My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

久々の近況報告

2009-05-24 16:15:24 | 日常あれこれ

〈家の近所…もうすっかり秋景色〉

今月の忙しさの山は一昨日の原稿入稿で無事越した。いつもやっている子育て、空手の練習、絵を描くこと、週末の病院勤務以外に、今月は日本の友人から依頼を受けた某月刊の健康雑誌のコラム欄の執筆、引越し、空手の審判セミナー、Art Gallery Of SAでの日本文化紹介の講演のお手伝いの演奏予定ETC結構楽しく忙しい月となった。でも、審判セミナーは今日あったのだけど、夫が勤務なので子供達を家で面倒見るために欠席をした。そして、来週の引越しの次の日に予定されていた、Art Galleryの講演は、諸所の事情でキャンセルに…。それでもなんだかんだ忙しいので、記事の入稿が終わってほっとしている。昨日も、いきなり(On-callだから本当にいきなりというわけではない)病院から朝の6時に電話がかかってきて朝の4時間だけ働くことに。このようにいきなり連絡が入ったときはかならず、前もってシフトについているときよりも遥かに忙しくなる。そして、このシフトはほんとーにめちゃくちゃな忙しさだった…。でも、なんか忙しいシフトの後とか、原稿入稿の後のこの充実感はとても好き。

このコラム欄は、オーストラリアで知り合いになった日本の友人から受けたもので3ヶ月間3回に渡って、オーストラリアの高齢者の生活について書く事に決めた。こういう風にスペースと読者層(退職年齢前後以上)とコラム欄の趣旨が分っていて、あとは自分の好きにテーマを決めて記事を書くのってとても自分にあっている。とても楽しいし私自身が学ぶことも多い。写真もつけたほうが読者にとってイメージもわきやすいと思って、先日通りがかったときに見つけた4輪スクーターに乗った80歳くらいの男性に許可をもらって写真をとらせてもらって記事に使うことにした。でもこの編集の彼女は現在上海に長期の予定で滞在しているため、原稿のやり取りはオーストラリアと上海の間でメールOr電話ですることになる。インターネットはこのように距離が離れていても、こういう仕事にはまったく関係なくいろんなことが可能になった。以前、オーストラリアでしていた看護関連の教材の編集の仕事をアメリカにいたときにしていた時期があった。そのときには毎日オーストラリア・日本・アメリカ間でそれはもうメールの嵐だった。それもこれもPCとインターネットのおかげ…。それはともかく、今回の入稿締め切りは今月末だったのだけど、今月末は引越しなのでまったく私には無いことだが早めにしておいた。が、金曜日に写真と原稿をメールで送ったのに編集の彼女から連絡が無い!彼女はとても几帳面(まあ、日本人が相手の仕事上のやり取りだったら大抵はそうだが)で、すぐに確認のメールを送ってくれる。「原稿がコラムの趣旨に合わなかったか!?初の原稿ボツか!」と心配になって、上海まで電話をかけると、「え?すぐに原稿を頂いてからメールをしましたよ?」と言われた。原稿自体はまったく問題無いと言われ、まず一安心…。私の使っているメール時々数日遅れてからメールが配信されたりするとんでもない代物。引越しからメールアドレス変えなきゃ。

さーて、後数日でこの家ともお別れ。新しい家への引越し楽しみ!!さて、今日から肖像画に初チャレンジすることにする。モデルはなんと同僚のピチピチの若いやり手の準看さん。いきなりパステルで描くよりも、Charcoalと白パステルでスケッチをしてみようかな。

Blue water lily~睡蓮

2009-05-22 16:10:53 | Gallery


Gouache & Pastel on Black Colorfix paper, 70×50cm
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今日のBlogのタイトルを書いていてはたっ、と指が止まった。この絵は蓮だっけ?睡蓮だっけ?あれ、蓮と睡蓮はどう違うんだっけ?ETC…。

で、辞書を引いてみると、両方ともスイレン科。で、蓮と睡蓮に分けられている。日本で食べるあのレンコンは蓮の根っこらしい。英訳は、LotusとWater Lily。で、この絵は一応睡蓮。去年描いた蓮が頭に残っているのか、微妙に形が蓮に見えなくも無い…。まあ、絵の良いところの一つは自分の好きに描けるというところ。

