tubeの適用・唾液過多の対処など。

中でもとても印象に残ったのがコミュニケーションの問題だ。MNDの人は四肢から始まって、体のあらゆる筋肉が機能しなくなってゆく。話していたのが、筆談へ、それから、指でサインをする、そしてそれがだめなら目を動かして文字盤を追う、と手段も変化していく。その際の、ナースが簡単にできる注意点などをいくつか説明された。例えば、会話をするときは必ず患者の真正面に位置すること(患者の首の筋肉に負担をかけたら話しにくいし疲れやすい)。入れ歯をしている人は、歯茎にぴったりとフィットしているかまず確認する(でないと、入れ歯がカクカク浮いて話しにくい。当然ながら。)。これは結構盲点らしい。あとは、長時間はなさせないようにする(筋肉が疲れると余計話しにくくなる。)。言われてみれば簡単でも、MNDの病態をしっかり知っていないとなかなか思いつかないポイントだ。も急にケーションをさらに有効にするためにPCのソフトの発展も大きく役立っているようだ。

内容的にかなり濃かったため消化しきれず、個人的に彼らが講義で使ったPower Pointのコピーをもらえないかリクエストしたら「もちろん!喜んで。」と快く了承してくれた。


5.Management of nausea/vomiting/constipation

By Clinical Pharmacist

この講師はいかにもバリバリな眼鏡をかけた知的な雰囲気を纏った若い女性の臨床薬剤師。「お昼ご飯の直前にする話としては最高に適さないけど、まあしょうがないから聞いてくださいね。」なんていう軽口を聞きながら始めた。この人は凄かった。あらゆる意味で…。終末期ケアに重要な吐気・嘔吐・下痢・便秘の管理についてだ。良くまとめてある資料・無駄の無い話し方・どこに焦点を置いてどこをはしょったらよいのかナースを対称にしているということでしっかり把握している・さり気ないユーモアのセンスがある・薬学の知識をナースの臨床に直結して説明しているなど、講師としては100点満点だ。心から尊敬する…。だたし、私の隣に座っていた子はENの資格を取ったばかりで、当然薬理的なことはほとんど理解できないためちょっと辛い講義だったようだ。細かい講義の内容はかなり量があるためここでは割愛。

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午後からの講義は次回のBlogにて。



失えないもの

2006-11-10 20:09:19 | 家族について
4:30に終わる長男のスポーツクラブに合わせて、小学校に迎えに行った。学校に着いたのは4:31。スポーツクラブや他の部活をしている子供達以外はほとんどもう下校しているので、学校の前に車が停め放題。早速学校の目の前に駐車して、いつもと違う門から最短距離で、彼の待っているはずのグラウンドに急ぐ。が、2-3人の子供とスポーツクラブの先生がいても長男が見当たらない。彼女に聞くと、「あら、さっきまでここで遊んでいたのに。」と言う。やたらに広いグラウンドと校内に数箇所もある公園を見てみるがいない…。さすがに不振に思い、いつも車を停めてある方向を探してみたらビンゴ!2ブロック先に大きなバックパックで身体のほとんどが隠れている小さい姿が見えた。どうやら、数秒の差で、私とすれ違ったらしい。名前を大きな声で呼んでも本人は気がつかない…。ダッシュして追いつこうとしていると、どこかのおねーさんに彼は呼び止められて何か聞かれている。追いつくと、「あそこのユニフォームを着ている子だけど、なんでここできょろきょろしていたのかと思って。」と気にかけてくれたそうだ。彼女に丁寧にお礼を言う。

ここまではあまり焦ったり余計な不安とかは持たないように冷静に考えて行動したが、こうしていざ逢えると、すごーく安心した…。彼の小さな身体をしっかり抱きしめた。

「大丈夫?学校にいないから心配したよ?どこに向かって歩いていたの?」

「マミーの車のところ。」

「学校の外は車がいたりして危ないからあなたが小さいうちはマミーが迎えに来るまで学校から絶対に出ないようにね。」

「マミーがいないから寂しかった…。」と、少し恥ずかしそうに言う彼。でもしっかりと、「今度から遅くならないでね。」と要求してくる。不安だったのだろう。

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失えないもの、失いたくないかけがえのないものが、今、自分あることを誰かに感謝した…。

Let's work out!~経過報告

2006-11-07 06:22:44 | 日常あれこれ
週3回のジョギングを始めて、2週間が経った。その経過報告をする。

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S:身体が軽くなった気がする。多少動いても疲れにくくなった。しゃがんだり階段を上るときに身体に負担を感じない。夜ぐっすり眠れ、朝気分良く目覚める。

O:体重2.5Kg減。ジーンズにゆとりが出てきた。知人に「痩せた?」と良くきかれる。

A:S(主観的データ)、O(客観的データ)共に体調の改善、体力の向上、体重の軽減が認めれらる。

P:30分単位のジョギングを週3回続行。これから暑い季節になるが、外でのジョギングが不可能なくらい気温が高い場合、室内での筋トレまたは屋内プールでの運動をすること。この運動メニューについては、改めて詳細に計画する必要がある。

以上。

Christmas Pageant in Adelaide~クリスマス・パレード

2006-11-05 15:25:33 | 日常あれこれ
土曜日にChristmas Pageantに家族ぐるみの友達と子供達を連れて行ってきた。これは、毎年この時期に催されるパレードで、かなりの人数の人が見に行く。子供達と一緒の家族連れがほとんどだろう。私は今年で2回目。前回は2年前で次男がまだ生まれて間もない頃。今回は2人とも楽しめるだろう。珍しく人混みの好きでない夫も一緒についてきてくれた。これは、Credit UnionとBank Of SAがスポンサーになっている。でも、何故こんなに早い時期にするんだろう??クリスマスの時期は暑すぎて、観客もパレードする方もばててしまうと懸念しての事か?

ともかく朝の9時半から開始なので、早めに8時半頃に着くように家を出発。…が甘かった。朝の6時とかから場所取りをしている人も多いらしく、ほとんど前の場所は隙間も無いくらいにすでに陣取られていた。何と、大きな梯子を持ってくる人も多い。あの梯子、家にもあるけどかなりの重さだ。皆、すごい気合の入り様だ。観客の反応も結構面白く、そっちを見ていても十分楽しめる。こういう季節ものをわざわざ出かけて言って堪能するのもたまにはいいものだ。子供達もとても楽しんでいた。とりあえず今回は日記というより、ビジュアルで説明するほうが雰囲気が分かりやすいと思うので、写真集にすることにする。



これは「不思議の国のアリス」のキャラクター。座った芋虫が可愛い…。



なぜかバレーの踊り子と兵隊さん。何がテーマなのだろう。誰か知らないかい?



これはこの熊(Humphrey Bear)が主人公の子供向けのお話らしい。子供達の反響が大きかった。



見たとおりの二階建てバス。よく、実際に観光用に走っているもの。



キャンディー・ハウス。何かの御伽噺であったなぁ。思わず夫に確認したところ、「ヘンゼルとグレーテル」。



こ、これは何だろう。おねーさん達が腰を強烈に振って踊っている。テーマは「リオのカーニバル」か?



ピエロ?



巨大カタツムリ。



古き良き時代のオーストラリアの、ダンスパーティー?



20世紀初頭のファッションかな。



ポリスは仕事がてら子供達へのサービスも忘れない。気前良く握手をしている。男の子達のヒーローだ。



タイの民族衣装を着飾ったグループ。なぜか、オージー達も混ざっている。結構大きなグループだった。



どこの国か分からなかったから、いちいち国旗から調べてしまった…。オランダのグループらしい。



インドの民族衣装を着飾ったグループ。日常でも、サリーやパンジャービを着ている人も多いので珍しくは無いかも…。



日本人のグループ。振袖・浴衣・羽織・紅型と着物もバラエティーに富んでいる。オージー達にはとっても受けていた。



Hahrndolfのマグパイプつきのバンド。ああいう音楽って結構好き。こういうときに、オーストラリアってイギリスの植民地だったんだ、と改めて思う。この人たち、今年見に行ったPolice Tattooのコンサートにも出演していた。



地元のブラスバンド。ちょっとアメリカンな雰囲気?



これはパレードの最後のおおとり、サンタクロースのおじさんとトナカイ。子供達はずっとこれを待っていたらしい。皆手を振ったり奇声を上げたりひとしきり盛り上がって1時間ほどのパレードは終わった。子供達の脚立代わりになるのは大変だけど、なかなか楽しかった。ちょっと、「これは何をテーマにした山車かな」クイズみたいな。来年も皆で見に来よう…。