今回は、パステルで描く前に、Gouache(ガッシュ)という不透明水彩絵具で下塗りをしてみた。結果は、かなり面白い仕上がりに…。水彩の滑らかさとパステルの質感と色の鮮やかさという両者の長所をめい一杯活かすことができる。で、このガッシュ、何回か使ったことのある顔彩にとても似ている。ガッシュは初めて使ったので、乾くと色が沈むところとか、再度水で濡らすとまたのせた絵具の部分が簡単に動いてしまうところなんかが扱いにくく感じたが、ちょっと慣れれば気にならなくなった。ガッシュの色も色々ある。師匠のススメでAlizarin Crimson/Yellow Light/Ultramarine Blue/Wihite/Black/Burnt Siennaを買ったが、この絵に使ったのは最初の4色のみ。

新しいことを試すのはとても楽しい…。

Watercolor study

2009-05-21 23:32:30 | Gallery


Watercolor, Oil pastel & Charcoal pencil on Arches, 300gsm, rough, 1/4 sheet
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昨日も水彩クラス。いつものように次男を幼稚園に送り届けてから遅れていくと、どうやらMixed Mediumという、水彩とインクやパステル、クレヨン、木炭などを使って絵を描くということを説明しているらしかった。が…妙に騒がしい。どかっと椅子に座って説明を聞くと、説明の合間合間にいろんなおかしな話が飛び交っている。例えば…

師匠:「家の庭なんか、よじ登ったり渡ったりできるいろんなものがあるから近所の猫がしょっちゅうやって来るんだよ。」
生徒:「あらそんな素敵な庭だったら、この猫達から入園料とれるんじゃない?」

師匠:「僕はたとえ虫でも、生き物を殺すのが大嫌いでね。ある日、庭のカタツムリたちを親が処理しようとしたんだよ。そして僕はバケツに全部カタツムリを集めて-隣の家の庭に塀越しに入れたんだ。そしたら1時間後に面白いことに、バケツ一杯分のカタツムリが塀を越えてきて家の庭側の塀にへばりついていたんだよ。はっはっはっ!」
生徒一同:「…!!」(←爆笑で口が利けない)

とても全部書ききれないが、3時間のうち1時間以上がこんな感じで過ぎていった。まあ、ともかく今回は息子達といったSt Kildaという海沿いの郊外にある公園に行ったときの写真を使って描いた。写真からスケッチを起こして、その後は写真をひっくり返して見ないようにして、実物の色とはまったく違う色を使って水彩のウォッシュとチャコール鉛筆であらかた描き、クレヨンで最後の仕上げをした。このようにして水彩といろんなMediumを使って描くのは3回目。だいぶ抵抗がなくなってきた。要は、それぞれの持ち味を活かしてあげるということだと思う。今度なれるためにSkyプロジェクトにも色々入れてみよう。

Sky 300 (45)

2009-05-17 13:37:34 | Gallery


Watercolor on Arches, 300gsm, Rough, 1/4 sheet
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去年の末にこちらで知り合った空手ファミリー達といった、江ノ島水族館の外での夕焼け。日本の夕焼けは空気のちがいか、オーストラリアのくっきりはっきりした鮮やかな空に比べまったり系で違うムードがある。

というわけで、鮮やかな夕焼けでもまったり系を微妙に目指して、いつも使っている3原色のQuinacridone Gold, Qunacrione Rose, Cobalt Blueとは違うカラーコンビネーションを試してみた。

Yellow light, Pyrol Scarlet, Alizarin Crimson Permanent, Cerlean Blue

このCerlean Blueというきれいな、しかも値段もお高めなブルー、普段ほとんど使うことは無いがかなりリッチで質感もあり良いかもしれない。

夕焼けばかり続いているので、次回は真昼間のあまり面白くない白い雲が真っ青な空に浮かんでいる写真から思いっきりカラフルなSkyscapeを描いてみよう。

Sky 300 (44)

2009-05-16 15:03:14 | Gallery


Watercolor on Arches, 300gsm, rough, 1/4 sheet
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コバルトブルー、イエローライト、ローズの3色だけで描こうと思った海辺の風景。浜辺だけはEarthカラーを使おうとしたのが間違いか、全然バランスがとれず洗い出しをしたらぼんやりしたインパクトのまったく無い絵になった。風景画は色々なものがある風景全体のバランス・遠近を上手く調整しなくてはならなく考えることが多いので難しいと思う…。似たような色のコンビネーションを使う傾向があるので、今度まったく違う3原色で試してみよう。

Sky 300 (43)

2009-05-14 21:50:45 | Gallery


Watercolor on Arches, Rough, 300gsm, 1/4 sheet
6レイヤー
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昨日も、AP師匠の水彩クラスだった。先週描いたKapundaの夕暮れの絵を、彼のアドバイスに従って始めてガッシュ(Gouache)の白を使って、車が立ち去ったとの砂埃を描いてみた。ガッシュは不透明なので、いつも使っている透明水彩とは勝手がかなり違うのですごく戸惑う。透明・不透明以外の大きな違いは、なんと言って、水彩は乾くと色が薄くなって、ガッシュは乾くと色が暗くなるっていうか沈む。でも新しいことを学ぶのはとても楽しい。

そして、中途半端な時間を使って、最近空の絵ばかり描いて練習している私のために彼が引っ張り出してくれた夕焼けの写真を使ってSkyプロジェクトをした。師匠が見ている目の前でSkyプロジェクトができるなんてラッキーだ。自分がいつもしているアプローチとは違うものを使ってStep-By-Stepで細かいこともチェックしてもらえる。一発目のウォッシュと雲の暗い影をつけただけでクラスが終わってしまったので、後は家で今日仕上げた。色は水彩らしいクリアな色が出て結構気に入ったものになったけど、この雲に出ているどうしようもないぎこちない筆使いを何とかしないと…。

Shepherd Pie

2009-05-12 21:11:31 | Myレシピ!


これは夫が高校のときの親友から習ったというもの。この人は両親も本人もユダヤ教。彼の両親はかなり料理にこる。確か両親ともども彼らの高校の先生だった。一度、ボストンでご馳走になったことがあるが、すごい量の肉と野菜とご飯ものが広いテーブルぎっしりに並べられた。それぞれの料理をちょっとずつとっても、すべての料理をぐるっと一回りできない。で、彼らから見るとあまり食べていないように見えた私を心配して、「あら、口に合わなかったかな?」とマジで心配された。だからこんなに食べれないんだってば。

この料理は、すごく簡単でボリュームがある。子供達なんかは大好きだ。私は手抜きをしたいときにこれを作る…。裁量的にはマッシュドポテトとサラダがついたハンバーグステーキとほぼ一緒。

1.ジャガイモを好きな量だけゆでて、お湯から上げたらつぶしながら塩・バター・胡椒・牛乳・冷凍のコーン+グリーンピースとを入れて滑らかになるまで混ぜる。

2.たまねぎ一個(中)をみじん切りにしてバターで炒め、牛のひき肉(0.5~1キロ)を入れてさらに炒め、胡椒・塩・オニオンストック(日本で言えばコンソメスープのもと)を入れて混ぜる。

3.炒めたお肉をオーブン皿に広げ、その上にマッシュドポテトを広げ、ピザ用のチーズをばらまいて、180度に熱したオーブンでチーズにうっすらと焼色が着くまで熱する。

ハンバーグステーキより手間がかからない。後は好きな湯で野菜やサラダを沿えて食べるのみ!でも、これって、ポテトとお肉を混ぜて次男に食べさせて気が付いたのだが、なんかアルバイトで働いた老人ホームでよく出ていた食事にとても似ている-。

Sky 300 (41)

2009-05-11 21:36:47 | Gallery


Watercolor on Arches, 300gsm, Rough, 1/2 sheet
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今日は、次男を連れて空手へ行った。基本の集中特訓だった。目の手術やらなんやらでしばらく練習は休んでいたので、体が鈍りきっている。明日筋肉痛になること間違いなし…。そして、めったにお目にかからない明鏡という形を習う。

さてさて、懲りずにめげずにSkyプロジェクト。忍耐力(しつこさ?)は私の専売特許。なんだかんだいって、Mission-14% Completed。そろそろ、1/4シートサイズを卒業して、1/2シートへ。半シートは5回目のチャレンジ。前回の経験を生かして、ちょっと工夫してみる。これは、チビ達を連れて近所の公園兼運動場を夕方散歩した帰りの夕焼け。

1.1/4シートと違って、大きなウォッシュを使って描いているときに、紙のたゆみが、かなり邪魔になったりする。だから今回は、MBFのボードを買ってきて、それをお店で半シート分に切ってもらい、アクリルのペンキ(家の外の壁を塗ったのが余っていた)でコーティングして紙を保護するように仕上げた。そして、水張りを初めてしてみる。水張りには大きなホチキスを使う。

2.このサイズでの水彩はかなりの量の絵具を使う。だからチューブから新鮮な絵具をたっぷりひねりだして準備しておく。

3.紙面が大きいから、描くものは小分けしてウォッシュの回数を増やす。

で結果はまあまあ。でも、まだ紙が少したゆんでいる。水張りするときの紙をぬらしている時間が少なかったらしい。でも、だいぶ描きやすい。それから、ウォッシュの回数を分けるのは良かったけど、絵具の重ね方にもっと注意すべきだった。空のしたから半分がいろんな絵具を重ねすぎて色が濁ってきている。

そして、あることを実感-「水彩は強引に自分の意図を押し付けてはいけない。水彩のよさを生かしてあげるようにするには、ある程度自分が導いて、後は絵具自身に委ねること。」。

子育てにも、同じことが言えるのではないだろうか-。

長男の好きなこと

2009-05-11 19:57:06 | 日常あれこれ


長男は、何かを作ることがとても好き。レゴで宇宙基地やらお城やら町を作ってみては写真にとって自分でチェックしてみたりしている。そして、本を読んだりするのも(科学関係の分野に限って)好き。そして、絵を描くのも…。運動や文系の勉強は嫌いらしい。気がかなり強くて頑固なくせに、とてもシャイで人見知りがひどい。嫌になるくらい身に覚えがある…。この間の3者面談でも、枯れの頑張っている様子を先生が聞かせてくれた。が、注意力散漫で、人の話もきょろきょろして聞かない、とかなり注意された。これも非常に身に覚えがある…。でも、彼なりのペースで人前で少しずつ話せるようになったし、嫌いな作文もちょっとずつ毎日日記をつけさせているせいか抵抗が無くなってきたらしい。そして、大切な友達も何人かいるし、いろんなことを学校で学んで楽しんでいる。つい先日も、王立植物園とMuseumに一日がかりで遠足に行って、アボリジニーの生活について色々学んできたらしく、詳しく話してくれた。アボリジニーは木の中に住んでいる大きな虫の幼虫やムカデを食べるとか、木の中の大きな穴(たしか洞窟だったような気もするが)に住むとか…。

この絵は3月に行ったゴールドコーストのシーワールドの中にある船。よく描けている。水の色なんか、青と緑を混ぜてターコイズブルーに見えるようにしてある。夫がこの絵を見て、「へー、上手いじゃん。僕よりずっとよくかけるんだね。」とボソッとコメントをしていた。これはお世辞じゃない。夫は全く絵のセンスが無い。でも、他はなんでもそれなりに器用にこなす。



そして、これは突然だけど、この間美術学校帰りによってくれたYOKOさんのお手製のべジマイト・パンとフルーツブレッド。もうこの人のお菓子つくりは、素人ばなれしている。この意気で、絵の勉強も頑張れー!!Cheers!

Sky 300 (39-40)

2009-05-10 14:59:20 | Gallery
Sky 39:Glenelg Jetty


Watercolor on Arches, 300gsm, rough, 1/4 sheet

Sky40:Farm@Mannum


Watercolor on Arches, 300gsm, NOT, 1/4 sheet
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最近またまた相変わらず忙しい。金曜日は、美術学校に通い始めたYOKOさんがお手製のパンを持って学校帰りによってくれたので一緒に家の夕飯の残りのインドカレーをご飯とナンと一緒に食べる。夜は見学したいという次男を連れて空手の練習。まだ筋肉痛が残っている。

そして昨日は、午前中病院でナースの仕事。管理部との連絡の間違いで、なんといきなり勤務になり朝病院から電話で呼び出されて4時間勤務となる。久しぶりの勤務なので、DDA(麻薬系の薬の予薬)の確認や注射になんと戸惑ったりする。そしてとても忙しい中、高齢の患者がいきなり混乱状態になり、危うくパンチを食らう寸前の状態になる。腕を強烈な力で掴まれただけなので、大したことにはならなかった。すぐに他のナースを呼んで、男性ナースにその患者さんを取り押さえてもらい、都合よく週末だというのにドクターがいたので、鎮静剤を処方してもらいその場が収まる。本人もとてもつらいだろう…。老人ホームでアルバイトしていたときは、よくこう言う場面に出くわした。夜は夫にビール・ダックを夕食に作ってもらい癒される。

今日は、気分をガラッと変えて朝から水彩の練習。息子達と一緒に仲良く絵を描く。Sky39は、クリアなウォッシュがテーマ。今までの失敗を思い出して、重ねてレイヤーをかけるときに、できるだけ混色を避けて、色が濁るのを防ごうと企んだ。そしてSky40は、Wet-in-wetとWet-on-dryを併用して、NOTの紙で空を描く、ということがテーマ。この紙は相変わらず、慣れない。早く乾きすぎる。いっそのこと師匠のようにRough一辺倒にしようか。